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最後まで勝敗の行方がわからないのが、バスケットボールというスポーツの醍醐味(だいごみ)。そのために、プレーヤーに求められるものとは? 最終回となる波多野さんの「トレログ」では、スポーツにおける精神力の大切さがわかります。
走り込むことは、多くの人が苦手としていることではないでしょうか。僕自身もどちらかというと苦手です。そこで、試合最後の残り3分などといった場面でも走れるようにするためには、どうすればいいのでしょう。 練習中、常に全力で取り組む、というのはよく言われることです。しかし、時には「手を抜こうかな」と考えてしまうこともあるでしょう。そういうときこそ、「自分に勝つ」ことがとても大切だと思います。 試合の残り3分というのは、体力的なこともさることながら、精神的に「どれだけ勝ちたいか」ということも大きく関わってくる時間帯です。いくら疲れていても、精神的に「勝ちたい」と思っていれば、身体は自然に動くものなのです。逆に、いくら体力が残っていても、「勝てないや」と思ってしまうと身体は動きません。 練習中、先ほど言ったように「手を抜こうか」などと考えてしまう場面だからこそ、自分に勝ってほしい。そうすれば、試合になっても絶対にあきらめない姿勢でプレーできます。 走り込みは、走り込んだ量だけで左右されるものではありません。どれだけ勝ちたいかという意識、負けたくないという思いが大切だと思います。 大阪エヴェッサでも、2006−2007シーズンのプレーオフ、準決勝の大分ヒートデビルズ戦で、試合残り時間1分を切ってから相手に追い上げられた場面がありました。そういう場面でこそ、練習で培った精神力の強さが発揮されるのです。精神的に強いチームが、試合でも強いのです。
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