スポーツ応援プロジェクト トレログ

毎週火曜日更新! アスリート6人が教えるスポーツ・トレーニング方法
全5回にわたり、バドミントンのテクニックをわかりやすく教えてくれた芝さんの「トレログ」。最終回では、ショットの打ち方を解説します。マスターすれば、バドミントンのプレーがもっと楽しくなるはず!

 基本の姿勢からいち早く落下点に入り、そこから多様なショットを打ち分けられるのがうまい選手です。スマッシュか、ハイクリアーか、カット、ドロップかの打ち分け方は、落下点に入り、構えたところからの打ち方で変化をつけることができます。

 まず、いち早く球の下に入ること。そこから相手の位置を見極め、そしてシャトルを打つ瞬間にいかに打ち分けられるかが重要です。
当たった時、ラケットの面が上を向く形がハイクリア−、垂直になっていればドロップ、下に向く形がスマッシュです。その後のフォロ−スル−に違いはありません。

【写真1】
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まず、いち早くシャトルの落下点に入ること。そこから相手の位置を見て、多彩なショットを打ち分けられるよう練習しましょう

バドミントンの基本は、まずハイクリア−が打てることです。ハイクリア−が奥まで飛ぶようになると、手首を入れてスマッシュも力強く打てるのです。身体がしっかり入らなければ、ハイクリア−を奥まで飛ばすことはできません。まず、ハイクリア−をコ−トの奥まで飛ばせるように練習してみてください。

ドロップは、ネットの白線を狙って、打つ瞬間に力を抜きます。フォロ−スル−は他のショットと変わりありません。違うのは打つ瞬間の力の入れ具合です。初心者は、ドロップでの力の抜きどころで苦労することが多いように思います。感覚としては、当った瞬間にラケットを止めるようなイメ−ジで打ってみましょう。

 子供たちに練習をさせるときは、5人対5人くらいでコートの後ろに立たせ、1球ずつ打ったら次の人が打っていくというように回りながら、ひたすらハイクリアーを打たせます。ハイクリアーを打てるようになれば、それを前で振り切ればスマッシュになります。あとは、ドロップを打つ瞬間の感覚を覚えればいいのです。ですから、初心者はまずコートの後ろで打ち合う練習をするのが良いと思います。

 いかがでしたか。バドミントンは、まずラケットにシャトルを当てる事から始まり、当ったら今度は飛ばす、そして打ち分けると、だんだんと段階が上がるにしたがって難しくなりますが、同時にいろいろなショットが打てて楽しむ事ができるスポ−ツです。
これからも、自分のできる範囲でのバドミントンを楽しんでもらえればと思います。ご愛読、本当にありがとうございました。
最後まで勝敗の行方がわからないのが、バスケットボールというスポーツの醍醐味(だいごみ)。そのために、プレーヤーに求められるものとは? 最終回となる波多野さんの「トレログ」では、スポーツにおける精神力の大切さがわかります。

イメージ 1 バスケットボールは、第3クォーターまでリードしていても、最後の最後で逆転されてしまうという可能性が常にあるスポーツです。試合の最終盤まで走れるかどうかが大変重要になってきます。最後に、バスケットボールで勝利するためにとても大切なこの部分についてお話ししたいと思います。

 走り込むことは、多くの人が苦手としていることではないでしょうか。僕自身もどちらかというと苦手です。そこで、試合最後の残り3分などといった場面でも走れるようにするためには、どうすればいいのでしょう。

 練習中、常に全力で取り組む、というのはよく言われることです。しかし、時には「手を抜こうかな」と考えてしまうこともあるでしょう。そういうときこそ、「自分に勝つ」ことがとても大切だと思います。

 試合の残り3分というのは、体力的なこともさることながら、精神的に「どれだけ勝ちたいか」ということも大きく関わってくる時間帯です。いくら疲れていても、精神的に「勝ちたい」と思っていれば、身体は自然に動くものなのです。逆に、いくら体力が残っていても、「勝てないや」と思ってしまうと身体は動きません。

 練習中、先ほど言ったように「手を抜こうか」などと考えてしまう場面だからこそ、自分に勝ってほしい。そうすれば、試合になっても絶対にあきらめない姿勢でプレーできます。

 走り込みは、走り込んだ量だけで左右されるものではありません。どれだけ勝ちたいかという意識、負けたくないという思いが大切だと思います。

 大阪エヴェッサでも、2006−2007シーズンのプレーオフ、準決勝の大分ヒートデビルズ戦で、試合残り時間1分を切ってから相手に追い上げられた場面がありました。そういう場面でこそ、練習で培った精神力の強さが発揮されるのです。精神的に強いチームが、試合でも強いのです。
スポーツ選手が必ずぶつかる、記録が思うように伸びないという「壁」。最終回となる山本さんの「トレログ」では、そんな壁を乗り越えるための、大切なヒントが詰まっています。

イメージ 1 最後に、スイミングをするお子さんをお持ちのお父さん、お母さんに、メッセージを贈りたいと思います。

 子供に記録が伸びず「辞めたい」と言われ悩んでいる方もいるかもしれません。そんなときに、言い聞かせてほしいのです。「辞めることは簡単。たけど、続けるのはとても大切なこと」。私も実際に、よく言い聞かせられました。そのことを胸に留め、あきらめずに頑張るからこそ、結果を出してこられたのだと思います。

 こうした経験を経て、我慢することを覚え、我慢強くなりました。どんなことがあっても逃げ出さないようになれたと思います。我慢して努力していくことで、「芯のある」人間に成長できる、心が強い人間になれるのではないでしょうか。

 努力を積み重ねて、一つの結果を出す。すると、「これだけ努力しなければ、結果は出ないものなんだ」と自分で理解できるようになると思います。それは、水泳以外のことにも生かすことのできる経験となります。そういう経験を、子供たちにはさせてあげてほしい。自ら理解できるようになるまでは、頑張らせてほしいと思います。

 「もうひと伸びが足りない」そう思うような、壁を感じるときもあるでしょう。そういうときこそ、チャンスと考えてください。私にもそういうことは多くあります。その壁を乗り越えたとき、ぐんと記録を伸ばしていくことができるのです。

 それまでは、我慢強く取り組むしかありません。自分のどこがいけなかったのか、どこが足りなかったのか、自分を見つめ直す良い機会だと思います。それを発見し、練習で問題の克服を目指していくのです。コーチの教えてくれることを素直に聞き入れ、粘り強く頑張っていけば、壁は乗り越えられるはずです。私も実際、そうやって乗り越えてきました。乗り越えたときには、苦しさの倍以上の喜びが待っています。その喜びを一度知った人は、次に同じように壁にぶち当たったときも、乗り越えられるだけの力が自然についていることでしょう。壁は乗り越えることで、色々な意味で大きく成長できます。そのチャンスを逃さないでください。

 私の場合は、中学生のときにケガで半年泳げない時期があり、以前なら勝っていた友達にも記録が抜かれ、なかなか自分の泳ぎができなかったときが最初の大きな壁でした。しかし、その半年の間に地道にランニングをしたり、腹筋や背筋、腕立てなど様々なトレーニングを積み重ねたことで、中学3年生のとき、25mで5秒もタイムを縮め、中学校記録を打ち立てることにつながったのです。地道に努力を続ければ結果は出るのだということを実感しました。一度この喜びを知ると、次も何とか頑張っていけるのです。

 こうした経験を経て、我慢することを覚え、我慢強くなりました。どんなことがあっても逃げ出さないようになれたと思います。我慢して努力していくことで、「芯のある」人間に成長できる、心が強い人間になれるのではないでしょうか。

 努力を積み重ねて、一つの結果を出す。すると、「これだけ努力しなければ、結果は出ないものなんだ」と自分で理解できるようになると思います。それは、水泳以外のことにも生かすことのできる経験となります。そういう経験を、子供たちにはさせてあげてほしい。自ら理解できるようになるまでは、頑張らせてほしいと思います。
瀬古さんがおくるマラソン編の「トレログ」。最終回では、日本から世界に通じる長距離選手を輩出するための提言がされています。長い目で選手を育てることの大切さは、一貫して瀬古さんが主張しているテーマです。

イメージ 1 最後に、世界で戦う現在の日本長距離界についてお話ししたいと思います。

今の日本の男子マラソン界では、基本的なスピード不足が目につきます。そのことが、世界で勝てない原因となっていると思います。

 若い世代に、スピードある選手は数多くいます。にもかかわらず、大学に入るとタイムが落ちるというケースが多々あります。13分台で走っていた選手が14分台しか出ず、高校のときに出していたタイムに達しないのです。

 原因としては、幼少期から長距離の練習をある程度積んでしまっているため、高校時代のタイムがその選手のピークになってしまっていると考えられます。走る量には限界があります。その限界を超えてしまっているのです。

 私が大切と考えているのは、走る上で生かすことのできる基礎スピードです。100mが速い人もいれば、400mが速い人もいます。そうしたスピードに加え、マラソン選手にはそうしたスピードをどれだけ長く持続できるか、という力が必要です。持続スピードをできるだけ長くすることがマラソンには重要なのですが、急にマラソンの距離で行うことはできませんから、5000mなど比較的短い距離で培っていくことになります。スピードを持続させるための筋力は、若い時期にトラックで鍛える必要があります。

 今の長距離陸上界では、そうした素材を殺してしまっているのが現状です。ですから、「箱根駅伝が長距離をダメにしている」などという意見も生まれてくるのです。大学生が、年がら年中長い距離を走ってしまっているのです。大学生の時期だけでなく、高校の頃、中学の頃から休みなくそういう練習が行われています。

 野球であれば、オフシーズンがありますから、その時期に基礎体力を養うこともできます。しかし陸上の長距離ではトラックの季節、ロードの季節と、シーズンに切れ目がありません。短距離選手が大会のない季節に行うような、大会直前のメニューとは違った基礎体力の練習は、長距離選手にとっても大切だと思います。走り込み過ぎで見るからに中学生らしくないヒョロッとした体型の中学生選手を見かけることも多くあります。そうした現状を、指導者が変えていく必要があるのではないでしょうか。
最後の更新となる「トレログ」サッカー編は、小島さんの専門である「ゴールキーパー」をテーマにお送りします。サッカーの進歩とともに、昨今はゴールキーパーに求められる役割も変化してきているとか。未来の“名キーパー”を目指すみなさんは、必見です。

イメージ 1 最後に、私がプレーしていたゴールキーパーについて、お話をしたいと思います。

 ゴールキーパーの練習に専門的に取り組む時期は、中学生以降で良いのではないでしょうか。小学生の時点では、どれだけ背が大きくなるかわからないものです。私の知り合いにも、中学入学時には背の順で後ろから2番目か3番目だった人が、卒業時にはクラスでも前の方になってしまった、ということがありました。

 私が本格的にキーパーになったのも高校からでした。それまではディフェンスの真ん中、フォワード、左のサイドバック、中学では中盤もやりました。高校に入って背が高かったためキーパー遊びのようなことをやっていたら、「キーパーできそうだ」と言われキーパーになった、という経緯でした。デビュー戦ではパンチングができず、散々な目にあった思い出があります。

 高校1年でキーパーを始めてそんな状態だった私が、3年生の春にはユースの日本代表に選ばれるまでになったのです。あせる必要はまったくないと思います。

 私が小・中学生の頃は、バックパスを手で捕ることができた時代でもありました。今のルールでは、しっかり止めてしっかり蹴る、というボールに対するスキルと、ある程度の戦術眼が身についていなければキーパーが務まらなくなってきています。今のキーパーは、バックパスに対して単に蹴るのではなく、"つなぎ"のプレーができなければ、高いレベルにまで到達することができないのです。マンチェスター・ユナイテッド所属のファン・デル・サールなどは足元のつなぎがとてもうまい選手です。来たボールに対してワンタッチでバシッとインサイドパスを出す技術には驚かされます。

 クリアすることで精一杯だった私たちの時代のゴールキーパーは、現代では必要とされてないとすら言えます。捕ることができ、かつ足元にも優れ、つなぎに一役買える、さらには戦術的な視野を持ってフィードを出すことができる。フィールド・プレーヤーのスキルも兼ね備えた存在であることが、絶対的に求められる要素なのです。

 ですから、小学生のうちは、どんなプレーでもできるような練習をしてほしいと思います。自分の可能性を信じ、すべてのことができるようになってもらいたい。中学生のレベルでもフォワードとしてバリバリできるくらいのスキルがないと、トップのレベルでのキーパーは務まりません。自分の可能性を広げられるように、日々取り組んでもらいたいと思います。

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