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このお話は山形出身の(仮に)Aさん♀から聞いた体験談です
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Aさんが小学生低学年の頃、夏休みは叔母の家で過ごすことが多かった
叔母の家は広く、錦鯉を何匹も飼ってる大きな池や竹林など
毎日探検しつくせないほど広かった
Aさんがふと顔を上げると、庭の奥の方に蔵があるのが見え
その窓から誰かが見てる気がした
Aさんは叔母が居ると思って蔵の中に入ってみる気になった
堅い戸はガタガタと音をたて中は薄暗く床はホコリが一面にあった
見たことのない古い物や人形があり、色々触っていると上から
パタパタパタパタ・・・と足音が聞こえ
叔母かと思い、名前を呼びながら二階へ上がると
古びた本、掛け軸、蔵の窓が開いており
叔母の庭が一望できとても気に入ってしまった
足音のは気のせいでネズミか何かと
Aさんは軽く考え、その日からそこはかっこうの遊び場になった
古びた本をめくったり、箱に入った掛け軸や骨董品を見たり
窓に座っておやつを食べたりしていた
ふと背後からパタパタパタパタ・・・と足音が聞こえ
「あれ?叔母ちゃんかな?」と思い
名前を呼びながら薄暗い中歩いてると1階へ降りる階段のところに
5〜6才くらいの赤いちゃんちゃんこを着た女の子が立っていた
Aさんがニコッと笑って「あんた誰?」と聞くと
その女の子はニコっと笑い返し
タッタッタッタ、と、階段を下りて行った
下の階でパタパタパタパタ・・・と歩き回ってる足音が聞こえたので
Aさんも下の階に下りた
すると今まで聞こえた足音は止み
外へ出るにはあの堅い戸をガタガタと音を立てながら開けなくてはならないので
外へ出たとは思えない
Aさんは薄暗い中あたりの様子をうかがった
そうしてると突然上から
ガタガタガタガタ!
と、音がしてAさんは怖くなりあわてて叔母が居る母屋へ戻りました
すぐに、大叔母にこの事を話しました
そうすると大叔母は
「それは家の守り神さんだね」
「クラボッコっていうとても良い神さんだよ」
「同じくらいの女の子が居たから見に来たんだね」
「悪さはしない、ちょっとだけ悪戯しただけだよ」
Aさんは初めてその事を訊き、怖くなってそれ以降
その蔵に近づくことは無くなったそうです
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