ビジョン心理学と自己啓発セミナー

今も形を変えて存在する自己啓発セミナーについて考えるブログ

全体表示

[ リスト ]

おわりに

最近、ビジョンダイナミックスで、精神科の医師から「抑うつ性心因反応」と診断された受講生がいた。「抑うつ性心因反応」は、自己啓発セミナーを受けた後に引き起こされる精神障害の一つである。その受講生がどの時点でその障害を発症させたのかは不明であるが、それでもその後、その受講生はビジョンダイナミックスのヒーリングセミナーを受け続けているという。
 
精神科の薬を飲んでいるのなら、そうしたセミナーを受けさせるべきではない。それを判断し、止められる人間が、ビジョンダイナミックスにはいないのである。それはそうであろう。組織のトップがニセの心理学博士号しか持っていないのである。その下の人間が、そんな高度な判断など下せるはずがない。
 
この先、何か事故が起こっても不思議ではない。
 
実際、神戸メンタルサービスでは、ビジョン心理学のヒーリングセミナーを受けている最中に、受講生が死んだという事故が、2009年に起きている。ヒーリング行為の最中に興奮し、過呼吸に陥ったためという報告だが、一体なぜこのようなことが起きてしまうのだろう。
 
自己啓発セミナーには、その昔から死亡事故が多いのである。かつて、社会から批判を浴びた理由の一つである。
 
最近でも、そういう事故が起きている。
 
 
記事を見ると、死亡事故が起きたのは、おそらく自己啓発セミナーの第二段階(ビジョンダイナミックスでは、ダイヤモンドトレーニングにあたる)の変身劇のワークの最中だろう。
 
セミナーと受講生の死亡との因果関係は、係争中とのことであるが、注意喚起という意味で、こういう事故が起きたことは覚えておいた方がいいだろう。
 
アメリカの自己啓発セミナーでも、2009年に死亡事故が起きている。
 
 
この記事によれば、精神浄化の儀式の最中に、事故が起きたという。精神浄化の儀式とは一体何なのか。この記事からは分からない。しかしながら、儀式の最中の会場内の様子は書いてある。狭い会場内に大勢の人が押し込められ、室内の温度は上がり、、、、と書いてある。
 
実は、ビジョンダイナミックスのヒーリングセミナーでも似たようなことが行われる。ジョイニングセッションといって、受講生がペアになって、目と目を合わせて、心を開いて、あっちの世界神と繋がろうとする儀式である。
 
これは、狭い会場内で、すし詰めになって行われる。室内の気温はあがり、叙情的な音楽ががんがんと流れ、ジョイニングは何時間も行われる。受講生は興奮し、ある者は泣き叫び、またあるものは狂ったように笑い転げる。これは、心がぽっかり開いて、天と繋がった証拠だというが、その会場の雰囲気は一種、異様な雰囲気であることは否めない。
 
このジョイニングセッションが、アメリカで死亡事故を起した覚醒の儀式と同じかどうかは分からない。また、神戸メンタルサービスやASKグローバルコミュニケーションで起きた死亡事故が、ビジョンダイナミックスでも起こるかどうかも分からない。だが、起きたとしても、おかしくはないのだ。なぜなら、ビジョンダイナミックスでも、全く同じセミナーをやっているのだから。
 
昨今の「癒し」ブームのおかげで、1970年代にニューエイジから生まれたビジョン心理学は、今もこの日本で生き延びている。矛盾に満ちたこの社会で傷ついた大人たちは、今日も「癒し」を求めて、ビジョン心理学の門を叩いている。しかし、セミナーという「仮想空間」の中で「癒された」後、受講生たちはまた、あの矛盾に満ちた世界また戻っていかなければならないのだ。
 
最後に、カルト問題に詳しい北海道大学の桜井義秀先生の言葉を紹介しよう。
 
「セミナーを洗脳体験、マインド・レイプとして批判する本もあるが、筆者の印象では、たかだか3日のセミナーで思想改造が行われるほど、人間は柔でない。また、3日で自己発見や能力開発ができるほど、人生甘くはない。セミナーで「癒し」を得るのは構わないが、セミナー空間を現実社会と錯覚してはいけない。ユートピアに安住することなく、矛盾に満ちた現実に直面し、少しでも改善するような地道な営みこそ必要ではないだろうか。」
 
本稿は、ビジョン心理学に誘われた人、これから深くかかわろうとしている人で、何か違和感を感じてしまった人に向けて、そして将来起こるかもしれない事故が起きたとき、有益となるよう情報を提供しました。
 
一度は入ってしまったら、二度と出ることはできません。ご自分の人生をお守りください。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事