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チャックの友だちが夕食後にガヤガヤと大勢遊びにきた。
カントリー&ウエスタンをみんなで演奏して楽しく過ごそうってことらしい。
さすがオクラホマなのだ。
ピアノ、ギター、ベース、バンジョーと一揃いあって
みんなが和気あいあいと歌っている。
もう夜の8時を過ぎているけど、
人口363人の小さな田舎町では苦情なんて来ないのだ。 ( ^ー゜)b
チャックの友だちの中でひときわ目立っていたのが
赤いジャンプスーツというか、つなぎを着た白髪のお父さんだった。
とても背が高く、おじいちゃんと言ってもいいような年齢に見えたけど
真っ赤な服に負けないくらいかっこいい人だった。
その人がニコニコしながら私のところに来て話しかけてきた。
「あなたの国に行ったことがあるよ。・・・・中国はすばらしかった〜。」
――― (。・_・。) 一瞬空気がかたまったあと
チャックとナンシーがあわてて「Bukkiはジャパニーズよ!」と言うと
そのおとっつぁん、
「おおっ、アイム・ソーリー。・・・オキナワはすばらしかった〜。」と即座に言った。
そして日本の思い出の曲とやらを私のために歌いだしたのだ。
♪さ〜ら〜ば オキナ〜ワ まりくりま〜でぃ〜は〜・・・・
栗がなんだって??ヽ(`Д´)ノ
と思ったけど、目をつぶってあまりに気持ち良さそうに歌っているので
「それ日本語ですか?」とは言えなかった。
歌い終わったあと、「この歌知ってる?」と尋ねられたけど、私は知らなかった。
悲しそうな顔をしていたっけ。
笑顔のステキなおとっつぁんは友だちの輪の中に戻っていって
みんなと歌い始めた。
そのあとも延々とカントリーは続き、長い長い夜はふけていったのでした。
帰国後、録音した(!)このおとっつぁんの歌を両親に聞かせたところ
「ラバウル小唄」というタイトルの歌の替え歌であることが判明した。
本当は、♪さ〜ら〜ば、ラバウルよ〜 また来るま〜で〜は〜♪ だそうだ♡
栗じゃなかった。
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