約束の第二ボタンをあなたに 自閉症の幼なじみと別れ 【保坂知晃】約束の第二ボタン――。青春の恋のしるしが、8日に中学校の卒業式を終えた自閉症の女の子に渡った。贈ったのは、保育所のころからずっと寄り添ってくれた、優しい男の子だった。
竹内健悟君(15)は、照れくさそうに制服の第二ボタンを外し、浜口亜依さん(15)の手に握らせた。「俺のこと、忘れんといてな」と思いながら。
亜依さんは自閉症で、会話をしたり、思い通りに文字を書いたりすることはできない。
国語や数学など5教科のときは、特別支援学級で一人で勉強したが、漁業が盛んな地区で生まれ育った同い年の子どもたちは、亜依さんと自然に接し、ともに成長してきた。小学生のころ、授業中に亜依さんがお漏らしをしてみんなで床を拭いたこともあった。
なかでも健悟君は特別な存在だった。亜依さんの母わかなさん(41)が朝、「今日はどこに行くの」と聞くと、「学校、ケンゴ」と答えた。学校は、大好きな健悟君に会える場所だった。
健悟君は野球少年で、がっしりした体格。元気を持てあまし、先生に怒られることもあった。でも、亜依さんの前では柔らかい表情に変わる。亜依さんのほっぺたをなで、ちょっかいを出すのも、「亜依ちゃんの笑顔が好きだから」。そばにいると気持ちが落ち着いた、という。
卒業まで残り半年を切った昨秋、亜依さんの恋心を知る担任の春名正子さん(35)が手伝って、亜依さんは健悟君に手紙を書いた。「そつぎょうのひ だい2ボタン ちょうだい」。それは、わかなさんの願いでもあった。「亜依にとって、最初で最後の恋愛になるかもしれないから――」
2月14日のバレンタインデー。亜依さんは「生活」の授業で作ったチョコレートを同級生全員に贈った。健悟君には、大好きなロックバンド「GReeeeN」のヒット曲など15曲のCDと手紙もプレゼントした。
卒業式。健悟君は唇をかんで涙を我慢していたが、退場すると目頭を押さえて泣いた。教室に戻り、亜依さんの手を握った。一方、保護者主催の謝恩会で健悟君の隣に座った亜依さんはニコニコしっぱなしで、ご機嫌だった。
4月から健悟君は地元の県立水産高校に、亜依さんは同県玉城町にある特別支援学校に進む。わかなさんは、第二ボタンを通学用のリュックに縫ってあげようと思っている。
「わすれないで たまにでいいのでおもいだして。 けんごずっとだいすきだよ」
バレンタインの日のラブレターの返事として、同級生それぞれと亜依さんが写ったツーショット写真集に健悟君は、こう書いた。
「いつもクラスに笑顔をありがとう。あいちゃんの事は大好きです」
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今晩は♪

青春時代を思い出すな〜〜
第2ボタン・・・
忘れちゃった
心が綺麗っていいですね!
いつの間に汚れてしまったのだろう・・・
2013/3/16(土) 午後 9:49 [ アン ]
pa-ruさん、こんばんは。
イヤイヤ・・・・ぜんぜんpa-ruさん汚れていませんよ〜。
今からまた青春・・・やりましょう!!
コメントありがとうです。
2013/3/17(日) 午後 4:59 [ 陸かめ ]