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車の買いかえ

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[エッセイ 255](新作)
車の買いかえ

 私の愛車は、ホンダのインテグラという4ドアセダンである。乗り始めてもうすぐ15年になる。大変気に入っており使い勝手も良かったので、いつの間にかこんな長い年月を乗ってしまった。まだまだ乗り続けたいが、メンテナンスなどを考えると、いまが買いかえの潮時かもしれない。一方で、最近打ち出された政府のエコ対策と景気刺激策も私の背中を強く押している。

 この15年の間に、乗用車の流行も随分変わってきた。セダンからワンボックスカーへ、車高も車幅も一回り大きいものが主流になりつつある。ホンダを例にあげると、一番小型だったシビックまでが3ナンバーになってしまった。

 一方のわが家には、車庫にまつわる絶対的な制約条件がある。その横幅は、建物との取り合いから非常に狭く、170センチ未満の5ナンバー車が限界である。片流れ式の屋根は後ろに向かって傾斜させてあるため、天井の一番奥は人の肩ほどもない。大型ワンボックスカーなど、後方が天井につかえてしまう。

 私自身にもこだわりがある。トランクには、ゴルフバッグを横にしたまま簡単に積み込める車にしたい。ヴィッツやフィットのようなコンパクトカーではタイヤカバーが邪魔になってそれができない。そして困ったことに、セダンでなければ乗用車ではないという固定観念を、私自身払拭できないことである。

 折からハイブリッド車がブームとなり、私もそれに魅力を感じるようになってきた。しかし、トヨタのプリウスは横幅がさらに広がり、わが家の車庫にはおさまりきれない。そんな中、ホンダが5ナンバーのインサイトを発売した。この車はセダンタイプではないが、私の気持ちはそれに大きく傾いていった。

 政府の対策も出揃った。もしインサイトにすれば、自動車重量税と自動車取得税、あわせて137,700円がそっくり免除される。おまけに、13年を超える車の買い替えには、政府からはエコカー補助金250,000円が支給される。

 そんな折、インテグラでお付き合いのあるディーラーが、インサイトの試乗車でやってきた。さっそく試してみた。普通なら、試乗までいけば商談は大きく前進するはずである。しかし、私も家内もいささかがっかりした。いままでの愛車に比べ、多くの点で見劣りしてしまうのだ。

 ここで、かつて2代・17年間にわたってわが家の足として活躍してくれたトヨタのカリーナが浮上してきた。もっとも、そのカリーナは廃版となり、いまはプレミオの姉妹車がその流れを受け継いでいる。最近発売された2000CCタイプなら税金も50パーセント・75,900円減免されるという。家内とも相談し、そのトヨタのアリオンに決めることにした。

 あと2週間もすれば、黒塗りのセダンが例の車庫に鎮座しているはずである。
(2009年8月26日)

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