「おばあちゃんの鐘馗(しょうき)さま」

安倍改憲ノー。戦争法と共謀罪廃止、野党は共闘。

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父親たちの星条旗


あら?最初の歌声は・・・?

やっぱり、クリント・イーストウッドでした。

静かな語り部のような彼のこのような声や音が、
私たちの脳裏にいつまでも響きますね。。

太平洋戦争も末期。
サイパンやグァムを制圧した後、アメリカ軍が向かったのは、硫黄島でした。

日本本土への空爆の中継基地とするべく、
彼らは映画の中で「ステーキのような」(ポークチョップのような?とも聞こえましたが)
この島を目指しました。

1945年の2月、大規模空爆と艦砲射撃後の、建物も何もないこの島へ上陸作戦が開始されます。

彼らが上陸して4日目には、この島のシンボルともいうべき擂鉢山の頂上に星条旗が掲げられましたが、
その星条旗を立てた瞬間をとらえた、ある1枚の写真が全米を熱狂させました。

しかし、その写真は戦争で国がぎりぎりの財政状況になっていたアメリカ政府の資金調達のために
「国債を買って下さい」というキャンペーンに利用されるのです・・・

写真に写っていた6人のうちの3人は戦死。
生き残っている3人を急遽国に呼び寄せて、
各地で華々しい記念式典が繰り広げられますが、
「英雄」と呼ばれたことで、隠されねばならなかった事実、
懸命に戦い、命を落として行った戦友たちのことを思いながら、
アメリカ中をフラッシュを浴びて宣伝活動に回らねばならなかった彼らの苦悩。

軍の上層部の、非情とも言える言動や行動も含め、
クリント・イーストウッドは抑えたトーンの映像の中、
優れた脚本家のポール・ハギス、製作にかかわったスピルバーグたちと共に
激戦地であった硫黄島を舞台に、
日米双方からの視点で描き出そうと、かつてないことですが同時に2作を完成させました。

生前子供たちにも語らないままに亡くなっていった、
衛生兵であったジョン(ライアン・フィリップ)

ピマ・インディアン出身で、
正直であろうとしたあまり、酒に溺れることになり、
その後の人生を辛いものにするアイラ(アダム・ビーチ)

兵士としての能力に欠けるということで、伝令係にされたのでしたが、
たまたま国旗掲揚に手を貸し、そのために英雄と呼ばれることを喜びを見出し、
それを足がかりに人生を歩いていこうとするレイニー(ジェシー・ブラッドフォード)

彼らを中心に、物語は時間を飛び交いながら
日米合わせて大勢が亡くなった、この戦争の意味を問いかけてきます。。

戦争だから、兵士だからと言いますけれど、
私たちがもしあの時代に生きていて、
自分の国が戦争をしていて軍隊に入れられたとしたならば
こんな残酷なことはしなかっただの、人を殺すのはいけないことだだの、
正直そんなことは言えませんね。。
私もきっと命令通り、同じ部隊の仲間と共に
手榴弾を投げ、引き金を引き、銃弾の中を逃げ惑うのでしょう。

過去にもし、はない、とも言われますが、
私の祖父母の時代でもありますから、どれだけの人々の運命が変わってきたかを
つい、考えてしまいます。。

星条旗を掲げる6人の姿をかたどったアイスクリームを
パーティ会場で3人の兵士たちの前に出し、
真っ赤なストロベリー・ソースをかけるというシーンがあります。

首が飛んだり手足がちぎれたり、
それは悲惨な場面が戦争映画ですから随所にありましたけれど、
私はあれが、一番ぞっとしました。。

上陸したらすぐ終わるはずだったこの硫黄島の戦いは、
実は1ヶ月以上も続いたとのことです。

最終的に日本軍の死傷者をアメリカ軍の死傷者が上回ると言う唯一の戦いになったということも、
私も全く知りませんでした。

この映画のエンドロールに
多くの当時の硫黄島の写真が画面左に出てきますが、
その写真と殆ど同じアングルで映画が撮られていたことにも驚かされました。

ラストの音楽も、静かなメロディーから、次第に憂いを帯びたものになり、
変調をし、違うものが心に流れ込んでくるものに変わって行きます・・・

そして12月8日。
今度は同じ戦いを日本側の視点で描いた『硫黄島からの手紙』が公開されます。

最後にクリント・イーストウッド監督の言葉を少し引用しておきますね。


「私が観て育った戦争映画の多くは、どちらかが正義でどちらかが悪だと描いていました。
しかし、人生も戦争もそういうものではないのです。
私の2本の映画も勝ち負けを描いたものではありません。
戦争が人間に与える影響、
ほんとうならもっと生きられたであろう人々に与えた影響を描いています。
どちらの側であっても、戦争で命を落とした人々は、敬意を受けるに余りある存在です。
だから、この2本の映画は彼らに対する私のトリビュートなのです。
日米双方の側の物語を伝えるこれらの映画を通して、両国が共有する
あの深く心に刻まれた時代を新たな視点で見ることが出来れば、幸いです」

転載元転載元: ☆恋の映画とお酒に恋してる☆

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閉じる コメント(6)

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転載元も訪問しようと思いますが、今イラクに送られてる米兵と重なります。

2006/11/5(日) 午前 5:48 amisuke

おはようございます。良い映画のようですね。観に行ってきます。

2006/11/5(日) 午前 6:09 いわれひこ

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戦争を美化する風潮、こわいですね、わたしも観てきます。

2006/11/5(日) 午前 7:36 [ ろく ]

ご訪問&コメントありがとうございます。。って少し恥ずかしいですが。。^^; でもこの視点からの映画というのは、ずっと後々も考えることが出来て観て良かったと思えます。多くの方にご覧になって頂けるといいですね。。

2006/11/5(日) 午前 10:38 恋

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戦争映画ですか、一度見てみたいです。感想は見てからですね(笑)

2006/11/5(日) 午後 5:09 [ hir*y*kis*n318 ]

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こんにちは、 大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。 映画「父親たちの星条旗」もとりあげました。 よかったら寄ってください。 http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611

2006/11/7(火) 午後 0:49 [ kemukemu ]


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