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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書) (新書)
堤 未果 (著)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/6/4312250.html
経済危機後のアメリカでは,社会の底割れが加速している.職がないにもかかわらず,学資ローンに追い立てられる若者たち.老後の生活設計が崩れ,絶望の淵に立たされた高齢者たち.
いまや中間層の没落が進んでいるのではないか.オバマ登場で状況は変わるのか.人びとの肉声を通して,アメリカの今をビビッドに切り出すルポの第二弾.
日本の近未来を暗示する衝撃の第2弾!
著者の前著『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)が描き出すアメリカ社会の状況に、戦慄を覚えた方も少なくないのではないでしょうか。
著者や編集部のもとには、あの続きが読みたいというお便りを数多く頂戴しました。刊行からちょうど2年、第2弾をお届けいたします。
前著を刊行した2008年の秋、サブプライム・ローン問題に端を発するリーマンショックが起き、経済危機が深刻化しました。
若者や高齢者の暮らしはどうなっているのでしょうか。また、昨年1月にはオバマ政権が誕生しました。アメリカの現状をオバマは変えつつあるのでしょうか。
前著同様、丹念な取材を通して浮かび上がってくるのは、教育や年金、医療、そして刑務所までもが商品化され、巨大マーケットに飲み込まれる一方、貧困が拡大し、社会の底割れとも呼べる状況が進行している、そんなアメリカ社会の姿です。
今回も、一般のアメリカ人の声をたくさん盛り込み、迫力ある筆致で、アメリカの今をリアルに活写していきます。日本社会の未来を考えるためにも、ぜひ手にとっていただければと思います。
(新書編集部 小田野耕明)
■著者紹介
堤 未果(つつみ・みか)さんは、東京生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連婦人開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を経て、米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇。以後、ジャーナリストとして各種メディアで発言。執筆・講演活動を続けている。
書評掲載案内
婦人通信 2010年4月号
毎日新聞(朝刊) 2010年3月14日
北海道新聞(朝刊) 2010年2月28日
北日本新聞(朝刊) 2010年2月23日
北海道新聞(朝刊) 2010年2月21日
毎日新聞(夕刊) 2010年2月16日
朝日新聞(朝刊) 2010年2月7日
週刊読書人 2010年1月8日号
関連:
しんぶん赤旗
20100314 「読書」
「市場原理にはじき出された人々を描く」
(評者)矢部 武
上記記事から以下の通り抜粋。
仕事や住まいを失った貧困労働者が適切な支援を受けられずに自殺してしまう日本の状況は、ある面でアメリカ以上に深刻だ。
アメリカは政府の福祉機能は小さいが、NPOが貧者の救済活動を組織的に行なっている。
それに、アメリカ人は寄付やボランティアにも積極的だ。
日本の最大の問題は社会的システムを整えないまま、市場原理を導入しようとしたことではないか。
日本はアメリカの悪い面ばかりでなく、良い面も学ぶべきだろう。
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気になっている本です。テレビでサブプライム・ローン問題のイギリスのドラマ観ました。
2010/3/30(火) 午後 7:36
転載させてください
2010/4/7(水) 午後 7:21
転載ありがとうございます。
堤さんのお父様ばばこういちさんがお亡くなりになりましたね。
2010/4/13(火) 午前 9:32
社会保障やセーフティーネットを充実させてから、導入すべきでしたね!?
特に、日本の場合、もともと強い企業をさらに優遇しています。政治は「富の再分配」なのに・・・
さらに今では「痛みの再分配」です・・・
2010/6/15(火) 午後 2:29