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政界地獄耳
2018年8月14日
石破の味方は「国民の声」/政界地獄耳
★自民党の考えが分からない。総裁選に出馬表明した元幹事長・石破茂の側近の1人、元環境相・鴨下一郎は「来年は参院選がある。その時に(首相が)今のままでいいか、人心を一新して戦うのがいいかを参院の先生たちは考える」と発言。首相・安倍晋三を総裁選で3選させると、来年の参院選で有権者から厳しい審判が下ると言っているのである。
★党総務会長・竹下亘は12日、9月の総裁選で石破を支持する意向を表明した。また「来年の統一地方選、参院選で必ずしっぺ返しを食らう」との考えを示した。不思議な話だ。国民には安倍3選は良いことではないと気付いているのに、自民党内の国会議員や党員たちには、それが分からない。まして来年の参院選を控える当の候補者たちも、これから間違って安倍支持をしてしまうということを、竹下は言っているのだろうか。
★安倍支持を打ち出した自民党議員が言う。「これも忖度(そんたく)だよ。派閥が安倍支持でまとまると決めてから、造反でもしたら、必ず犯人捜しをされて、厳しい処分が下る。つまり、いわゆる自由投票でもないし、見えない締め付けがある。若手はともかく、入閣目前や2度目の入閣をもくろむ先輩たちは、もう忖度のかたまりだ」と解説する。
★それが、「人事で徹底的に干せばいい」との声が主流派にあることについて、「本当だとすれば、そんな自民党は恐ろしく嫌です。何を思い上がっているのか」という石破の発言につながるのだろう。これからの石破の敵は、権力を行使する自民党と忖度する自民党。それに、権力におもねるマスコミということになるだろう。その構図でいえば、石破の味方は国民の声ということになるか。(K)※敬称略
日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/
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