「おばあちゃんの鐘馗(しょうき)さま」

安倍改憲ノー。戦争法と共謀罪廃止、野党は共闘。

無題

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

【コラム】

筆洗


2018年7月4日

 八歳の少年がトロッコ押しを手伝っているうちに遠くまで来てしまった。もう日が暮れる。「蜜柑(みかん)畑へ来る頃には、あたりは暗くなる一方だった。『命さえ助かれば』」−。芥川龍之介の『トロツコ』である

▼幼き冒険心、好奇心にひきずられた結果、深みにはまり、途方に暮れる。こういう経験は男の子の方に多いかもしれない

▼そのサッカーチームの「奇跡」に対して世界中から歓喜の声が上がっている。ワールドカップには出場していない。タイの洞窟に入ってしまい、閉じ込められ、行方不明になっていた地元サッカーチームの少年とコーチの十三人である。必死の捜索が実を結び、行方不明から十日目の二日、無事発見された

▼暗闇、空腹、恐怖。二十五歳の青年が一人いたとはいえ、少年たちの心細さは家に歩いて帰れた『トロツコ』とは比べものにはならないか。過酷な状況に負けることなく、全員が生き延びた。世界が待ち望んだ「ゴール」が見えた

▼少年たちの生還に向け、二十四時間態勢の作業が続いていた。これに英国、米国、日本、ミャンマーなど各国が手を貸した。生きて帰るの闘いを続ける十三人に世界も支援と応援の旗を振り続けた。だれもあきらめない。すべてはその結果だろう

▼洞窟から救出されるまで、なお時間がかかると聞く。もう少し。十三人の勝利の笑顔を早く見たいものだ。青空の下で。

東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018070402000115.html

【コラム】

筆洗

2018年7月3日

 落語の「付き馬」の中に浅草寺の境内で鳩の餌を売るおばあさんが出てくる。おばあさんを久しぶりに見かけた男が、こんなことを言う。「あそこにおばあさんがいるでしょう。あのおばあさん、あたしが子どもの時から、あのまんま、あのおばあさんなんだよ」

▼こういう錯覚はどなたにもあるだろう。子どもの時から見知る人の中にはどういうわけか、あまり変わらず、年さえ取らない気がする人がいる

▼長い間、テレビでお見かけしていた、その落語の師匠にもそんな感じがしていたが、もう会えないのが寂しい。テレビ番組の「笑点」でおなじみだった落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸さんが亡くなった。八十一歳

▼「笑点」で歌丸さんを認識したのは小学校の低学年だったので、当時の歌丸さんは三十代か。当時からの落ち着いた風貌のせいだろう。その小学生が定年まで片手となる今日まで、あのころと変わらぬ歌丸さんがいらっしゃった

▼「笑点」の前身の「金曜夜席」のメンバーにはオーディションで選ばれた。噺家(はなしか)が集められて裏芸を見せろという。歌も踊りもだめな歌丸さんは意を決し、舞台で黙々とおそばを食べた。食べ終え、一言。「おソバつさま」。受けた

▼「笑点」や歌丸さんが落語の魅力を知る、とば口となったという人も大勢いらっしゃるだろう。「お粗末さま」ではない高座にハネ太鼓が鳴る。

循環に行き止まりなし

【社説】

週のはじめに考える 循環に行き止まりなし

2018年5月27日

 過日、ある山里を訪ねました。ちょっと大仰に言えば、そこには「明日」へのヒントがあるように思えたからです。キーワードは、「循環」です。
 日本三大民踊の一つ、郡上おどりで知られる岐阜県郡上市の中心部から車でさらに一時間ほど。つづら折りの峠道を福井県方向へと越えていくと、ようやく石徹白(いとしろ)地区の集落が見えてきました。
 見事な五月晴れの日で、邪気のない並雲が青い空にぽっかり。遠くの山肌にはなお雪形が見えますが、近くの山は、圧倒的な新緑。フジが所々に薄紫の花を咲かせています。
◆ほぼ全世帯出資の発電所
 この素晴らしい環境と山深いゆえの不便さは裏腹なのでしょう。住民の数は、この半世紀で四分の一に。今は百十世帯、二百五十人ほどが暮らします。
 この地で、稼働しているのが「石徹白番場清流発電所」。古い農業用水路から山肌の落差を利用して最大百二十五キロワットを発電する、いわゆる小水力発電所ですが、石徹白地区のほぼ全世帯が出資しての事業というから驚きます。
 岐阜市から移住した平野彰秀さん(42)らが地元NPOと語らって二〇〇八年から一つ、二つと、もっと小規模でシンプルな水力発電を手掛けてきました。それが土台となって、二〇一四年に地区で発電所建設のための農業協同組合を結成、二年後から運転が始まりました。
 生み出した電気は北陸電力に売電、その収入を地区振興に使っていますが、地区消費量をゆうに超える電力を地元で生産しているのは確かです。同農協参事の平野さんは「地域の資源を地域が享受する。『自治』を取り戻すという思いもありました」と語ります。
 福島の事故や、地球温暖化防止の国際ルール、パリ協定の発効を経て、原子力や火力は、控えめに言っても、時代遅れになりつつあります。
◆「かえる」から「かりる」へ
 今後を担うのは、風力や太陽光などの再生可能エネルギーであり、小水力もその一つです。
 集落の奥山にある番場清流発電所を平野さんに案内してもらいながら、至極当然なことに感じ入りました。石徹白川支流の朝日添(わさびぞ)川から取水された水は、百十一メートル下まで落ちてイタリア製発電機の水車を回した後、そのままの量で、また川へと戻っていくのです。
 自然を改変し、地球の一部を枯渇へと向かって費消し、ごみを出し続けるのでは、いずれ行き止まりになるのは必定。そうではなく、あるものをあるがまま、自然の循環を邪魔せずに、その力を借りて人間が必要とするものを得る。自然を「かえる」から「かりる」へ。私たちは、そう変わっていくほかない。小水力は、日本の電力消費をまかなうにはいかにも非力ですが、そうした生き方の身近な象徴のように思えます。
 地区で使う量の電気を地区が地区で生み出す。しかも自然な循環の中で。「暮らしの“素(もと)”が目に見える」(平野さん)ことが人を惹(ひ)きつけるのかもしれません。石徹白地区には近年、移住者が相次ぎ、ここ十年で移住者の家庭に八人の子が生まれたといいます。小水力発電は、地域の活性化の核にもなっているようです。
 この地には白山中居神社があり、古来、白山信仰の重要な拠点でした。白山は岐阜や北陸の大河川の水源であり、水分神(みくまりのかみ)とも。平野さんは、中居神社の人からこう言われたそうです。「神様で発電しているんやな」
 これも神様の分配がもたらすもう一つの、素敵(すてき)な「循環」です。
 集落を流れる石徹白川支流の峠川は、今や全国の特に毛針釣りファンに大人気の川。訪ねた日、峠川にいた兵庫県姫路市の男性(53)は「年一回は必ず、有休を三日間取って同僚と二人で来ます。この川は本当、ありがたい」。
 ここでは遊漁規則でキャッチ・アンド・リリース、すなわち釣った魚を持ち帰らずに逃がす、というルールが徹底されています。
 二十年ほど前、在来渓魚を殖やす会の代表斉藤彰一さん(65)らが地元漁協に持ちかけ、その理解を得て、スタートしました。
 多くの川では、養殖魚を放流→ほとんどが釣られ持ち帰られる→魚が消える→また放流…という繰り返し。そういう“循環”に疑問を持ったと斉藤さんは言います。
◆自力で命をつなぐ魚たち
 「魚たちが自力で命をつないでいく、本来の仕組み、生態系を取り戻したかったんです」
 もう長年、養殖魚の放流は一切されていないのに、魚影はすこぶる濃い。イワナなどの渓魚が自家再生している、つまり本来の自然の循環がそこにあるからです。
 その強さを、あらためて思います。考えてみれば、循環するものに行き止まりはありません。

東京新聞

広島原爆資料館、入館7千万人 滋賀・草津の女性に記念品印刷用画面を開く

 原爆資料館(広島市)の累計入館者数が24日、7千万人に到達した。7千万人目は原爆投下の8月6日が誕生日の薬剤師平賀智晴さん(41)。滋賀県草津市から初めて訪れたという平賀さんは「絆を感じる。展示を見て改めて戦争はいけないとかみしめたい」と語った。

 記念のセレモニーでは、広島市に寄せられた折り鶴を使った再生紙で作られたメモ帳などが贈られた。

 原爆資料館は1955年開館。79年度から毎年100万人以上が訪れるようになり、オバマ前米大統領が訪問し、外国人らの入館が増加した2016年度には過去最多の173万9986人の入館者を記録した。

京都新聞

2017年9月23日(土)

北朝鮮問題 国連総会で各国 “平和解決を”相次ぐ

韓国大統領「心からの叫び」

しんぶん赤旗

 【ニューヨーク=池田晋】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、国連総会の一般討論で就任後初めて演説しました。今総会最大の課題の一つとなっている北朝鮮問題をめぐり、「分断された国の大統領として、平和こそが心からの叫びであり、歴史的義務だ」と平和的な解決へ強い決意を表明しました。

 文氏は、国連安保理で11日に全会一致で採択された制裁決議について「高く評価する」と述べ、完全な履行を各国へ促すとともに、北朝鮮がさらなる挑発行為を行うならば、新たな措置も模索しなければならないとしました。

 一方で、国連の精神は多国間対話による平和の実現にあると強調し、「朝鮮半島はその精神が最も差し迫って必要とされている場所だ。国連にさらに積極的役割を果たすことを求める」と対話による問題の根本的解決の必要性を訴えました。

 また、韓国は、北朝鮮の崩壊を望まず、吸収や人為的な手段による統一も求めないとし、北朝鮮が今でも歴史の正しい側に立つ決断をするならば、「支援をする準備がある」とも表明。緊張関係の過度の高まりや、偶発的な軍事衝突を避けるため、半島情勢は「安定的に管理される必要がある」と関係国の自制も求めました。

 さらに文氏は、朝鮮戦争の最中に住まいを奪われた避難民として生まれた自らの出自にふれながら、半島で緊張が高まるたびに戦争の記憶と傷が鮮明になり、平和を切望する心がうずくのが韓国国民の現状だと説明。自らが率いる新政権は、韓国史上初めて前大統領を弾劾に追い込んだ市民らの「ろうそく集会」で可能になったと紹介し、「私は『ろうそく革命』で平和のメッセージを送ってきた市民らを代表している」と国民の声を代弁しました。


.
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
yfq**494
yfq**494
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事