「おばあちゃんの鐘馗(しょうき)さま」

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「「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。」に、先日奈良で行った「「蟹工船」小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」の一部がYouTubeに動画でアップされたことが報じられている。

当日参加された何人かのかたから、ありがたい感想をいだいた。YouTubeを通じて多くの方々の目に触れるようになることを大変喜ばしく思う。 .insectshima
http://www.youtube.com/watch?v=R_485Wqu13k&feature=player_embedded

Prof. Shima's Life and Opinion
Shima教授の生活と意見。

転載元転載元: 今 言論・表現の自由があぶない!

本日(27日)付『赤旗』紙に、以下の記事が掲載された。

小林多喜二「蟹工船」自筆ノート稿の見どころ

―― 第40回「赤旗まつり」の特別展示にあたって

島村 輝

 11月6、7日の二日間にわたって東京・夢の島公園で催される第40回「赤旗まつり」に、小林多喜二の小説「蟹工船」の自筆ノート稿が展示されることになった。今回「複製」とはいえ、1983年10月の「赤旗まつり」での「没後50年記念小林多喜二展」で初公開されてから27年ぶり、二回目となる。2008年に社会現象にまでなるほどの注目を浴びた「蟹工船」の草稿部分が、多くの人々の集う場に出展されるのは、まことに喜ばしい。文庫本などの整えられた本文とは違って、多喜二のノート稿類には、普段一般読者の目に触れることのない、作家の血のにじむような文学的営みの痕跡が、赤裸々に残されているからである。このノート稿を多くの人が見ることで、「蟹工船」という作品についての従来の読み方が、変わってしまう可能性もあると考えられる。

【「蟹工船」の登場人物には名前があった】

 扉の「蟹工船」というタイトルの直下には、社会主義思想の象徴としての「鎌とハンマー」による図像が描かれ、署名の強い筆圧から作者の込めた思いが読みとれる。メモや本文の一部には登場人物の名前が見られ、最終ページには「浅川」の姓の人物の名があるなど、手塚英孝による『全集』解題では触れられていない情報は多い。構想では一人一人を描き分けようとの意図があったのだろうが、おそらく稿を進める間に、労働者たちを「集団」(グループ)としてとらえ、名前を書かないという方法にいたったものと思われる。
 また、完成稿では削除されてしまった冒頭の「新聞記事」の後に、当初の段階では、蟹工船に乗って争議を経験し帰ってきた漁夫の一人(小樽時代の恋人・タキの姓「田口」が冠されている)がこの記事を見て、それが真実を報じていないことに憤慨し、自分が見聞きしたことを手記として書くのだという「枠物語」が設定されていたことも分かる。

【構想の深化と「語り」の変化】

 この「枠物語」は、執筆を進めていく段階で、「手記」であるが故の記述の不自由さを感じた作者の判断で、現在のような語りに変更されたものと思われる。そのことによって映画的な視点移動や、五感を駆使した語りの言葉が可能になったといえるだろう。その他にも下書き段階にあって、完成稿では採用されなかったいくつものエピソードが、草稿には見出される。全編にわたっての、ほとんど原形をとどめないほどに行われた推敲のあとも一目瞭然である。

【多喜二「自筆草稿」公開の社会的意義】

 作家のノート稿、下書き、浄書稿、その編集者手入れ、ゲラ、その手入れ、初出、初版、その後の収録本などを精密に追いかけていくことは、研究上「社会的テクスト生成論」とでもいうべき、未踏の領域に入っていくことになる。そこには作家個人の内面の問題だけでなく、文学作品が、人間関係などを含めた広義の「メディア」を通じてどのように社会化するのか、そのメディアにどのような「力」が加わってテクストが変形していくのかといった、歴史の力学の解明へのルートがある。弾圧下で執筆した多喜二の場合にはその過程全体がひとつの典型的なケースとして研究の対象になると考えられ、探究の意義はきわめて大きい。多喜二の自筆稿等については、保存と活用のためにデジタルでの複製プロジェクトが始まっているが、今回の「蟹工船」ノート稿展示が、その研究の画期的端緒となることを期待する。

(しまむら・てる フェリス女学院大学 教授)
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≪Prof. Shima's Life and Opinion Shima教授の生活と意見≫
http://blog.livedoor.jp/insectshima/

転載元転載元: 今 言論・表現の自由があぶない!

「しんぶん赤旗」
10月25日付
「朝の風」
蟹工船のノート稿を展示(聳)
 
上記記事から以下の通り抜粋。
 
赤旗まつりの日本共産党展で、小林多喜二「蟹工船」のノート稿の全ページが展示されます。
 
今回のように全ページを多くの人が直接目にすることができるのは初めてです。
 
「蟹工船」の登場人物たちは、「学生上り」「威張んな」「吃(ども)りの漁夫」など固有名詞をもちません。
そのあたりがノート稿はどうだったのか、実際の漁夫虐待事件のニュースの新聞切り張りなども。
多喜二の作品昇華への試行錯誤の跡が読みとれます。
多喜二の作家としての苦闘は、閉塞した時代をどう生きるかということと密接にかかわっていました。
ノート稿からそのことが伝われば、今に生きる人々への励ましとなるでしょう。
 
赤旗まつり
 
各  位   2010.10.8

秋涼の候、皆様には如何おすごしでしょうか。
さて機関紙「神奈川近代文学館」110号から、当館の情報を抜粋してお送りします。詳しくは当館ホームページ、チラシ等をご参照いただくか、当館までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは
神奈川近代文学館
(財)神奈川文学振興会
〒231-0862 横浜市中区山手町 110
tel. 045-622-6666
fax. 045-623-4841
URL http://www.kanabun.or.jp
e-mail→機関紙・行事等について(総務課) soumu@kanabun.or.jp
展示について(展示課)tenji@kanabun.or.jp
所蔵資料と閲覧について(資料課)tosho@kanabun.or.jp
 
神奈川近代文学館 第110号(抜粋)
発行=2010年10月15日

<記事>
◎秋の特別展「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)展」を開催
 生誕百六十年、来日百二十年を記念し、ラフカディオ・ハーン=小泉八雲(一八五〇〜一九〇四)の特別展を十月二日(土)〜十一月十四日(日)まで開催する。編集委員は小泉凡氏、辻原登評議員。
 ハーンは、アイルランド人の父とギリシャ人の母のもと、ギリシャのレフカダ島に生まれた。両親との生別、左目の失明、保護者の破産など相次ぐ不幸に見舞われ、十九歳で単身アメリカへ。下積み生活を経て、記者として名を挙げた。極東の国・日本に興味を持ち、三十九歳で雑誌特派員として来日。教師や新聞記者として勤めながら、松江、熊本、神戸、東京と移り住むなかで、日本での見聞をもとにした紀行や随筆等を執筆し、広く欧米に日本文化を紹介した。松江ではのちに創作の重要なパートナーともなる小泉セツと結婚。神戸時代に日本へ帰化し、日本人〈小泉八雲〉となった。一八九六年には帝国大学に講師として招かれ、約六年半にわたり英文学を講じるなど、教育者としても功績があった。
 展覧会は四部構成。「第一部 来日まで」「第二部 日本の面影をたずねて−松江、熊本、神戸時代−」「第三部 旅の終わり−東京時代−」では、年代順に五十四年の生涯と作品を辿る。「第四部 小泉八雲・怪談 Kwaidanの世界」は、セツ夫人の協力で収集した幽霊譚や怪談を、〈再話〉の手法で新たな文学として結晶させた代表作『怪談』をとりあげる。さらに「プロローグ」では、来日の第一歩を記した横浜をはじめ、鎌倉、江の島など神奈川各地とのゆかりに着目。「エピローグ」では、教科書への作品掲載や、松江ほか各地で展開されている八雲関連行事など、現代から未来へと受け継がれる小泉八雲の姿を紹介する。
 会場では八雲=ハーンの直筆資料として「耳なし芳一のはなし」「おしどり」「むじな」「ろくろ首」「日本―一つの試論」などの草稿・原稿や、ハーンと共に来日した画家ウェルドンやアメリカ時代の記者仲間エリザベス・ビスランド等にあてた書簡、小泉セツあてのカタカナ書きの書簡などを展示。そのほか書画、遺愛品、旧蔵書等、約四百点を出品する。

◎芸術劇場プレイベント開催
赤染昌子著「乙女の密告」。
 
『アンネの日記』めぐる興味深い仕掛け
評者 松本佑子 作家・翻訳家
 
しんぶん「赤旗」2010年9月5日付掲載
 
以上の記事を以下の通り抜粋
 
 私は十代に『アンネの日記』を愛読した。アンネの早熟で知的な言葉、真摯(しんし)な思考に惹(ひ)かれた。密告によって隠れ家にいるところを捕まり、収容所で15歳で衰弱死した最期に、人間がかくも卑劣で残酷になれることに震撼(しんかん)した。
 作家になってから、アンネをめぐる旅をした。
 
(中略)
 
 欧州でのユダヤ人差別の歴史は古い。キリスト教社会で侮蔑(ぶべつ)されるユダヤ民族を扱った『ヴェニスの商人』の舞台、ヴェニスのユダヤ人居住区(旧ゲットー)も訪れた。
 そうした意識で本作を読むと、作者の意図した仕掛けが興味深かった。
 京都の外国語大学でドイツ語を学ぶ乙女たちが『アンネの日記』を暗唱する。乙女は潔癖でなければならず、指導者バッハマン教授の研究室へ一人で行くと、乙女ではないと噂(うわさ)され、仲間外れになる。
 その理不尽さは、昨日まで市民として生きてきたユダヤ人一家が突然迫害され、死へ追いやられた時代と社会の狂気、非合理を思わせる。
 乙女たちが潔癖か否かで、学友を分ける異常に純粋な感覚は、ユダヤ人か否かで国民を分け、優秀なゲルマン民族以外は排他すべし、としたナチス純潔主義の隠喩(いんゆ)だろう。
 民族差別という人間の狭量さ、密告者と密告される側という双方にとって危険な関係を、軽妙な筆致の現代小説にした才気、意欲を賞賛(しょうさん)する。
 
以上で抜粋終わり。
 
 
 
 
 

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