|
2年連続同顔決勝は桂治が雪辱V
スポーツニッポン - 2007/4/30 6:04
http://sports.yahoo.co.jp/news/20070430-00000015-spn-spo.html
引用開始
石井慧(右)に判定勝利をおさめた鈴木桂治 全日本柔道選手権は29日、日本武道館で世界選手権(9月、リオデジャネイロ)の重量級代表最終選考会を兼ねて行われ、アテネ五輪100キロ超級金メダリストの鈴木桂治(26=平成管財)が決勝で、昨年敗れた石井慧(20=国士舘大)を判定で下し、2年ぶり3度目の優勝を果たした。試合後、世界選手権100キロ級代表に決定。また3位の井上康生(28=綜合警備保障)も2大会ぶりに代表復帰を果たしたが、出場階級は7月の欧州遠征終了後に決定する。
目の前にある旗が2本とも赤であることを確認すると、後ろは振り返らなかった。ひざに手をつき顔をしかめる石井を、抱きかかえるようにして称えると、鈴木は静かに勝利をかみしめた。「最後は国士舘大の先輩としての意地でした」。昨年は試合終了間際の捨て身技でポイント奪われたが、この日は石井が最も得意とする寝技で勝負し、攻め抜いた。それこそが“意地”だった。
昨年は石井に敗れ、3連覇の夢がついえた。だが、鈴木は悟っていた。負けたのは石井にではない。自分にだった。「目玉は鈴木とか言われると、うれしいんだけど、つらかった」。永遠のライバルと心に決める井上が長期離脱。エースとして期待されることと、燃える気持ちが薄らぐ内心とのギャップが、柔道の楽しさを奪っていた。
ケガも重なり国別団体戦W杯、アジア大会を欠場。師匠でもある全日本男子・斉藤仁監督が「このままでは終わってしまう」と厳しい言葉を投げ掛けたのは昨秋だ。「確かに辞めようと思ったこともあった」。だが、立ち上がった。ライバルの試合を見ながら「これならオレの方が」と感じたという鈴木は「オレは畳の上の人間」と公言し、ブログにつづった。「柔道は最高の遊びだ」
復帰戦のドイツ国際では3位に終わったものの、8日の選抜体重別はオール一本で優勝。直後に風邪で体調を崩したが、大会直前の2週間は母校の国士舘大だけでなく、積極的に出稽古をして、巨漢選手の崩し方を再確認した。斉藤監督は「ここ1週間は頭にヘルペスができていたし、重圧もあったんだと思う。攻める姿勢が戻ったのが大きい」と評価した。
「去年1年は、ムダじゃなかったと、今は思える」。どん底からはい上がってつかんだ3度目の世界選手権出場。最後の目標と決めている北京五輪まで、もう落ち込んでいる暇はない。「日本一強い選手が世界一じゃないのは、柔道では許されないこと。もう一度世界チャンピオンになるのは、目標じゃなくて、使命」。そう言った26歳には、新たな強さが宿っている。
引用終了
桂治2年ぶり奪回V…柔道全日本選手権
スポーツ報知 - 2007/4/30 8:03
http://sports.yahoo.co.jp/news/20070430-00000086-sph-spo.html
引用開始
桂治が完全復活した。昨年と同じ組み合わせの決勝は、旗判定で勝利。「苦しい戦いだったけど何とか勝てた」こわばっていた表情がやっと緩んだ。昨年は石井に敗れ、同階級の国士大の後輩はライバルに変わった。練習も「やる量を減らした」といい、この日の試合前は「寝技強い、奇襲してくる、大内」と呪文(じゅもん)のように繰り返すほど警戒した。
一方、自身は相手が得意とする寝技で再三勝負を仕掛けた。国士大の山内直人監督も「あんなに寝技をするのは見たことがない」と驚くほどの勝負へのこだわり。五輪王者も「最後は先輩としての意地」。後輩に2度は負けられなかった。
五輪、世界選手権、全日本と柔道3冠を獲得し、昨年は「燃え尽き症候群」で悩んだ時期もあった。満を持して臨んだ2月のドイツ国際も3位。しかし「柔道に対する考え方が変わった」と母校での練習に加え、東海大や警視庁に出げいこ。山内監督が「学生以上にやっていた」と舌を巻く練習量。大会1週間前には風邪で体調を崩したが、穴井隆将(天理大職)、高井洋平(旭化成)らのいる“死のブロック”を突破し、頂点に立った。
「尊敬する先輩」の井上との3年ぶりの対戦も期待されたが、実現せず。それでも決勝の前に井上から「行けよ」と声をかけられ「数十倍も気合が入った」。高井、石井ら実力者がそろった大会を制し、鈴木桂の強さはより際立った。世界代表にも文句なしに決定。過去の五輪、世界選手権はすべて金メダルを取っており、今回も期待は高まる。「日本で一番強い男が世界一にならないのは許されない。世界王者は僕の使命」日本一の男が、3度目の世界NO1に挑む。
引用終了
|