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当ブログで「大合唱団」と呼んでいるのは、「規模が大きい、人数が多い」と言う程度の合唱団のことで、「偉大な」と言う意味ではない。団員の中には、セミプロ級の歌い手もいるが、殆どは当管理人と大差ないアマチュアだ。ただし、ぐっと若い人も少なくないので、声には余裕がある。
その大合唱団の今年の恐らくは最大のイヴェント「熱狂の日」音楽祭(LFJ)2009の二日目も無事終わった。昨年はLFJの周辺エリアでの関連行事扱いでの2回の公演だったが、今年は格上げしてもらって、二日目は、LFJ本拠地東京国際フォーラムでの公演となった。
ガラス館地下2階のリューベック広場という大きな展示場の中にかなり大きな八角形と思しき舞台を特設し、周囲360度の方向から観覧できるようになっている。建物全体がガラス張りなので、地下2階ながら、自然光も取り入れており、展示場の様子は上階(地下1階)の通路からも全貌を見渡せるようになっている。
という訳で、昨日は大合唱団にとっても晴れ舞台であった。出演者用の入館証なるものを貸与されて会場に出入りするのだが、それには「La Folle Journée au Japon ARTIST」大きく印刷されていて、我々もいっぱしの芸術家になったような気分だ。
会場の収容定員は3000人で、場内滞留2300人を越えると管理上要注意だとのことで、係員が頻繁に数字の確認をしていた。予想以上の入りだそうで、機械を覗いてみると、滞留者は2500人を越えていた。
舞台上でのリハーサルは10分しかなく、直ちに本番20分間の公演となった。全周観客席に囲まれているが、やはり正面、側面、背後の区分は明瞭で、側面と背後は予備席として用意したものと思われた。
会場全体は、この舞台を中心とした区域と飲食等のための丸テーブルを配置した区域とに二分されており、壁際は物販、宣伝用区画となっている。
この会場を満たした2500人以上のお客さんが我々の合唱を聴いてくださった(あるいは聞いた)ことになる。正面席の背後には立ち見の人も大勢いたので、大いに張り切って歌った。
ところが、本番第1曲目が終わって盛大な拍手が響くより何分の1秒か先に高笑いした者がいた。悪質な嫌がらせ、妨害だと思った。若い団員の中には凍りついた者もいたのではないか。指揮者も控え室に戻ってのミーティングで、「殺してやりたい」ほどの怒りを隠さなかった。
しかし、だ。その指揮者も心底感心していたように、大合唱団の演奏は微動だにしなかった。全く動揺することなく、恐らく一番の出来栄えで歌い終わったと思われる。日ごろ仲間内で言われているように、本番に強い合唱団なのだ。社会経験も音楽経験も豊富な年配団員の多さがその強さの根幹なのだろう。
とは言え、反省点が無いわけではない。我がテノール(1コア)が完全に落ちた箇所があった(憎っくき高笑いが響く前のこと。念の為)。初めてのことで、何故だか解らない。当管理人は普通に歌っていた筈なのだが、周囲が静かになったので、釣られて沈黙してしまった。
自信があれば沈黙しなくてもいいのだが、残念なことに、普段は後方の名手の声を聴きながら歌っているものだから、それが突然消えたら、支えを失ったと同然の状態になるのだろう。時間にすれば、ほんの数秒のことだが、悔やまれる。
さて、気を取り直して、来週からは、昨年中断した「水のいのち」の練習の再開だ。
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