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昨日は副都心でランチタイムコンサートを聴いて大急ぎで公開講座の会場に向かった。地下鉄(その名も副都心線)で結果的には悠々間に合った。便利になったものだ。副都心線を使わなければ、遅刻は免れなかっただろう。
第292回 ホッと安らぎ、キュンとときめく歌のコンサート Aプログラム12:05〜 1. 樹木の蔭で(ラルゴ) ヘンデル オペラ「セルセ」から 2. おお、私の愛する人の ドナウディ 3. 唄 カンポアモール作詞、トゥリーナ作曲 4. 初恋 石川啄木/越谷達之助 5. 恋とはどんなものかしら モーツアルト オペラ「フィガロの結婚」から 6. 踊り明かそう フレデリック・ロウ作曲「マイフェアレディ」から Bプログラム12:35〜 1. アヴェ・マリア スコット/シューベルト 2. アメイジング・グレイス 讃美歌 3. からたちの花 北原白秋/山田耕筰 4. 紫陽花 北山冬一郎/團伊玖磨 5. 悲しみと涙のうちに生まれて ロッシーニ オペラ「シンデレラ」から
小泉 詠子を聴いたのは今回初めてだ。先入観無しでの印象は、ダイナミック・レインジの広いこと、音程に違和感が無かったことだ。プロ歌手なら当たり前ではないかと言われそうだが、特に音程については、何回も書いているのだが、時々“???”と感じたり、大丈夫かなと心配になったりするので、いつでも今回の小泉 詠子のように安心して聴けるという訳ではない。
もっとも、これもいつも予防線を張っているように、当方の聴覚に問題があるのかもしれないことを断っておかなければならない。
ひとつ心配したのは、何曲も立て続けに歌い、合間のトークもしっかり声を出しているので、後の方でスタミナ切れにならないかということであった。余計なお節介かな。
しかし、A,B各プログラムの最後の曲のフィナーレには、途中の飛ばし過ぎが影響していたような感じがしないでもなかった。総合的には、期待の若手メゾソプラノの登場、だ。
同じ昨日の朝日新聞に、「92歳 進化続ける歌声 栗本尊子、19日リサイタル」という見出しで写真入りの記事が目に付いた。
“終わりなき成熟を楽しむことができるのが、芸術に生きる人間の特権。そんな境地を証明するのが栗本尊子、現在92歳のメゾソプラノ歌手だ。
今月、日本歌曲を集めた書籍付き新譜をリリース。19日には東京・銀座のヤマハホールでリサイタルも開く。、、、、
東京音楽学校(現東京芸大)時代から、群を抜いた表現力と、女優への誘いがくるほどの華やかな容姿でスター歌手として活躍。、、、、しかし、年を重ね、体力を要求される舞台からはおのずと遠ざかった。
その存在を再び舞台へと押し戻したのは、言葉と音が互いにむつみ合い、繊細な情緒を紡ぐ日本歌曲の世界だった。2002年の企画公演で、山田耕筰の名作「ばらの花に心をこめて」などを歌い、最弱音までしっかりホールの隅々まで行き渡らせる声の力で会場を静まりかえらせた。
身ぶりをつけない声だけの「演技」に、新たな人生の光を見いだした瞬間だった。
大切にするのは「子音」だ。たとえば「花」という言葉を歌う時も、どんな心情に重ねられているのか徹底的にイメージし、「H」への息の入れ方を整えてゆく。、、、
音程もビブラートも10年前より安定し、声量もより豊かに。新たなスタートラインに立っている。”(吉田純子) 上の論評では“音程もビブラートも10年前より安定し、声量もより豊かに。”とあるから、現在は10年前(会場を静まりかえらせた公演の年)よりも改善された(全盛期に近づいた?)ということだ。
評者である吉田純子氏の贔屓目でないとすれば、これは凄いことだ。当管理人も、コーゾーさんも、希望が持てる?
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