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昨日の音楽サロンで、シューベルト作曲“DerLindenbaum”を当方が荒唐無稽に歌う羽目に陥ったのは、好意でピアノ伴奏を引き受けた主宰者が近藤朔風訳詞による簡約楽譜を用いたのに対し、当方は原曲版に拠ったためであることは記した通りである。
危惧しつつも、主宰者の強い勧めに応じたのは、打合せ無しでも何とか歌えるだろうと安易に考えたからである。実際にはそうは問屋が卸さなかった事情をこの際確認しておきたい。簡約版楽譜は今手許に無いが、両者の歌詞を対応させて掲げれば次のようになる筈である:
両者の大きな違いは、簡約版では1番のメロディーを2,3番にもそのまま適用することだ。それは無論承知の上だった。
原曲では間奏が入ることも大きな違いだ。簡約版では間奏は無かったのではないかと思う。はっきりとは覚えていない。
この間奏の違いが曲者だった。恐らく(楽譜上)3番の前の間奏が極く短く、中間の間奏が長いことに惑わされてメロディーの開始を間違えたようだ。これは致命的で以後はメタメタになってしまったというのが実態だろう。
最後、3番の歌詞の繰り返しが原曲と訳詞とで異なることで止どめを刺された。
形式的には全部歌い終わった後で言い訳をする当方に、聴いていた皆さんは≪そんな歌だと思った≫と口々に慰めてくれた。社交辞令半分、本音半分かも知れない。
いい加減に歌う癖を付けないよう、気持ちを引き締めなければならない。 |

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