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若い人たちのア・カペラ・コーラスがあるというので出掛けた。昼過ぎ、区役所ビルの地下2階にある広場に急いで行ってみると、いつものランチタイム・コンサートほどには聴衆が集まっておらず、空席が目立った。広報不足だと思われる。
二十歳ぐらいの20人ほどのグループで、男5人、キーボード弾き歌い1人、マイクスタンドを6本ほど立てていた。純然たるア・カペラでなく、伴奏付きもあった。
レッドリボンコンサート
Seasons of Love, Jonathan Larson
青空/THE BLUE HEARTS, 真島昌利
上を向いて歩こう、 永六輔/中村八大
生れる子供たちのために、 小田和正
アンコール:君の瞳に恋してる
レッドリボンは初耳だ。エイズ撲滅運動のPRが目的で、コンサートは人集めの餌だった。それは構わないが、お喋りが長過ぎた。しかも、エイズについて“啓蒙”してやろうという姿勢だから、初歩的な知識の受け売りが多い。所要時間の三分の一ぐらいはお喋りに費やされたのではないか。
しかし、とにもかくにも、上記5曲を聴かせて貰った。ポップス系と言うのか、ゴスペル風というのか、地声、裏声を駆使し、マイクを巧みに捌いて聴かせる。美声趣味の耳には余り心地よいコンサートではなかった。
と、愚痴ってばかりでは、精神の老化を曝け出すだけで、見っともないから、少しは前向きのコメントを残さなければならない。
彼らは音楽専門学校のヴォ―カル学科生だというだけあって、声はしっかりしている。ハモリも申し分無い。体を柔軟に動かして聴衆との一体感を醸し出している。当然ながら、完全暗譜だ。演奏のメリハリにも練習量の豊富さが窺われた。我々高齢者合唱団も大いに見習ってよい。
エイズ撲滅を真剣に訴える態度も好感が持てる。このような若者ばかりだったら、日本の将来も全く心配無い。
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