愛唱会きらくジャーナル

♪美しく青きドナウ,モルダウ,Waltzing Matilda,ナブッコ,ダニー・ボーイ♪次回9月10日2pm アカデミー向丘

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一昨6日(土)の朝、梅雨が明けたような天気だと思っていたら、気象庁からお墨付きが出たのだが、早過ぎるのではないかと、(同庁の名誉のため)心配でもあった。前兆としての雷鳴を聞いていなかった所為もある。

翌日、立派な雷雨の襲来があり、ホッとした。経験則よりも、全球観測に基づく科学的な気象予測が、やはり優ったわけで、順当な結果だ。

真夏の到来を受け、「勝手にコーラス企画係」としては、その先を準備しなければならない。秋の歌は沢山ある。毎年歌う定番曲には不自由しないが、新曲(実際は古い)発掘を旨とする当係である。

今回は、 作詞 川島実太郎/作曲 成田為三「みのり」を取り上げてみよう。国民歌謡として発表されたらしいが、楽譜を実見したのは、「勤倹貯蓄の歌」(貯金局 昭和13年9月15日発行)の中である。


山田千之/藤井清水「のぞみ」と西村秀樹/草川信「まとゐ」が併載されている。国民歌謡第30輯(ラヂオテキスト)と同内容らしいが未見である。


「みのり」の歌詞は次の通り:

 

都に遠き春なれど
汚れを知らぬ花の里
とく起き出でて耕せば
霞に高き揚雲雀

露振り零す夏草に
牧場の風邪の明るさよ
働く今日の喜びに
嘶く駒の脚軽し

秋の実りの数々を
収め終わりて休らえば
納屋の庇に柿熟れて
初雁渡る嶺の空

深雪降り積む冬の夜は
語り尽きせぬ囲炉裏端
僅かながらの蓄えも
楽しき窓のほだ明かり 

http://gunka06nt2.blog.shinobi.jpから。同サイトによれば、陸海軍礼式歌である。)

 

鄙びた農村の四季の労働と生活を簡潔に読み込んだ詩で、勤労の喜びが伝わる、まさに「勤倹貯蓄の歌」である。他の2曲も歌詞は類想である。勤労の奨めを趣旨として公募、選定したものか。


曲はニ長調、3/4拍子 Moderato(M.M. =104)、音域はレ〜レの1オクターヴで狭いが、軽快な中に格調を感じさせる独唱曲である。
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