愛唱会きらくジャーナル

♪美しく青きドナウ,モルダウ,Waltzing Matilda,ナブッコ,ダニー・ボーイ♪次回9月10日2pm アカデミー向丘

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

嵐前の雨の中、コーラス仲間Fさんの属するグループが出演する≪第14回 秋の小さな音楽会≫を鑑賞して来た。当方が十年以上前に数回(その他大勢の一員として)登壇した高輪区民センター区民ホールが会場であった。
 
彼のグループは、男声7名、女声15名ほどで、男女それぞれお揃いの衣装、いかにもしっかりした合唱団の風情であった。これほどの勢力であれば、常任の指揮者とピアニストを抱えることが出来るのだなあと複雑な心境であった。
イメージ 1
 
団自己紹介メッセージによれば、メンバーの高齢化が進んでいるが、歌のお蔭でまだまだ元気な声を維持しているとのことである。
 
聴いたところでは、確かに声は出ている。ソプラノの最高音は、瞬間風速で二点ラだったと思う。男声は遠慮がちだったようで、まさに脇役の印象であった。女声陣が男声の引き立つところを意識して歌えば、全体としてよく調和した混声合唱になったのではないかと思う。
 
ただ、女声陣の声は、当方の好みではなかった。高齢とあれば無理もない。己自身の声も、他人が聞けばとても美しいとは言えないシロモノなのだろう。元気さを売り物にして声を張り上げると、美しくは聞こえないのではないか。
 
演し物は、ウィーンのオペレッタからの選曲であった。全部日本語訳での演奏なので、特にウィーン風なのかどうかは解らなかった。そもそも、当方は歌詞を聴いていない。専ら声の響きを楽しむ癖がある。要するに、美声を期待しているのだ。無い物ねだりと判って居ながら鑑賞する時ぐらい、しっかり歌詞を聴くべきだと反省した。
ボランティア・グループで老人施設へ歌のコンサートの出前をした。数年前まではかなり頻繁に訪問していた施設だが、意思の疎通に齟齬があって、最近は年1回だけになっているらしい。本日の参加者は総勢二十名を上回った。
 
お客さんは五十名前後、特養と違って、車いすの方は少なく、元気な方が多かった。楽器班は始めピアノとチェロで、途中からヴァイオリンが加わった。弦楽器が2丁になると急に賑やかな雰囲気が醸される。
 
来月から本格的に秋のプログラムで演奏することになっており、今日は準備不足と判っているので、演目の半分は夏プログラムから引き継いだ。来週も本番の予定が入っており、事情は同じなので、やはり夏秋混成プログラムとなる。
 
   虫のこえ
   小さな木の実
   埴生の宿
   菩提樹            男声三重唱 日・独
   花は咲く
   君を乗せて
   秋桜(コスモス)
   モルダウの流れ
   メリー・ウィドウ・ワルツ   ソプラノ・ソロ
   紅葉
 
   アンコール 小さな木の実
 
アンコール曲の用意はしていなかったので、お客さんからリクエストを募ったところ、「小さな木の実」となった。当方の予想は、皆さんが揃って歌える「虫のこえ」「紅葉」あたりだったので、意外だった。
 
秋と冬のプログラムは意欲的な編成になっているので、来月以降の練習はかなりハードになりそうだ。そんなときは、大所帯のグループが頼もしい。

上山明博地震学をつくった男・大森房吉 幻の地震予知と関東大震災の真実」(青土社 2018.7)を読んだ。資料の引用が結構多く、適当に飛ばし読みだったので、厳密に全容を掴んだとは言えないが、忘れられた地震学者・大森房吉の偉大な業績を再確認し、正当な評価を与えようとの意図に基づく評伝である。

イメージ 1
 
大森が“忘れられた”原因は、関東大地震(1923.9.1)を警告しなかったことで世の尊敬を失ったと言われることと同根である。彼の後輩格の今村明恒が世間に警告を発したのに、彼がそれを徒に人心を惑わすものであるかの如く批判したことが祟ったのだ。このことは地震学の歴史に興味を持つ向きには常識となっている。
 
上山氏は、大森が地震学者として無能なるが故に東京には当分大地震は起きないと太鼓判を押したのではないことを論証しようとした。それどころか、実は、正確にその到来を予知していたと述べている。
 
これは驚くべき新所見である。本当であるなら、学会のみならず、世間が相当大きな反応を示すはずだ。
 
氏の述べるには、大森は関東大地震発生より前に、≪関東で次に大地震が起きるのは相模灘である≫と発表、明言していたのである。学術誌及び信頼すべき学者の言を引用している。
 
しかし、これは贔屓の引き倒しというものだ。予知というなら、場所だけでなく、時を明示しなければならない。いつ(頃)発生するのかの情報が伴わなければ、殆ど無価値である。
 
その“時”については、大森自身が関東大地震発生直後に、≪およそ60年後だろうと想定していた≫と語ったとある。その通りであるなら、今の常識に照らせば、大森は、大地震の危険が迫っていると声を大にして警告するべきであった。≪およそ60年後≫ならば、今直ぐであっても不思議は無いからだ。
 
それとも、大森には60年という数字に相当確かな根拠を見出していたのか。その辺については上山氏も解らなかったようだ。
 
いずれにしろ、大森が当時世界随一の地震学者であったこと、実際に多大の業績を上げていたことは本書に示されている。関東大地震を警告しなかったことだけで以って無能な地震学者に貶められたのは不運としか言いようがない。
 
ただし、警告を発していた今村を牽制するのでなく、彼と共に、地震への備えを世に説いていたならと惜しまれる。この点は今一つ納得いかないのであるが、やはり、当分大地震は起きないと思っていたことの表れではないかとも想像される。
 
本書によれば、大森は1916年のノーベル賞候補に挙げられていたそうだ。ノーベル賞委員会からの書簡が残されていると言う。しかし、大森は、その書簡に対して応答しなかったらしい。その理由は不明であるが、当時同賞も今ほど極端な栄誉とは思われていなかったのではないかとの上山氏の推測である。同年は、結局ノーベル賞該当者無しだったそうだ。
 
大森とは対照的に、関東大地震を“予告した”として名を上げた今村だが、彼もその後はあまり華々しいキャリアを積んだと思えない。当方が知らないだけなのか、とにかく彼の伝記も数年前に公刊されていたと記憶する。バランス上、近いうちに読んでみよう。
某≪歌う会≫での」“異調並行唱”について記したのはちょうど2箇月前であった小学唱歌「みなと」 異調並行唱 原調収束...  2018/7/25()、 異調並行唱② 童謡「シャボン玉」 〜 直感的...   2018/7/26())。
 
“異調並行唱”は稍ぎこちない語感があるので、以後“異調併唱”と呼び変えることにしよう。
 
今日、その異調併唱第3幕を経験した。歌は童謡「うさぎ」(うさぎうさぎ なにみて はねる 〜)であった。楽譜無しで、ピアニストは会場から聞こえる試唱を参考にしてメロディーを弾き始める。
 
不思議なことに会場は2派に分れた。当方の属する高音派と、もう一方の低音派である。前回は当方孤独の高音派であったが、今回は人数は不明ながら同志がいた。これにはピアニストも司会者も問題意識を喚起されたらしく、暫く意見交換していた。
 
その“異調”だが、録音で確認したところ、高音派は変ロ長調(ト短調)、低音派は変イ長調(ヘ短調)であった。ただし、今回の聴き取りはかなり難儀した。一方の調に同調した後、他の調に聴覚を合わせて記憶するのが何故か難しかった。ピッチ差が小さいからだろうか。
 
因みに、正統な調は、ハ長調(イ短調)らしい。高音派より1音、低音派より2音高い。
 
楽譜を見て、聞き覚えのメロディーは出だしが間違っていることに気付いた。
ルシンダ・ライリー/著 高橋恭美子/訳「影の歌姫 上・下」(東京創元社 2018.7)を読んだ。舞台が19世紀から21世紀の欧米に亘り、役者も歴上実在の有名人を配しているので、娯楽性は十分である。イメージ 1
 
原題≪THE STORM SISTER≫は“嵐姫”とでも理解すればよいのか。訳題「影の歌姫」は解り易いし、購読意欲をそそる妙案だ。ただし、それは本書の内容の一構成要素に過ぎない。
 
イプセンの戯曲とグリーク作曲の組曲による「ペール・ギュント」の初演(1876)に際し、舞台女優の口パクに合わせて舞台裏で歌ったソプラノ歌手を指す「影の歌姫」が辿った数奇な運命を虚構し、著名芸術家との交流から紡ぎ出される子孫たちの人生を大河ドラマのように描いている。
 
面白いのだが、時系列的に叙述されておらず、時代が前後したり、したがって登場人物がガラリと入れ替わったりするので、読みづらい憾みがある。このような小説手法は近年の流行なのかな。
 
娯楽小説と割り切ればよいとは言うものの、文庫本としては浩瀚な分量であり、読了するにはそれなりのエネルギーを要する。歌姫の物語と他の話題とに密接な関連性は覗えないので、全体に散漫の印象もある。風呂敷を広げ過ぎたのかも知れない。
 
しかし、西洋音楽史の数コマを生き生きと描いて見せてくれるところは見事だ。例によって虚実綯い交ぜであるから歴史的真実と勘違いしないように注意しよう。
 

大団円を飾ることになる老ピアニストが、“飲んだくれであてにならない”、“コンサートをすっぽかす”、“何年も前に解雇されてる”人物で、記念すべき公演での起用を(最初は)言下に断られたという設定は、当方が今抱える悩みにそっくりである。

イメージ 2

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]


.
yha*rym*
yha*rym*
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事