私的な考古学

丹沢山麓で考古学を学ぶ学生諸君との対話

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返信: 1371件

[ flyingman ]

2013/6/6(木) 午前 1:46

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弥生時代の後期から終末期にかけての様相と、布留1式期以降の様相とを同等の時間幅で括れるのでしょうか。布留1式期以降は、とたんに緩慢になりませんか。この疑問は副葬品の組み合わせ関係にみる推移との比較において生じた疑問ですが。

[ nan*ts*2002 ]

2013/6/6(木) 午前 1:45

そういえば、個々の資料の位置付けは今では問題がありますが(「布留0式」的段階は未考慮、石製品は布留式中相からのはず、とか)、かつての都出先生の前期古墳編年って(1979年前後から80年代前半まで)、布留式土器の細分段階との対応関係をかなり意識してたはずですよね?
その後の、和田先生の細分編年や、広瀬先生などの「集成」編年から、須恵器以前の土器との関係がどこかへ行ってしまいましたね。
また埴輪について言えば、和田編年や「集成」編年は、川西先生の円筒埴輪編年が実はかなり機軸になっています。
その川西編年を個々の資料に基づいて全面的に見直して、再編成して細分化したのが、鐘方さんらによる「埴輪検討会編年」ですが(その後、廣瀬覚氏らにより修正的検討もある)、学史から言っても、古式土師器や円筒埴輪の編年を軽視する大賀編年は、なんだかんだ言って和田編年を継承するところがあるのに(新しい要素として三角縁神獣鏡の細分化と倭製鏡の編年深化がありますが)、やはり問題があると言うべきでしょう。

[ nan*ts*2002 ]

2013/6/6(木) 午前 1:04

私も部分的にですが言及しているんですけどね。(本来は修論のテーマの一つ。様々な理由で全体公開できてませんが。詳しくは個人的に。しかしどういう根拠があるかは、私の論文からも分かります。)
ただし、仮にドメスティックな土器であっても、大量の資料に裏打ちされた弥生土器(ドメスティックなものと専業的なものが混在)の編年細分をみれば、編年として成り立っている以上は、古墳時代でも時間軸足りうるはずと考えますが。

[ flyingman ]

2013/6/6(木) 午前 0:58

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コメントが前後しました。専業の問題についてこだわるのは、モンテリウスが指標として取り扱った主要なカテゴリーが、おおむね専門工人集団による特殊技術の修練を要する資料(青銅器)に該当することに依拠しています。モンテリウスが想定したか否かではなく、どのような性格の資料を選んだかを問うた場合に、「専業性」となるし、非日常的な資料となる。そのような意味です。土器は日常性を強く帯びますから、その意味では別枠ないし別次元の取り扱いが必要になるかもしれない、という見解になるのです。ちなみにモンテリウスは、土器のなかでも祭祀用(と推定される)土器は取り扱っています。
で、問題は一括資料相互がどのような関係にあるかの冷静な把握につきるものと思います。

[ flyingman ]

2013/6/6(木) 午前 0:45

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そこが知りたいのです。もし古式土師器以降の土器生産がすべて専業生産であったのなら、古墳の副葬品以上に有力かつ安定的な時期区分の指標になることが期待されるのですが、そうなっていない現状は何を意味するのでしょうか。専業であるがゆえの変化の緩慢さでしょうか。言い換えれば須恵器とどこがどう異なるのか、そこを知りたいし整理したいのです。ようするにある程度の「専業」が想定されるという推測が導かれる資料の実態とはどのようなものか、そうした問いです。

[ nan*ts*2002 ]

2013/6/6(木) 午前 0:44

ちなみに、「主婦」たちが作っているとしても、それが集落の一部の「主婦」たちしか作らず、その集落全体はもちろん近隣あるいは遠方含めた流通があるなら、立派な「専業」的生産でしょう。
これについては稲作文化圏の土器作り民族誌をまとめた小林正史さんがかつて『古代文化』に書かれた論文が参考になります。
そもそも、もし「専業」か否かを基準に型式学的方法論を変えるならその理由と基準を明らかにする必要があります。
モンテリウスは想定していない問題ですから新たに考える必要がありますし、また副葬品全般にわたってその「専業」性をチェックできますか?
あと埴輪はどうだろうとか?
また、編年にあたって「系統性」の厳密な確認とか言い出すと(大賀さんは埴輪にだけ要求していますが)、他の副葬品も怪しくなりますが、大丈夫でしょうか?

[ nan*ts*2002 ]

2013/6/6(木) 午前 0:31

>こうした理解が予断であって、資料の実態を重視すべきだ、という意見
そうです、予断ですね(^_^;)
そもそも、弥生土器のおそらく半分や、さらに土師器段階には、純粋にドメスティックな土器かというと違うでしょうね。
須恵器とはまた異なっていますが、ある程度の「専業」が想定できますし。
田崎博之さんの実証的研究や、最近だと長友朋子さんや鐘ヶ江賢二さんの研究なんかを参照されてください。
また、副葬品になるような遺物でも、たとえば鉄鏃のような大量生産が予想される物は、漸移的変化があるでしょう。

[ flyingman ]

2013/6/6(木) 午前 0:23

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久住さま、先にご指摘いただいたコメントを受けて、本文に修正を施した上での議論とさせていただきます。土器が別次元の問題だと申し上げたのは、作り手側の問題が介在するために一律には括れないとの理由です。須恵器のような専門工人関与が明らかな資料から、主婦たちが作り上げたと考えられるドメスティックな資料、退役老人が作ったと考えられている威信財的な精製土器など、それぞれに型式変化の様態が異なる可能性のあるカテゴリーだから、という意味です。こうした理解が予断であって、資料の実態を重視すべきだ、という意見も予測されますが、どうでしょうか。

[ kusumi ]

2013/6/5(水) 午後 11:52

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>土器の話はまた別次元の問題
土器の型式学で、この記事の論理が当てはまらないなら、やはり何かがおかしいことになると思いますよ、、、、、

[ flyingman ]

2013/6/5(水) 午後 11:33

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森下さんとの方法論上の差異の部分です。それと漸次的変化の様相をそうとらえるかという部分です。ここで先ほどまでの私の文章は、論理破綻を起こしていたのです。応急処置ですから、かなりぎくしゃくした文章になっていますが、お許し下さい。


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