私的な考古学

丹沢山麓で考古学を学ぶ学生諸君との対話

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鹿肉の燻製

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ちょっと変わったスモーク、というべきでしょうか、あるいはディア・ジャーキーとでもいうべきでしょうか。母が田舎で漬け込んだ鹿肉を燻製に仕上げてみました。

日本鹿のお裾分けをご近所から頂戴したものの、一人ではとうてい食べきれないから「秦野ファミリーで食べてよ」といって、約5kgもの鹿肉を車に積み込み長野の伊那谷からはるばる持ってきてくれました。このうち1kgを燻製にしてみてはどうか、と一週間余りの間、塩漬けにしてきてくれたのです。

昨日(27日―日曜日)の朝、さっそく塩抜きをして半日乾燥させ、半分の量を熱燻にしてみました。試食してみれば、それは強烈に塩の利いた燻製になりました。いうまでもなく塩抜き時間を惜しんだのが原因でした。

時間の都合で帰宅してしまった母にお土産として持たせたのは、その辛塩ジャーキーでしたが、本日塩抜きをやり直して残りの肉を燻蒸してみたところ、美味しい鹿肉の燻製が出来上がりました。くせがなく脂肪もなく、試食した娘に言わせると「肉だとはわかるけど、何の肉だろう?…って不思議な感じの味覚」だそうです。要するにこの鹿肉が、母から私への誕生日プレゼントだったわけです。

残りの4kgの鹿肉は、現在冷凍庫に入っています。今度学生諸君を招いたときにでも、鹿ステーキとして振る舞うつもりです。

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満51歳になった11月26日(土)には遺跡資料リポジトリのワークショップなんとかを終え、安里進さんから依頼されて頭を悩ませ続けてきた沖縄県八重山郡与那国町史の原稿「与那国のあけぼの」を、今朝ようやく入稿し終えました。これから今週末12月3日に逗子市で開催される、神奈川の前期古墳に関する講演会資料の作成に入ります。頭の切り替えになんとか慣れたとはいえ、いささか疲れを覚え始めました。

さて国立情報学研究所を会場に行われたワークショップには、東海・関東の広い地域からの参加者をえました。とはいえパネラーや事務局側のメンバーを除くと20名弱となり、首都東京の千代田区で行われたにしては、ごく小規模な会議であったと言わざるをえないのかもしれません。

ただし個人的には、今後の方向性に関して有益なヒントを頂けたものと思います。とりわけ強力な推進論者たちが居並ぶ中で、若手の行政担当者としての率直な意見を述べてくれた沼津市教育委員会のK村君には感謝します。

本学の卒業生でもある彼がどのような意見を示してくれたかというと、次のようなものです。すなわちリポジトリ事業を積極的に推進すべきとの主張を行政の担当者から見れば、当面のところは研究者間の研究環境整備としか映らない。その意義を認めるものではあるが、需要は限定的である。いいかえれば専門的な性格をもつ発掘調査報告書をネット上で公開するからといって、それがただちに「国民共有の財産を皆のものに」する事業である、という論理には現時点で飛躍がある。市民や国民への還元については間接的なものでしかない。だから行政側が本事業に踏み出すためには、市民側に受け止められるだけの相応の説明が必要であり、報告書本体を開示することがどのような意味で市民にとって意義のある情報提供行為になるのかをもっと積極的に打ち出して欲しい。という趣旨のものでした。

至極もっともなご意見だと思います。このご意見について私見を述べれば、本事業は個別自治体から刊行される報告書が、文化庁のいう「適切な調査にもとづく客観的な報告」であるか否か、まさしくこの点についての点検がすべての人々によって可能になる環境の整備であり、個別報告書が専門家から一般市民に至るまでの幅広い批判に耐えられるものであるのかの判断を、開かれた場のもとで可能にし、客観性を担保する事業であるといえるかと思います。その意味では、公共事業がまさしく公共であることを市民の方々に胸を張って主張する格好の材料になりうるものだと思います。

報告書の執筆者に対しては、一面では厳しいものかもしれません。しかしそのような環境整備なくして公共性も主張しえませんし、そうした姿勢が求められている御時世なのではないか、そのように思います。

学界にとっても同様です。旧石器のねつ造問題を未然に防ぐことができなかった学界が襟を正し、専門家集団としての存在証明を今後とも主張する効果的な素材としても、そしてK村君のいうような研究環境の整備という観点からも、本事業は必要不可欠な試金石ではないか、と思うのです。

K村君にとどまらず、関東の3県からわざわざ出席いただいた行政担当者の方々には心から感謝します。と同時に、本事業の定着と波及に向けて今後とも注視し、機会があれば積極的に動いていただければなによりかと思います。以前から本事業の必要性を唱えてきた研究者や、考古学分野への厳しい視線を向けてこられた文献史学者側からは、会場でも厳しいご意見が発せられました。考古学界全体に主張の真意が必ずしも届いていないことへの焦りと苛立ちが確かに含まれておりました。しかし、そのような声に怯むことなく、本事業のもつ意義を冷静な眼で見つめていただければ、と思います。

つたない?偏向した?コーディネーターのもとでの議論でしたが、文化庁の水之江さんを含め、東京会場のワークショップに参加いただいた皆さんには深く感謝いたします。

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