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まことに寒い3月上旬となりました。この冬は奈良も不順な天候がつづきます。
しかし花粉が飛散する時期になり、気温が上がれば霞がでるし、と、山歩きには不都合な条件が重なり始めてきましたので、少し焦り気味。今年は節分と立春の日の出写真を取り損ねています。当日は大雨でしたから。どこからの日の出か、といえば、申すまでもありません。唐古・鍵遺跡からみた日の出です。
そしてこの遺跡からみた年間の日の出の位置を確認する計算にどうしても必要なので、本日午後、角測を強行しました。午後を選んだのは太陽の方向との関わりです。この季節、午前中よりは午後のほうが、東側の山並みがよく見えるからです。
最初の観測点は現在の唐古池際の土手上からです。付近からは弥生中期中頃から後半にかけての時期の方形区画がみつかっているので、その近辺からのデータが欲しいのです。といっても立木に邪魔されずに東方の龍王山山帯がよく見える場所でなければ観測できませんので、すこし計算上の場所からは移動しています。2回目の観測点は、西殿塚古墳とほぼ同緯度の場所で、なるべく古相の大型建物に近い場所、といっても結局唐古池脇の立木を避けるためにすこし場所はずらしています。
4段目に示した写真が、唐古・鍵遺跡から東の龍王山山帯をみたもので、この間が年間の日の出の範囲(北端は八つ岩のある石上604mピーク、南端は三輪山)です。このうち冬至の日の出写真の撮影には一応成功してはいるのです。
本日も寒空の中での作業でしたが、ときおり風がやんでくれましたので、なんとかこなせました。しかしトータルステーションまで神奈川から持ち込む私に、呆れ返る読者の方はきっと多いでしょうね。
かくいう私自身も3年前までは、今こうしている私を予測もしていませんでしたから。仙台市の齋野さんに「若さがない!さわやかさもない!」と痛いコメントを頂戴した、かの「東の山と西の古墳」に関する総仕上げの作業となります。
先日、大和弥生の会の主要メンバーからさまざまなコメントを頂きましたが、そのなかには遺跡周辺の立木で龍王山への眺望が遮られる可能性について点検が必要ではないか、とのご意見がありました。そのため本日は、仰角の観測も簡単におこないました。
作業の終了後には、混み合う下ッ道ルート(国道24号線)を避けて、上ッ道ルート(169号線)を帰り始めたのですが、昼を抜いていたことに気がついたので、回転寿司のスシロー柳本店に立ち寄り、夕食を兼ねた昼を食べました。この寿司屋、ちょくちょく利用しますが、結構うまい店で気に入っています。
店を出ると夕日が綺麗でした。二上山の影が映えていて印象深いものがありました。奈良での休日もあと3週間となりました。日の出の写真、最後は3月21日の春分の日の朝の日の出です。冬至のときもそうでしたが、こればかりは天候次第。龍王山520mピークからとなる計算ですので、それを現場で確かめたいのです。
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