私的な考古学

丹沢山麓で考古学を学ぶ学生諸君との対話

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9月9日(火)
朝から快晴。カイメーヤ地区のI9トレンチではサンゴ礫の周囲を精査した結果、家屋の柱の基礎固めの土坑内への堆積であることが判明し遺構と認定。検出状況写真を撮影するための清掃作業を午前中に実施しました。担当は変わらずU花さんとT居君、N崎さん。

曇天のため午後一番で写真撮影を実施できました。撮影の直前にカラカラになった土に水を打ってみると、土の色が鮮やかにでてきたのには少し感動を覚えました。貴重な水ですので、大事に使っています。I7トレンチでは機械高4.5mからの比高差1.60mの第3スピットで揃えて遺構検出を試みたものの、暗褐色土と黄褐色中砂のマダラな状態を打開できず。担当者(K島、W邊、M井、I崎)の疲労がみえます。富山大チームのI6トレンチでは、第2スピットの掘削途中。本日、第1スピット下面で出土したプラスティックのトタン板を外しました。

アルシケーヤ地区では?鵺層の硬化面(硬化層)の掘削作業を各トレンチで継続中。本日は厚い層をひたすら掘り下げることに集中してくれましたが、貝類を中心とした遺物が多量で、難航しています。

9月10日(水)
朝は雲の多い天候でしたが、昼前から快晴へと転じてしまいました。本日は教養学部の研修2日目で、私は例年どおり集落内のトレンチを案内しました。

なお朝から別働隊を組織し、M田君とW邊君の2名をメブシの墓に派遣しました。2年前にM田君は結局行き着けなかったところです。二人はアダンの森の伐採に手間取り、苦労したのち、ルートを見つけられずに帰ってきましたので、私も同行して探索し、アダンの森を抜けたところからの別ルートを開拓して帰りつきました。石井君が明日最終日になるので、是非一度案内しようと思っての設定でしたが、私もヘトヘトになり、軽い熱中症気味となって昼を迎えました。

アルシケーヤ地区では第?鶚層の検出を目指して掘り下げを継続。G16「?鵺層内遺物集積」(裏返ったサラサバティ2個体と猪の下顎骨)の平面実測と取りあげをおこないました(担当はS袋とN條)。G14は?鶚層に一部入っているようです(担当はU宮とM本)。G15も?鶚層の間際まで到達しているようです(担当はS藤とI浪)。

G17(井戸脇の石垣確認トレンチ)を昨日新設しました(S崎担当)。井戸枠の前から根石を検出しましたが、その脇の小礫は現時点で性格不明です。

カイメーヤ地区ではI9で平面実測。I7は165cm(H.P.4.500からのマイナス比高)の面で精査し、状況写真撮影に向けた清掃を実施。雲を待ちましたが結局雲はなく、午後4時のウチキヌクシへの日の入りを待って写真撮影を実施しました。併せてI9の半裁状況写真撮影もおこないました。

夕方、前の記事のとおり2艇での水運搬(2日目)。男子学生は7時30分過ぎに夕食にありつく。崎原さんからミジュンの差し入れがありました。唐揚げにして頂く予定です。

網取の夕暮れ時

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9月9日と10日は満潮が朝と夕刻になり、そのタイミングを見計らってセンターのスタッフ崎原さんと水谷さんが水を運搬してくれました。満潮時限定というのは、水落の滝まで船を着けるタイミングが満潮に限られているからです。

9日は朝夕併せて4回(2艇で2往復)、10日も朝夕併せて4回の運搬をおこなってくださいました。1回の運搬量は700リットルから800リットルあり、4回ですから1日で3トン程度あります。すべて私たちの生活用水ですから、真に申し訳なく思います。

網取は、やはり例年になく渇水です。3日前までは一時的なスコールもありましたが、ここ3日間はスコールもなく乾き気味です。もちろん洗濯は手洗いで脱水のみ洗濯機使用、トイレは汲み水での洗浄、食器洗いは濯ぎのみ水道利用、シャワーは女性限定でしかも1日おきの交代制、男性は青空シャワーか溜め水を流しかけ。超節水モードです。

桟橋では夕暮れ時の飛び込み、作業着の洗濯、談笑、といった光景が展開していました。石井君はチームの面面に竹べらをプレゼントすべく、竹の加工に余念がありません。

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9月7日
朝は雲が多く曇天になるかと期待したものの、結局作業開始時には晴れました。
アルシケーヤ(G)地区では黄褐色硬化面の検出作業を実施しました。本日から11日まで、この地区は石井君に指導してもらうことになりました。

作業の終盤になってG16トレンチでは当初硬化面と認定していた部分の暗褐色粘性砂質土はごく最近の農学部による撹乱以降の堆積であることが判明。夕方までに検出状況写真撮影を目標に掘り下げと清掃作業を進めてもらうことに。この撮影については夕方の現場ミーティング後に達成されました。

なお石井君と協議の結果、層序については昨年度の試掘調査トレンチに準じてI・?鵺・?鶚層とすることに。土層堆積の所見が整理できるのは明日でしょうか。もう少しだけ時間がかかりそうです。

カイメーヤ地区では冨山大学2人組で新たにI6トレンチを開け始めてもらいました。このトレンチは全土壌をふるいがけするために、表層の腐植土層から10cm単位で機械的に掘り下げてもらうことにしました。本日I6トレンチは表土剥ぎを終え、第1スピットの掘削中で作業を完了しました。I7トレンチでは全体の清掃と遺構検出作業を実施。撹乱土坑を含む近・現代の硬化面の輪郭出しを行い、写真撮影を実施しました。

I9トレンチでは一昨日の所見にもとづき、サブトレンチ以外の全範囲でサンゴ礫の堆積を検出させるべく掘りさげ作業を実施しました。しかし意外にもサンゴ礫の広がりはサブトレンチの西には及んでおらず、ほぼ終焉する状況であることが判明。全面を掘り下げるべく作業を継続中です。

I7トレンチでは地表面から15cm程度掘り下げたところで硬化面を検出。東海大学がこの土地を借り受ける前の(撹乱前の)地表面かと推測されました。

いっぽうI9トレンチでは、サンゴ礫の堆積が西に広がるかどうかを追求してもらいましたが、なぜか西側には広がらず、サブトレンチの範囲で収まってしまうようです。その原因は現時点では不明。こちらについても、全体の様相が把握できるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

9月8日(月)
朝は雲が多い晴れ。朝、網取水源地での水の供給状況を確認してもらうために、院生のM田君、S袋さん、I崎さんの3名に出向いてもらいました。その結果、水源地には水が流れており、取水口からもパイプには流入しているものの、ソジカの上流100mほどの地点で漏水していることがわかりました。急遽男子学生4名で応急的な復旧を実施。漏水を止めることはできたものの、残念ながら旧パネルへの流入にはいたりませんでした。崎原さんによれば、やはり水圧が低いのだどうとのことでした。

調査ですが、まずアルシケーヤ地区では、暗黄褐色硬化面(?鵺層)の除去作業を実施しました。多量の貝殻類や陶磁器片が出土。全域で同時進行的に掘り下げをおこなっているものの、本日の作業完了時点では、まだ全面を掘り切れてはいません。本日G16トレンチでは塩ビ管の埋設を確認。北半部は現代の撹乱であることが判明。ただし土壌の色調や質は?鵺層と識別できず、撹乱の堀方は確認できていません。

カイメーヤ地区では各トレンチで掘り下げを継続中です。本日の作業終了時点で新たな発見はなし。なお現場ミーティングの最中に石井君からサンゴ礫が柱の土台固めではないかとの指摘を受けました。一昨年度のヤンデーヤ地区の状況に酷似しているからです。実際のところ、その可能性は非常に濃厚で、要するにサブトレンチを設定した場所が、偶然建物の壁面に沿っていたということになりそうです。

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