私的な考古学

丹沢山麓で考古学を学ぶ学生諸君との対話

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9月4日(木)
朝は快晴。10時までにカイメーヤ地区の杭打ちを終え、本地区のトレンチ設定をおこないました。この調査区はK島(4年)、W邊・U花・M井(3年)、T居・I崎(2年)の6名で担当することになりました。

西からI6・I7・(I8)・I9トレンチを設定。I6・I7は共に1m×6mと長大なサイズとなりました。排土置き場までの距離があるため、一輪車がもう2台は欲しいところです。なお1台は今朝フレームが錆び付いていて完全なお釈迦となり、現在は調査団全体で1台しかない状況に陥りました。

ところで11時半頃には一天にわかにかき曇り、初のスコールに見舞われることに。恵みの雨の第1弾となり、思いがけず皆の口から歓声が上がりました。

さてI7トレンチ(K島・W邊・I崎)では表層の10cmを南半分の範囲で掘削したところ、硬化面らしき広がりを検出。この広がりを検出する方向にシフトしました。ただし生きている層位か撹乱層かは不明です。

I 9トレンチ(U花・M井・T居担当)では表層の10cmを掘削したところ、褐色の硬化面を検出しましたが、広がりは不明。なおサンゴ礫の堆積が北端で検出され、その広がりを追求することにしました。

なお午前中に農学部の実習生39名と、観光学部の実習生15名がそれぞれ網取入り。農学部の椛田先生と懇談。阿蘇教学課の二子石さんともご挨拶。二子石さんは日本史専攻の卒業生だとのことでした。

午後は1時30分にスタート。天候は曇天で、しかも意外に涼しく感じられました。カイメーヤ地区の掘り下げを急ぐため、ダイスコでの掘り下げを指示しました。

アルシケーヤ地区は第2スピットにさしかかりかという状況。S崎・S袋・S藤(3年)・N崎・N條・U宮(2年)、I浪(1年)の7名構成です。少しペースを上げる必要ありか、とは思いましたが、こちらでは慎重に、と指示しました。G14トレンチ(S崎とN崎)は第2スピットを掘削中。G15トレンチ(S藤・I浪)では第1スピット掘削中に昨年のトレンチを検出しましたので、埋土を除去することに。G16トレンチ(S袋・N條)は第2スピット目の途中でした。
 
9月5日(金)
朝は快晴。9時過ぎに到着した観光学部の実習生(2日目)に向けて私は網取遺跡の調査概要を解説しました。河野裕美先生も同行されました。

調査は昨日に引きつづきカイメーヤ地区・アルシケーヤ地区の各トレンチの掘り下げ作業をおこないました。G14トレンチ(S崎・U宮)では午後になって硬化面を検出。G15トレンチ(S藤・I浪)では2013年度の試掘トレンチの清掃を実施。土層観察を兼ねた線引きの訓練を指示しました。

なお昼前と午後3時過ぎにはスコールに見舞われるも、予定した作業全体をほぼ終了できました。G16トレンチ(S袋・N條)では昨日検出された硬化面の広がりを追求。本日では作業を完了せず、やや遅れ気味。

カイメーヤ地区では、本日からI9トレンチの東壁面沿いに幅50cmのサブトレンチを掘削(U花・T居・N崎)。ここでは昨日検出されていた暗褐色粘性砂質土層の直下からサンゴ礫を敷いた面を検出しました。意外な堆積に直面して戸惑いつつも掘削を継続。

途中、昼前にスコールに見舞われたものの、午後3時前にはサンゴ礫の除去におおむね目途がたちました。さたにサンゴ礫堆の直下は3層(砂丘堆の直上で貝塚のベース面)に酷似した土層であることに驚かされました。

要するに本トレンチ内は撹乱の範囲外であることが判明したばかりか、勝負すべき層位が地表面から非常に浅いところにあることが判明したわけです。

I7トレンチ(K島・M井・W邊・I崎)では昨日眼高1.46までとしていた掘削深度を1.52前後まで下げることとして掘り下げを実施しましたが、この深さのところで先の3層に酷似した堆積と対面することに。全面を同深度で揃えるべく皆に奮闘してもらいました。午後3時過ぎのスコールを経て、作業は八割程度終了です。

なお明日6日は完全オフの予定。皆疲れが出始める時期ですから、センターの水谷さんに船を出していただき、女子学生は網取湾でシュノーケリング。男子学生は私の指導でカヤック乗りと自力シュノーケリングとなる予定です。

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9月2日(火)
快晴。本日は朝から全員でカイメーヤ地区(I地区)の伐採に入りました。蒸し暑い環境下でのかなり広い範囲の伐採となり、予想以上に皆の疲労となった可能性がありました。

ただし午後には無事伐採を終え、調査前の写真撮影に漕ぎ着けました。その後はひきつづきアルシケーヤ地区(G地区)の清掃と伐採に入りました。こちらも夕方までにはほぼ終了し、明日には調査間風景の写真撮影の見込みとなりました。

そのいっぽうで男子学生諸君は昼前からスタッフの補佐役として水の補給に従事し、力仕事にいそしんでもらいました。淡水は船浮湾の奥にある「水落の滝」からはるばる運んできたものです。船に1トン用の貯水槽を積んで滝まで出向き、落水を直接受けたのちはサバ崎を越えて網取迄運搬するというのですから、崎原さんと水谷さんのご苦労には本当に頭が下がります。

なお網取到着後の水の運搬は、本日からナカヌウダチの浜側前面まで船で輸送し、そこからポンプアップして1回の中継で旧パネルの貯水タンクまで入れることとなりました。この方法が現時点ではベストの解決策であることが判明したからです。本日は「水落の滝」まで4往復をこなしたようです。

ところで私は1日の仕事を終えたらフラフラの状態になり、夕食はほとんど手つかず。ミーティングもそこそこにして寝入ってしまいました。二日酔いが原因かと思ったら、じつは軽い熱中症だったようです。歳でしょうかね。情けない限りです。

9月3日(水)
真に快晴。本日から2地点の水準点移動と基準杭の設定に入りました。水準点移動については2年生の5名(U宮・N條・T井・I崎・N崎)が2組となって担当し、午前中に2地点ともに作業を完了しました。それぞれの組が水準点とB.Mを往復したところ、誤差は1ミリ。カイメーヤ地区だけ2往復の結果が3ミリの誤差となり、これについては中央値を採用。優秀な成績です。

いっぽう杭打ちは3年のS袋とW邊が担当。午前中はアルシケーヤ地区で杭打ちを実施し、12時過ぎに本地区のグリッド杭打ちを完了。午後からはヤンデーヤ地区の杭打ちに入りました。午後は距離が長いこともあって苦労し、夕方にかけて7本の杭打ちを終えたようです。明日の午前中(10時まで)に杭打ちも完了する見込み。

午後、アルシケーヤ地区では調査区の設定に入りました。フールの正面および南側の縁に沿ってトレンチを配置し、本日はフールの正面に向かって左から(南から)G14・G15・G16のトレンチを設定しました。このうちG15とG16は2.5m四方、G14は1×3.5mとなり、撹乱層の範囲を避けてL字状に設定した格好となりました。

午後3時以降は、アルシケーヤ地区の掘削を開始しました。G14は第2スピット以下の土壌について全量ふるいがけとするものの、他の2トレンチについてはふるいがけをせずに掘り下げることとしました。
 昼前から男子学生のうちT居・N條・I浪の3名はセンターのスタッフとともに「水落の滝」まで水汲みに向かってもらいました。本日は3往復。そのかいあって夕方、本日限定でシャワー使用の許可が降りました。

私については、本日体調が回復し、快適な一日となりました。例年どおり夕方のビールを堪能。現金なものです。

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長らくブログの更新をサボっておりました。今年の西表島・網取遺跡調査の様子をアップします。電波の状態が落ち着きませんでしたので、まず前半を3回に分けてダイジェスト版で。

8月31日(日)
快晴に近い晴れ模様のなか、本日の夕方に白浜へ入りました。私と2年のT居と無料送迎バスを途中でおりて浦内施設に立ち寄り、郵送済みの荷物を公用車に積み込みました。

ただし今季は網取には水が殆ど無く、およそ10数年ぶりの渇水とのことで、急遽浦内施設で水道水を多量に汲み取り、公用車に積み込むこととなりました。

2回目の輸送時には今年の学生長をお願いした4年生のK島と2年のN條を同行しセンターのスタッフに紹介。夜は金城旅館に宿泊しました。

9月1日(月)
快晴、朝の定期便とは別の船で学生諸君と前日積み込んだ荷物と飲料水を池田さんの船で網取輸送していただきました。今年から網取航路は完全に廃止となったとのことで従来の「ニュー船浮」は使用できず、代わりの船を使用するとのことでした。船を見送ったのち、私は一人公用車で浦内のセンターに向かい、9時過ぎに河野裕美先生が到着するのを待ってミーティングに出席。

折から海洋学部の修了生J野君が休暇をとって西表島に来ており、昨晩の釣りで大漁だったといってクーラー一杯の魚を振る舞ってくれると申し出てくれました。ありがたいことです。午前中は私も鱗取りを手伝い、午後水谷さんの船でJ野君共々網取に入りました。

今年は網取に長期滞在生はおらず、私たちだけが利用者。水の問題は深刻で、明日以降も水の運搬にスタッフは掛かり切りになってくださるそう。網取に着いてみればスタッフと男子学生は水の運搬をおこなっており、水を桟橋から旧パネルの貯水タンク(濾過前の貯水タンク)にまで運び入れる算段に悩んでいらっしゃいました。真に申し訳なく思います。

その後は夕方まで発掘調査器材類を現場に振り分けるなどして1日目の作業を終えました。夕食はJ野君の手料理のもとの魚づくしでした(私は嬉しくなってビールや泡盛を飲み過ぎ、酒量は相当な超過)。
 水がないため、当面はシャワーなし、洗濯機の使用は禁止とし、海で汗は流してもらし、タライに汲んだ水で洗濯をしてもらうことになりました。

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