私的な考古学

丹沢山麓で考古学を学ぶ学生諸君との対話

調査

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8月17日の長居原遺跡

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本日は早朝に松本市からお借りした器財類を搬入し、調査地での伐採作業が始まりました。

今年初めて参加する学生諸君のために、院生のH満君が調査地の全域を案内する役目を買ってでてくれました。私も最後尾から付いていったのですが、過去2年間の成果もあって、昨年までに伐採を行った土地は下草が無く非常に見晴らしがよくなっていることに改めて驚かされました。

ついでに伐採対象地と試掘調査予定地を紹介してくれましたが、そこには多数の倒木に灌木・竹林・ツタが絡まっていて、今年についても、やはり難儀しそうな予感を抱かされました。

H満君の指示で3地点に分かれて伐採を始めましたが、私もしっかり面子に加えられており、お囃子役はできませんでした。その後は草刈り機を一日振り回していたので、私は本日の現場風景写真を撮れず終い。アップした写真は3年のN澤君からもらった2枚です。

伐採中に、私のところでは倒木の隙間にあったアシナガバチの巣と鉢合わせ。他の班でもスズメバチと遭遇したようです。3年目にして初めてですが、遭遇場所を回避して明日に回すことにしました。
H満とIノ瀬君は座標測量を開始。伐採は、今後2日間続きそうです。

午後には松本市の大竹さんと弘前大学の上条さんが現場にお越しくださいました。

夕方には雷雨の襲来を受け、あわてて撤収。明日の天候が心配です。

夜N谷からH満にメールが入り、差し入れを送ってくれるそう。北海道の名物が届くものと皆楽しみにしています。

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本日から今年の夏の考古学実習を兼ねた遺跡調査が始まりました。初日の今日は毎年宿舎としてお願いしているクライン・ガルテンに集合し、宿舎の準備と周辺探索を行ったようです。

「ようです」というのは、私は夕方に合流したからです(久しぶりに盆を田舎の母と過ごすことができました)。昨日までの悪天候も回復して本日は晴天となりました。

午後1時に松本駅に集合した学生諸君は13名。そこから松本市教委の方々が4台車を出してくださり、ここ四賀地区に移動してきたようで、毎度のことながら市教委の方々には感謝です。

調査担当者の松本建速さんも調査機材と院生のH満君を乗せて、無事自家用車で到着したようで、なによりです。そんなこんなで、私を加えると総勢16名となりました。

2棟のお洒落な建物にこれから2週間、お世話になることになります。明日からいよいよ長居原遺跡の調査です。

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今年の9月に実施する予定の西表島網取遺跡の発掘調査に向けた事前学習会が本日終了しました。

5週間にわたり9本の論文を読破する購読会として展開されてきた学生主体の学習会ですが、最終日の今日のテキストは「風水」に関する論文でした。今年は1年生と3年生が組み合わせになって発表を分担し、理解を深めようとの工夫が凝らされていました。

大学院の授業が先週で終わったので、本日は院生のMリと参加しました。網取村跡の立地が風水の考え方に適合するのかどうの検討も重要な課題ですので、興味深く発表を聞いていました。

ただし風水の問題ですから、いきなり1年生や3年生が論文を読んでみても難儀するところが大きいだろうな、と考えたのと、ちょうど先週の水曜日には文化人類学者で風水の大家でもいらっしゃる渡邊欣雄先生に教えを受ける機会もあったので、渡邊先生の著作から関連する図面をコピーして教室に持ってゆき、補足説明かたがた、網取村跡に残された諸施設の配置関係や、周辺の山々との関係について、暫定的な考え方を話し、学生諸君からの質問や意見を聞きました。それでもピンと来ない諸君は多いものと推察されました。

私も前方後円墳と方位の問題に関わらなければ、風水に興味を抱くこともなかったかもしれないと思いますが、3年前に中野美代子先生の『龍の住むランドスケープ-中国人の空間デザイン-』(福武書店)を齋藤道子先生から紹介されて以来、深く関心を抱くようになりました。もちろん今回学生諸君に紹介した渡邊先生の『風水 気の景観地理学』(人文書院)もお勧めです。

今年から網取遺跡の調査では、この「風水地理」とも向き合うことになります。

学習会は本日で終了ですが、測量機器類の取り扱い練習は、来週も続きます。

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一昨日まで与那国島を訪問してきました。日本最西端の島ですが、ようやく馴染みになった西表島との地形や地質上の相違点を実感してみたいとの思いが募ったからです。ちょうど大学の授業期間が先週終了しましたので、次の入試業務が目白押しになるまでの隙間をぬってN谷を連れて行って来ました。

なによりも驚かされたのは、その地形的特徴でした。小盆地が至るところにあって、天水田の好適地ばかりといってもよいほどでした。もちろん砂丘の裏に後背湿地の発達した扇状地の地点も南北に二箇所あり、こちらについては西表島や石垣島でも随所に見られる地形ですが、小盆地の多さと、その広さは強烈な印象となって刻みつけられた次第です。

八重山において最高の稲作好適地は、おそらく与那国島なのでしょう。だからこそ15世紀の済州島からの漂流民の記録にも、水稲が発達して粟などには見向きもしない島民の姿が記されることになったのだとも思います。島を隅々まで回りながら、この島の凄さを改めて実感させられたところです。

ちょうど今の季節は田植えのシーズン。これから多雨の季節を迎える八重山ですから、ベストタイミングでの訪問だったともいえます。


しかしそうはいっても、島に滞在した3日間は、一日中雨模様で、1日目と3日目には強風の荒天。台湾島や西表島を遠望してみる、というのも秘かな目的のひとつではあったのですが、それは叶いませんでした。もちろん連日ずぶ濡れ。とはいえ、町史編纂室の米城さんにもご挨拶でき、真に実りの多い与那国島旅行でした。

写真は上3段までが本文に関連する地形や水田跡のもの。最下段はオマケ。私も涙したテレビドラマのセットです。雨粒がレンズについた状態のまま撮影していましたので、画面が曇っています。あしからず。

9月15日の網取遺跡

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現場最終日の本日、台風は沖縄本島を直撃するコースをたどっているせいか、朝から完全に晴れわたり、爽快なほどでした。

宿舎の大部屋に敷いた全布団類を朝から干し、午前中は現場での図面作成の続きと器材類の清掃作業を二手に分けておこないました。午後からは3年生男子学生を中心とする現場の埋め戻しチームと、3年生女子学生を中心とする機材類の収納チームに分けて作業を進めました。

埋め戻しについては、巨石のあるQ1−2トレンチとQ3A-Bトレンチ、およびP9トレンチの埋め戻しを崎原さんの重機に委ねることにして、残りの3トレンチの埋め戻しを行いました。

午後4時からは後半参加の1・2年生には珊瑚礁の海でのシュノーケリングを是非体験させたいとのN谷の配慮で、埋め戻しは“むさ苦しい?ガサツ?”な慶応のK林と壺屋博のY田率いる3年と2年の男子学生に任せることにしました。かといってN谷が楽をする訳ではなく、珊瑚礁の広がる沖合200m地点まで、泳ぎの初心者の1・2年生4名を一人ずつ2人乗りのカヌーで送っては戻る、を4往復する役目。

泳ぎの不得意な女子学生にはライフジャケットを着けさせましたし、風は北風のため、湾外に流される心配は絶無でしたので、N谷君の頑張りのおかげもあって、皆、珊瑚礁の海のシュノーケリングを満喫できたようです。

午後5時過ぎには埋め戻しも終わり、その後桟橋付近には汚れた衣服のまま海に飛び込む男子学生たちがたむろし始めました。なぜか入れ替えに女子学生たちは水から上がり、無事、最終日を終えることができました。

最終日のミーティングでは、OBであるY林君とY田君から後輩達に向けた気の利いたメッセージのスピーチもいただき、彼らの成長ぶりに目を細めていた私でした。

こうして私の2011年夏も終わりです。後は明日、台風と相談しながらどうやって帰るかが課題として残るのみです。いや...正確には原稿を抱え込んでいました。悩ましい限りです。


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