介護

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父の相棒のバイクです。

母が元気なころは、テントや毛布を積んで遠出をして、川遊び。

石を集めるのが趣味です。

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 あれから10年。

 父は、立派な主夫になった。

もともとは、大家族の中の長男で育ち、縦のものを横にもしない、

 結婚した頃、母が魚を焼いて食卓に並べると、

「おい、この魚、骨があるではないか」

と、のたもうた。

 母は、自分の健康に不安を覚え始めた頃、

「自分がもし先立ったら、この人も娘たちも困らないように」

逃げる父を捕まえ、だしの取り方から覚えてもらった。

父は、掃除以外はすべての家事を覚え、不器用な手つきながら、

腕前をめきめき上げた。

 台所のテーブルの上には、いつも料理本が開かれたままになっていて、

小麦粉やケチャップ、醤油のシミが、父の手形のままついている。

 はじめの頃は「超 初心者のための料理」といったたぐいの、薄いものが

多かったが、年を追って、分厚く専門的になり、和・洋・中と、父の興味の

ままに種類が変わってきている。

 去年は、イタリアンに懲り、最新式のオーブンも買った。

 同居していた妹の娘たちは、

「わたし、ぜったい、じいちゃんみたいな人と結婚する」と

雀の学校のように口をそろえて言う。

 私の二男も、じいちゃんの料理が食べたくなると、電話でリザーブする。

 メニューは、その時々で、



     にんにくとショウガのたっぷりきいた、エビチリ。

     特性だれに漬け込んだ、ふっくらした鶏の唐揚げ。

     惜しみなく使われたチーズがジュクジュク沸き上がるように熱せられ、

    オーブンから登場するピザ。

     大タコのぶつ切りの入った、たこやき。

     羽根付き餃子


 病弱な母が受け付けなくなった、こってりしたものを、高校生の二男の底なし胃袋に

満たし、父も満足する。

 母も、ベッドから目を光らせて指令を出し、父をサポートしている。


 今年の正月には、妹と私の一家を集め、父はてんぷらを振る舞ってくれた。

きっちり油の温度を計りながら次々揚がってくる、海老や紫蘇、きすなど、私たちは

にぎやかにごちそうになった。

 おいしくいただきながらも、私と妹は、父の足元に雪のようにこぼれている小麦粉、

転がる卵の殻が気になってしかたないが、目をつぶる。手出しをすると、父の機嫌が

悪くなるからだ。

 来年は、何をご馳走してくれるのだろう。

 脚が弱り、トイレに行くのもままならなくなった母。

 父も元気そうではあるが、やはり老いが目につく。

 来年も、車いすの母がいる部屋で、父の新作がいただけますように。               


                               2008年 1月 


 

 これは、今年の一月に、記録を兼ねて書きとめておいたものです。

 さてさて、この直後くらいから、

母はますます眠り姫になり、

父の腕を振るったレストランも閉店の日が多くなってきました。


父も、年相応に、頑固になってきて、

お姫さまたち(妹と私)を困らせることも、たまに、あります。


 やれやれ、またー? そんなぁ まったく、どうしましょう、お姉さま(叶姉妹?)

 それはまた来週のおはなし。               

                            (^−^)   つづく
  




 
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父、ふだんは自転車に乗って、マーケットでお買い物。

マラソン

きのうは時間がなくなり、いやなところで終わらせてしまいました。<(_ _)>

でも、これも介護の途中起こりがちな出来事だと思いますから、
続けてあっさりと書いてしまいましょう。

だだし、コメントは、お見送りくださいね〜。ちょっと深刻な局面なので。
もう10年前のことで、私は大丈夫なんですけど。(*^_^*)


 
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 40年間同居を続けてきた父母の元から、叔父の元へ、

祖父母は突然引き取られて行きました。

 原因は、書かないつもりでした。

私の側からの一方的なものになるからです。

でも、ここまで書いちゃったので、ちょっとだけ、触れておきます。



 末っ子の叔父は、一ヶ月に一度ほど、仕事の関係で近くをまわり、

私の実家に寄りました。目を潤ませて、祖父母をなでたりさすったり、

やさしく声をかけていました。

 一方祖父母は、少しばかり動産を持っていました。それで、強気で。

父母に関する愚痴は、叔父や、近くに住む叔母にこぼしていたのですね。

叔父や叔母は、伴侶の親と同居した経験がありません。まともにそれを受け止めて、

私の父母への不信感をつのらせていたと思われます。

 叔父に引き取られて1年半後に祖父が、、数年後に祖母が、亡くなりました。




 4世代同居の家に生まれ育った私は、思うのです。

 同居は、マラソンだと。

 あまりスピードを出したら続かない。苦しい時にはフォームもへったくれもない。

あごを出そうが、家族から不満が出ようが、はいつくばろうが、

とにかく続けていかなければなりません。

自分の子供が反抗期の頃は、親と子供の舵取りに、毎日肝を冷やします。

 親が老いたらおぶって、感謝されるどころか悪口を言われながらでも

少々のことは無視して聞き流し、父のように鼻でもほじりながら、とにかく進む。

 40年間そのように走ってきた父母。

 ゴールがそこに見えてきたとき、

「その走り方は何だ」と、観客の叔父が、私の父母を石で打ち、

祖父母を奪って走り始めました。

 叔父は、短距離を走り、ゴール。

 喝采を浴びたかどうか、私は知りません。

 私は、叔父叔母とは幼いころから同じ家で暮らし、かわいがってもらい、

本当の兄弟のようにして育ちました。

 今後どこかで会うことがあれば、

 でも、だから、ひとこと言いたい。

「百歩譲って、

 そちらにはそちらの言い分があるのかもしれないけど、

 あんまり、カッコ良すぎやしませんか」



 その軋轢の中で、母は半狂乱になりました。父は母をかばい、

叔父が祖父母を連れていくにまかせました。

 40数年、共に暮らした祖父母が連れていかれた時、母は痛手を受け、

寝たきりになった今でも、傷を抱えていますが、

同時に、

「ああ、今日から食事の献立に気を張らなくていいんだ」

「もう、毎日の生活で、気を使わなくていいんだ」

膝の力が抜け、うしろめたいほど気が楽になったと言います。



                        次回は、幸せな姫と王子様のおはなしです(^O^)/







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姫と王子のお見合い

私の父母は、見合い結婚だった。

 お見合いの日、父と母は、近くの町へ行った。

 汽車を下りるとすぐ、父が尋ねた。

「おなかすいていませんか」

「まだ・・・」

と、蚊の鳴くような声で答える母。

それきり父も母も、食事のことを言い出す勇気なく、空腹を抱えたまま、

暗くなるまでその町を歩き回り、帰った。

 そして八日後、婚礼の式を挙げた。

 当時、親の勧める縁談に、是も非もなかった。

それに、母は、農家の娘として苦労して育ったので、何が何でもサラリーマンの妻に

なりたかったのである。

 四畳半に、父母と婚礼家具、後に妹と私もおさまった。襖の向こうには、會祖母が

起き臥ししている。壁を隔てた隣の二部屋には、祖父母と父の弟妹が住むという、

最悪の住宅事情。夏場など、襖を開け放して寝たというから、若い母にとっては

過酷な新婚生活だっただろうと思われる。

 叔父が進学、叔母が結婚し家を出たのを機に、會祖母・祖父母・父母に妹と私の

計七人は、広い家に引っ越した。

 父も祖父も長男。母屋であるから、親戚が、しょっちゅう出たり入ったり。

大おばたちは、あくの強い人ばかりで、わが家はいつもにぎやかだった。

私たち子供は楽しかったが、嫁である母は、大変だった。

 父母は、このようにして40年間、ハネムーンも何もなく、祖父母と共に住んだ。



 十年前、祖父母が九十数歳を超えたある日、遠方に住んでいた叔父が、私の父母への

非難を言い立て、つむじ風のように、祖父母を自分のもとへ引き取った。

眠り姫 と 王子様

 数年前・・・

実家の母が、父に感謝状を書いた。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「お母さん、助けて! 」

と、涙をぽろぽろ流しながらお墓に手を合わせたときから

はや27年が過ぎました。

私は、がんにおかされていたのです。

小さい時は兄弟姉妹が多く、けっして大事に育ててもらった

おぼえがないのです。結婚しても、核家族ではありません。

お金持ちではないので、よく働き、心身ともにぼろぼろに

なりました。50年、長い年月でした。

今は娘夫婦と孫二人、二世帯住宅でそれぞれの生活を楽しんで

います。

私は体が弱いので、家事全部主人にしてもらっています。

感謝です。

やさしい主人と二人金婚式を迎えることができました。

これから体に気をつけて、残りの人生を仲良く生きたいと

思います。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


「面と向かって言えないので、書いた」

と、母は言った。

 私と妹は読んで顔を見合せ、にやにやした。

 何と感謝にあふれた、しおらしい文章。

ま、これはこれで母の本音にはちがいないが。

 その頃の母は、父に辛辣だった。

 自分自身の体が弱って、これまでのように動けないことに

いらだち、父によく当たっていた。

 人一倍元気で口下手な父は、

「あんたが、大将!!! 」

とか

「はいっ! 司令官」

とか呼んで母をまつりあげながら家事を引き受け世話をしている。

母は、言葉とは裏腹に、父がいなければ寂しがり、なにもできない。

 けれども、以前はそうではなかった。



 私が物心ついた頃・・・

 祖父が悲鳴を上げる。

「おーーーい、T子ーー、きてくれー」

朝顔の支柱に、蛇がからみついているのだ。

一目で状況を見て取った母が、火ばさみと十能を持って飛んで行き、

蛇にとどめをさし、川へ捨てに行く。

 実家は、以前田んぼだった土地を買い取って建てられたので、

最初の数年は、ひと夏に5〜6匹、蛇が出た。

そのたび「お〜〜い、T子」という声は響き渡り、母が大活躍した。

 母だって、蛇は大嫌いだ。けれど、他に退治する人がなければ

しようがないではないか。他の人がもたつくのを見てイライラするより、

自分で片付けた方が気持ちいい。

 父もよく母を呼んでいた。

「お〜〜〜い、T子〜〜」

風呂の木の蓋が壊れているのだ。

今度は、釘と金づちを持って、風呂場へ走る母。

 夕暮れ時、父が暗がりに坐っている。

帰宅した母が、電灯のひもを引っ張るが、つかない。ヒューズが飛んだのだ。

 母は屋根裏に上がって修理し、家中に光を取り戻す。

 母は、小柄で、器用で、働き者だった。

眠り姫 

時々、妹のK子から電話があります。

おしゃべりの合間に私が尋ねる。

「おひめさまのご機嫌いかが? 」

その日によって、返事はいろいろ。

「また、落ちこんどる。こっちまで、憂鬱」

一通り聞いて、ねぎらいます。


「今日は、ごきげんうるわしいよ。晩御飯も、まあまあ食べた」

「よかった。やれやれ(^−^)」


そうなのです。私の実家には、姫さま、それも、眠り姫が住んでいるのです。

姫さまとは、母のこと。

そして姫さまの相棒は、



   水戸黄門を観る・・・


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   ピンクの携帯。

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    ほとんどの時間をベッドの上で過ごすので、

    床ずれ防止の脚枕


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そして、これ。

>>>>ポータブルトイレ<<<<・  画像はあるけど、削除。

だれですか?げげっ!なんて言ったのは。あなただって、いつかは、お世話になるかもしれない相棒ですよ〜。

このように、母の相棒はたくさんありますが、なんといっても、一番の相棒は、この人。

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父です。

これは、まだ若い頃の写真。私に長男が生まれたときの。

この頃の父は、家のことは何にもできませんでした。

母の体が弱ってから、家事全般をこなすようになり、中心になって介護にあたってくれています。

二世帯住宅で同居している妹は、仕事に行く前に実家のお掃除と母の汚物の片づけ、

休日にちょくちょく覗くこと、

お総菜もよく差し入れしています。

私は、平日の様子見と、病院の付添、介護センターとか、お医者さんとのやりとりや手配など、

対外的なことの取次。

3人が、暗黙のうちにできることをローテーションを組んでいます。

といっても、何と言っても父が一番大変。その次が、妹。私は、家が離れていることもあって、三番目に大変・・・かな?


次から少し父と母のことを書いていきます。

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