字正腔圆

古调虽自爱,今人多不弹

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「一“調”遮百丑」

 皆さんは一体何のために発音を練習するのでしょうか?
 もし相手に意志を伝えるためだけであれば、中国語の発音はそれ程難しくないと私は思っています。そしてそのために日本語に似ている音から練習を始めるのは手っ取り早い方法ではありますが、その代わり少々「日本風」になってしまうことは仕方がないでしょう。ただし中国語を綺麗に発音したい、そういう目的があるならば、話は別です。
 「一白遮百丑」(色の白いは七難隠す)という言葉がありますが、中国語を綺麗に発音するメリットとして私は「一“調”遮百丑」(正しい「調」は七難隠す)ということが言えると思います。「調」はここでは“動態声調”、“軽重格式”と“イントネーション”の総称で、簡単に言えば音と音を連続させた発音方法です。そういう方法を得るためには二つのやり方があり、一つは中国に行って自然に身に付けるか、それとも日本でこういうような授業を受けてきちんと練習するか、のどっちかですね。でもどっちでも時間がかかります。
 文法を例に挙げてみましょう。もし全く文法を知らない人が“我/餃子/想吃”。と三つの単語やフレーズを並べたとしても、その相手が中国人ならばきっと「私は餃子を食べたい」と言いたいのだと理解してくれることでしょう。わたしは、発音における「調」はセンテンスを作る上での文法のようなものであり、ピンインはセンテンスを構成する単語に喩えられると思います。ピンインも単語も言語のなかの要素の一つに過ぎず、文法に基づかなければたとえ意味が通じたとしても正しい文を作ることは出来ません。発音も同じです。イントネーションや緩急といった「調」がなくても通じることは通じますが、それはきれいな発音とは言えません。
 ちなみに私の教育理念は、声調・子音・母音は「調」と言うベースの中で練習し、その中で矯正していくべきです。「調」は発音の命です、「調」がよければ発音は綺麗になる、「一“調”遮百丑」とはこういうことなのです。

「発音教室」を5月に開講いたします。
発音を直して欲しい方、もっと綺麗にしたい方へ:どうぞ先ず以下のアドレスをクリックしてください。
http://www.chuken.gr.jp/wuzhigang-fayin.html

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閉じる コメント(15)

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呉先生こんばんは。今日も中国語の勉強を楽しくさせていただいています。

さて、私は英語の発音を日本国内で、しかも独学で修得できました。というのも、かなり音声教材が充実しているということがあるでしょう。勿論それだけではないと思いますが。自慢になってしまいますが、英語とフランス語の発音がきれいだね、と言われることもありました。幸いなことにフランス語は大学授業でフランス人の先生の直接習ったのですが、気軽にフランス語を直に聴ける環境にあったのも一因かも知れません。

呉先生の仰ることは、少なくとも英語においても言えることだと思います。発音記号に忠実に発音したとしても、単語ごとに区切ってしまっては相手に誤解を与える可能性が高いのですね。私もできるだけ、中国語に限らず韓国語でもフランス語でも、少なくとも文単位で発音の練習をしています。

さて、今日も「まいにち中国語」の会話復習でフレーズ練習をたくさんさせていただきました。初心に戻ってしっかり基礎から鍛え直します。

2008/4/12(土) 午前 0:58 [ e_teacher ] 返信する

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ラジオ講座や録音教材で勉強すると発音は良くなるような気がします。それは特に発音の良い人をお手本にできるからだと思います。
英語ではイントネーションや緩急を重視した教材が多く見受けられますが、中国語は少ないです。ピンインがふってあるのを読むと平坦になってしまうので、漢字だけて読む訓練が必要なんでしょうね。
張芸謀監督や陳凱歌監督の話は緩急が多いですね。 削除

2008/4/12(土) 午前 1:02 [ arip ] 返信する

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e_teacher様:コメントありがとうございます。中国語の発音=ピンイン=声調・子音・母音。それ以外面倒を見ない(分らないかも)、と言う教育現状は可笑しいではないかと思いますね。私は「その以外」の内容や練習方法などを紹介しようとしてますが、どこまで行けるか分りませんが頑張ります。

2008/4/12(土) 午後 4:49 [ yiyantang545 ] 返信する

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arip様:英語・日本語と比べて中国語のほうがかなり遅れていると思います。中国語の教育界で文法と比べて発音を研究している人は少なすぎる、さらにその僅かの人たちが作った教材もピンインまでですね、と言う中国語の教育界の現状ですね。

2008/4/12(土) 午後 5:01 [ yiyantang545 ] 返信する

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呉先生こんにちは。以前、私のブログにコメントをいただきまして、ありがとうございました。市販されている教材はピンインまで・・・やはりそうなんですね。教育の現場でもそうなのですか。私は独学なので、発音学習に関して、教材に頼らざるを得ない部分が多いです。それ以上の部分は、インターネットで少ない情報を拾ったり、自分で工夫しています。
先生が書かれた「調」の考え方、子音・母音の要素をどうやって連続的に「つなぐ」のか、「点と線」の違いなど、発音学習において非常に重要だと感じます。これはまさに私が探していた情報でした。貴重な情報だと思ったので、先生の記事を引用させていただいて私のブログに書きました。
私が発音を練習する主な理由は、聞き取る力を向上させるためです。スピードが速く崩れかけた音を聞き取るためには、発音の仕組みをよく知ることが重要だと考えています。 削除

2008/4/12(土) 午後 6:56 [ chstd ] 返信する

私は仮名を読んで中国語には一切ならないのは発音の構造が中国語と日本語で全く違うためであるからだと思っています。使ってる声の高低の音域さえ違ってる。ですので正しい発音の方法を知って訓練によってのみ中国語の発音が正しく出来るのだと思っています。ただ、漫然と発音をすればいいのだろうじゃ、決して中国語の発音は身に付かない。呉先生が仰ってる事まで含めて訓練をしなくちゃいけないと思います(ゴルフやる人は重たいゴルフバックを担いでわざわざ練習場に行って練習しますよ。口の筋肉、舌の筋肉、のどの筋肉を動かすのに練習・訓練が必要と考えない方がおかしいです。中国語会話は頭脳だけでするのではないのですからね)。
呉先生のように北京出身の中国人だってプロのアナウンサーや役者になろうと思ったら訓練するでしょう。まして私のように30過ぎて中国語学習者になった人間が自然に中国語の発音を身につけられますか?と言ったら答えは当然「出来ません」。先生の中検等の発音講座の成果が上がりますようにお祈りします。

2008/4/12(土) 午後 8:33 [ 日中韓ちゃん ] 返信する

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chstd様:コメントありがとうございます。仰る通り聞き取る力を向上させるためにも、発音の仕組みをよく知ることが重要ですね。もちろん聞き取れない原因は他にもある。またよろしくお願いいたします。

2008/4/12(土) 午後 9:29 [ yiyantang545 ] 返信する

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china beijing op様:そうですね、繋いで発音させる練習は筋肉の練習とも言えます。但しどうも一個一個のピンインさえしっかりすれば中国語の発音もokだよ、と言う誤解があるようです。もちろん通じるだけの話だったら別ですが。

2008/4/12(土) 午後 9:51 [ yiyantang545 ] 返信する

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呉先生、こんにちは。
私は日本人が中国語の発音を矯正するための教え方を色々と工夫しています。
一つ一つの音節を正しくピンイン読みできるところまでは割と簡単なのですが、これからの課題はやはり、ひとまとまりの意味のあるフレーズをいかに自然に発音するか、ということだと思っています。各音節の間の隙間をネイティブ・スピーカーはどうやって埋めているのか、学習者は何に気を付けて発音すべきか、ということを体系立てて教えることができたらなあ、と模索しています。
四声、軽声の他に文のイントネーションや語用論的な文のニュアンス、緩急など、発話に影響を与えている要素はたくさんあるので、知識としてどこまで学習者に伝えられるか、教育法の観点からもまとめてみたいと思っています。それは「調」という概念なのですね。
ピンインだけで発音学習が終わりではない、という点で呉先生と同じ考え方にたどり着いたことが分かり、意を強くしました。

それから、私のブログにコメントをいただきまして、ありがとうございました!(tenohira-ya) 削除

2008/4/14(月) 午後 0:31 [ 小桜 ] 返信する

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小桜様:コメントありがとう。あれは私の大雑把の考えで、細かいところがまたまたです。でも、私はただ一筋に発音教授法を頑張ってやって行きたいと思ってます。またよろしくお願いいたします。

2008/4/14(月) 午後 6:22 [ yiyantang545 ] 返信する

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実は、私はWindows以前の基本ソフト以前の時代、盲人のための文章音声化ソフトを使って自然な日本語に近い音声を奏でるためのデータを作ったことがあります。
たとえば、「ありがとうございます」という一行を自然に発声させるために「2あ6り6が4とうございます」というデータを書きます。4以降の「とうございます」の部分は、「日本語は語尾に向かって自然に下降しやすい」という法則に従って、テンションを下げて読まれます。
このようにしても、やはり、機械は機械ですから、6段階や8段階ではない人間の微妙なニュアンスは難しいと感じたものでした。
中国語でも、意味の違い、何に対する答えなのか、誰に向かって話しているのか、いつ話しているのかなど、同じ文でも音声はそれぞれ違う流れになるのではないでしょうか。
その変化を学問的に分析し結果を記憶するのが速いか、理屈抜きに体で覚えるのが速いか、まずは、簡単な入門編で扱われる基本的な構文から、その点に着目しながら振り返るのも有効な方法でしょう。 削除

2008/4/22(火) 午後 9:36 [ 630叔叔 ] 返信する

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630叔叔様:コメントありがとうございます。そうするつもりです、またよろしくお願いいたします。

2008/4/23(水) 午後 7:50 [ yiyantang545 ] 返信する

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恐れ多くも畏くも(笑)老師の当ブログ「録音日記」を、
私のブログの「朋友連接」の「中国朋友」の列表に
ひっそりとリンクさせていただきました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 削除

2008/4/23(水) 午後 9:48 [ 630叔叔 ] 返信する

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630叔叔様:こちらこそ恐れ入ります。厳密に言えば私も中国語の学習者です。これからもよろしく願い致します。

2008/4/23(水) 午後 10:41 [ yiyantang545 ] 返信する

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先ほどの、「オソレオオクモ、カシコクモ」という言葉ですが、文革時代に毛主席の名を口にするたびに、「我らの親愛なる同志」などの言葉を必ず付け加えていたと思いますが、それと同じで、戦争までの日本で、天皇の名を口にするたびに付け加えていた、「歴史的」決り文句なのです。尊敬と親しみを表すために「(笑)」というをつけて、使ってみました。
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「厳密に言えば私も日本語の学習者です」とおっしゃられると思ったら、「中国語の学習者です」ということなので、尚更尊敬の度合いを深めることになりました。学問とは、そういうものなのですね。 削除

2008/4/24(木) 午前 0:41 [ 630叔叔 ] 返信する

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