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「歌いたいから詩を書く。詩を書く為に毎日本を読み、寝る前に毎晩数本の映画を観る。ただ、ただ、それだけのこと」
2015年春、シャルル・アズナブールが91歳でアルバムを発売すると聞き、てっきり過去の曲のセルフカバーとして再録音した、ベストアルバムのようなコンピレーションかと思っていた。音源が届いた時、何と全曲新曲オリジナルの新録音だった。この人、本当に怪物だ。畏敬と驚嘆で聞き入った。
「92年間を振り返れば、ノスタルジー。心を震わせる恋の物語が始まる。」
91歳で新曲を作詞作曲し、歌うという不屈のチャレンジ精神。91歳なら滑舌も悪くなり、耳も遠くなり、集中力がキープ出来なくなるのが普通。しかしアズナブールはグルーブもしっかり、発音も明解に歌い切っていた。生き様をさらけ出すように、ノスタルジーな愛の詞を絞り出すように、見事に韻を踏んだ美しい単語を紡いでいた。2007年のコンサートが最後の日本公演と言われていたが、昨年は91歳で新アルバムを発表。張りのある声は益々健在で、新しく書かれた詞は見事に韻が置かれ、恋の物語、人生が綴られていて、涙が止まらなかった。オフィシャルサイトには2015年のコンサートの模様もアップされていて、年齢を感じさせない見事なステージがそこにあった。
そして2016年6月、92歳になるシャルル・アズナブールが2007年から9年振りに来日コンサートを行う。フランス人では90歳で来日したアンリ・サルヴァドール。88歳で演奏を聴かせてくれたステファン・グラッペリ。今回はその記録を更新する92歳のソロコンサートだ。ニューアルバム発表以降、ドヴァイ、プラハ、アルメニア他各国で歌い続けているアズナブール。歌う姿は凛として、しわ枯れても明解で美しいフランス語。リズムに乗って心に伝わってくる。大阪、東京3回のみの公演ではあるが、最後の日本公演。いやいやアズナブールが言うように、2016年最後の日本公演の幕が開く。息をのんで見守りたい。
おぞましいパリでのテロ。シリア難民問題。今混乱の中にあるヨーロッパにあって、アズナブールはコンサートを通じて、不屈のチャレンジ精神と前向きに生きることの勇気を伝えてくれる。
3月のインタビューによれば、世界的なヒットとなった「忘れじの面影」をはじめ、「8月のパリ」、「世界の果てに」、「ラ・ボエーム」、そして新曲「ファニーの家で」、「ラ・メゾン・ローズ」、「ささやかなノスタルジーと共に」等を披露する予定。
ノンストップで歌い続ける喉の強さ、集中力に衰えはない。
アズナブールの音楽は緩急のあるグルーブにロック、ラテン、ジャズ等のあらゆるビートが含まれている。そして見事に言葉の美しさが、セクシーな波動となって心に伝わって来る。彼のステージは演劇の舞台を思わせる。画家のアパルトマン、恋人と抱き合い踊る姿。アズナブールの内に沁み込んだショー魂が、私たちの目の前にリアルなドラマを繰り広げる。「1300曲中ラブソングは200曲くらい。残りは愛の物語。語る中に愛があるのだ」と彼は言う。歌うというより、語るようなアズナブールの声に酔いしれ、ドラマを観るように自分を投影して人は涙する。そろそろ幕が開く。いざアズナブールが語る物語へ。
2008年12月26日アルメニア共和国大統領によって、アズナブールに名誉市民の称号が、そして2009年スイス・アルメニア大使の称号が贈られた。また、パリのユネスコ・アルメニアの恒久的、代表として活動を続けている。
アズナブールはフランスオランド大統領との会食でこのような提案をしている。「アルメニア系の難民を我家に迎えてもいいし、フランスには新しい生活ができる環境を提供できる街や村もたくさんあるのではないでしょうか?」
アズナブールは、災害や戦争によって心に傷を負った人たちに、慰めや多くの言葉を語らない。歌で何かを感じてもらい、ポジティブになって欲しいと言う。
いくつになっても湧き出る情熱はどこから来るのか?「歌を書くこと、歌うこと。観客は私のためではなく、歌のためにやって来る。いつも曲に新しさをもたらして来た。他の人が書かない曲を書くこと。人が考えないようなことについての曲を書いている。成功を求めるのではなく、人が興味を持ってくれる曲を書く。それが私のチャレンジだ。」
私たちは今こそ彼の不屈の精神に学び、前向きに生きる勇気を持たなければならない。
ニューアルバム「ラ・モームからエディットへ」の歌詞をそのままアズナブールに伝えたい。
「街角からステージへ、彼女の物語が綴られた、シンデレラは女王になった、女王は思いあがったところがなく、黒いドレスを纏って歌った、翻弄された過去を葬り去るかのように、偉大だ、いつも堂々としている、僕たちの心の中に生きている、永遠に刻まれる、彼女の伝説に。」
Yahoo!チケットにてチケット発売中!
>SPOT映像
シャルル・アズナヴール「最後の日本ツアー2016」
大阪公演:6/13(月) フェスティバルホール
open 18:00 / start 19:00
S指定席¥16,500(税込)
【完売】 VIP指定席¥24,000(税込、前方エリア・グッズ付き)
【完売】 A指定席¥13,500(税込) (問) キョードーインフォメーション 0570-200-888
主催:H.I.P. / 読売テレビ / 朝日新聞社 □招聘・企画制作:H.I.P.
後援:FM COCOLO
協力:ユニバーサルミュージック合同会社 / ぴあ / イープラス
東京公演:6/15(水),16(木) NHKホール
open 18:00 / start 19:00
S指定席¥16,500(税込)
【完売】 VIP指定席¥24,000(税込、前方エリア・グッズ付き)
【完売】 A指定席¥13,500(税込) (問) H.I.P. 03-3475-9999
主催:H.I.P. / フジテレビジョン / 朝日新聞社 □招聘・企画制作:H.I.P.
後援:J-WAVE
協力:ユニバーサルミュージック合同会社 / ぴあ / イープラス
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