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昨年襲ったバンド存続に関わる最大のピンチを乗り越え、復活を遂げたSPYAIR88日、富士急ハイランド・コニファーフォレストにてバンド史上最大級となる1万人規模の単独野外ライブ“JUSTLIKE THIS 2015”に挑む。


SPYAIRにとって、野外ライブは特別な意味あいがある。2005年、名古屋でバンド結成。その名古屋の繁華街のど真ん中にある栄広場を中心に、ストリートでとことん鍛え抜いた野外ライブはSPYAIR最大の武器。


「野外ライブなら誰にも負けない」というプライドをかけ、今回バンド史上最大規模の野外ワンマンに挑む彼らに、SPYAIRと野外ライブの歴史、富士急にかける思いを語ってもらった。
 
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――――SPYAIRが野外、ストリートライブを始めたきっかけを教えて下さい。


KENTADs):2005年に僕らはバンドを結成したんですけど。そのとき、名古屋の栄広場でストリートライブをやったのがはじまりで。


UZGtProgramming):ライブハウスでやると、どうしてもお客さんが限定されてしまうじゃないですか。それなら、俺らから不特定多数の人が行き交うところに行ってライブをやろうぜっていう発想で、栄広場でやりだしたんですけど。


――――MOMIKENさんがガスマスクつけたりしてたのはその頃ですか?


MOMIKENBa):そうそう(笑)。当時はいかにお客さんの目に留まって足を止めてもらえるかが重要だったから、インパクト重視でした。

KENTA:ストリートやり始めた当初から野外がすげぇ好きだったかっていわれると、そうではなかったんです(笑)。でも、やっていくにつれて野外の気持ちよさを。

IKEVo):憶えちゃったよね?(微笑)

KENTA:そう。メンバー自身が“野外気持ちいいな”と思うようになっていって、結局メジャー・デビューするまでずっとやり続けたんですよ。それで、20106月。インディーズ卒業ライブとして100本目のストリートライブを栄広場でやったんですけど。そのときに、ものすごい光景を目の当たりにしまして。


――――それまで晴天だった空がアンコール中、突然集中豪雨に見舞われ、なんともドラマチックな奇跡的光景が広がったんですよね。


KENTA:そういった不測な出来事が起こるから野外はやめられないんですよ(微笑)。


MOMIKEN : そして、その豪雨のアンコールで初めて披露した曲が「Just Like This」という曲で。これはそれまで支えてくれたファンに感謝の気持ちを書いた特別なメッセージソングなんですけど。


KENTA:以降、この曲はいままで2回?


IKE:うん。まだ2回しかライブ歌ったことがないんですよ(微笑)。自ら禁止しちゃったから。“この曲は野外の空間、しかもワンマンでしかやらない”と縛りをつけちゃったんです。


―――それを2回目に演奏したのが、メジャーデビュー後、20111030日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催した単独野外ライブ“Just Like This 2011”。あのときも小雨が(微笑)。


IKE:そうでした(笑)。このとき初めて“Just Like This”という、いままでの僕らの歴史を背負った曲をライブのタイトルにしたんです。


――――アンコールでは、客席一面が青いペーパーフラワーで染まるというオーディエンスからのサプライズも印象的でしたね。


UZ:すげぇキレイな空間が広がりました。


――――そして、今回は富士急で“JUSTLIKE THIS 2015”を開催。


KENTA: もっとデカいところで野外ライブをやろうということがずっと俺らの目標だったんで。今年俺らはデビュー5年、結成10周年なんですけど。そういう節目の時期にこういうデカいことをやれるのはすごく嬉しいです。


――――今回は1万人規模ですからね。昨年バンド存続の危機に見舞われていたバンドとは思えない、大きな挑戦ですよね(笑)。


IKE:俺らも驚きましたよ。この状況でよくこんな大きなことをやらせてくれるなって(笑)。去年の一件で色んなことがしっかりリセットできたんで、いまはめちゃくちゃフレッシュな気持ちでいます。バンドとしては超新鮮な状態なんですね。だから、こうしてすごく夢のあることをこのタイミングでみんなと一緒に追いかけられるのは嬉しいです。


――――当日はどんなライブを考えていますか?


UZ:基本的にはお客さんが喜んでくれるであろう曲をメイン選んでいるんで。もちろん『Just Like This』は絶対やるんですけど。みんなには、お祭りみたいな感覚で気楽に楽しんで欲しいな。


MOMIKEN:富士急を選んだ理由も、誰でも気軽にライブに来てもらえるんじゃないかというのがあって。例え俺らの曲を知らなくても『遊園地で遊べるから行ってみるか』という感じでいいと思うんです。1日遊園地で遊んで、その最後にSPYAIRのショーがついてくる。それぐらいの感覚で来てもらえたら。


IKE: 最後には『いい空間だったね、もっと続いたらいいのに、また来年も見たいよね』ってみんなが思えるものにするんで。俺らはこのイベントをSPYAIRの夏フェスに育てたいと思ってるんですよ。この“JUST LIKE THIS”があるから来年の夏までまた1年頑張れる。その第1弾が今回。本当に野外ライブって音が気持ちいい空間だから。それを一緒に味わうために、当日は富士急で1日楽しめる空間をとことんコーディネートして待ってるんで。この夏は88日、みんな富士急集合ね!


インタビュー/東條祥恵

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