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|香川が2得点を奪い前半を4−0で折り返す

 欧州勢とのホーム2連戦。キリンカップ2016の初戦となるブルガリアとの一戦に、日本代表は7−2で大勝した。

 日本代表は試合立ち上がりに一瞬のスキを突く。右サイドでリズムを作ると、FW岡崎慎司がDFラインの背後に走り込もうと動き出す。その動作をボランチの柏木陽介は見逃さなかった。柏木はDFとGKの間にうまくクロスボールを供給する。まさに「するする」という表現ぴったりに、岡崎はスペースに飛び出すと、得意の頭で合わせて、あっさりとゴールネットを揺らした。試合開始、わずか4分での先制点だった。

 リードした日本は、その後も積極的な姿勢を貫く。吉田麻也と森重真人の両CBが高い位置を取り、全体を押し上げる。これにより右SBの酒井宏樹と左SBの長友佑都による攻撃参加を可能にした。

 GK川島永嗣が先発した日本代表は、DFに右から酒井宏、吉田、森重、長友が並んだ。ボランチにはキャプテンの長谷部誠と柏木陽介が入り、長谷部がやや守備的に位置することで相手の攻撃へのリスクを回避した。2列目は右に小林悠、左に清武弘嗣、トップ下に香川真司、そして最前線の1トップには先制点を決めた岡崎が務めた。

 27分、日本は追加点を奪う。長友の左クロスに合わせたのが香川だった。フリーになっていた香川は、まるでストライカーのように、完璧に頭で捉えると、ゴール左スミにヘディングシュートを決めた。特筆すべきは、この攻撃の起点となった柏木のサイドチェンジだった。先制点の場面でアシストを記録した司令塔は、右サイドから逆サイドの長友へと大きくサイドを変える。そして、この転換が香川の追加点を生んだ。

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 さらに35分、日本は美しいと表現したくなる完璧な崩しで得点する。右サイドで小林悠が粘ってグラウンダーのパスを中央に入れると、これを清武がスルー。中央の香川が反転する形で体をうまく使ってDFから逃れるとフリーになり、再びゴール左スミにシュートを決めた。

 前半のダメ押しは38分、今度はセットプレーだった。右CKをつなぎ、長谷部のクロスを森重が折り返すと、中央にポジションを取っていた吉田が頭で押し込み、4点目を挙げる。44分には、香川が相手選手と接触して脇腹を痛めたため、宇佐美貴史と交代したが、前半はまさに完璧なゲーム運びだった。

 前線からの連動した守備により、ブルガリアの攻撃を限定。パスの出しどころを減らすことで確実に攻撃の芽を摘んだ。ボールを保持したら縦に素早く仕掛け、再び奪われても、すぐに寄せて奪い返す。まさに日本が相手を圧倒した。

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|後半2失点も、浅野が代表初ゴール

 前半で4点のリードを奪ったヴァヒド・ハリルホジッチ監督は、後半から岡崎に代えてFW金崎夢生を投入する。53分、CKの流れから、もう一度、攻撃をやり直すと、その金崎が清武にスルーパスを通す。それを清武がゴール前に折り返すと、中央には吉田が残っていた。吉田は、今度は頭ではなく右足で押し込み2得点目を決めた。67分には酒井宏のクロスから宇佐美が角度のないところからゴールする。得点シーンを羅列するのも大変なほどのゴールラッシュを見せ、スコアを6−0とした。

 点差もつき、次世代を担う選手たちにも多くの出場機会が与えられた。選手交代により気がつけば、前線は金崎、2列目は右から浅野拓磨、中央に原口元気、左は宇佐美という並びに変わった。ボランチにも長谷部に代わって遠藤航、CBも吉田に代えて昌子源が出場するなどハリルホジッチ監督は交代枠を存分に使い切った。

 試合は前半で決まっていたが、69分には吉田のクリアを相手に奪われると、3人目の動きから、ミハイル・アレクサンドロフに1点を返され、82分にもイバイロ・チョチェフに決められ、2失点を喫した。

 後半は、次世代を担う選手たちが続々と投入されたことにより、個々がアピールしようと勝負した側面もあった。金崎も宇佐美も原口も、自らフィニッシュしようと、果敢にシュートを狙ったため、前半よりも連動性は失われたが、試合展開を考えれば、それも頷けるスコアだっただろう。

 その中で結果を出したのが浅野拓磨だ。まだまだ、判断であり、プレーの質という点で改善する余地はあるが、ゴール前で自ら突破を図ると、相手のファウルを誘ってPKを奪取。スピードという武器を強気な選択で見せつけた。そして自らPKを決め、代表初ゴールを記録した。

 2失点に加えて、後半相手の圧力が増してくる中、縦パスを受けた後の精度が落ちるなど、途中出場した選手たちの質は上げなければならない。ただし、7得点のゴールラッシュには、選手たちも手応えを感じたことだろう。キリンカップサッカー2016の準決勝に7−2で勝利した日本代表は、次は6月7日、大阪の吹田スタジアムにて、ハリルホジッチ監督の母国でもあるボスニア・ヘルツェゴビナと決勝を戦う。

文:SOCCER PUSH UP! 編集部
写真:佐野美樹

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