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最近、本業が忙しくて、自分のブログを全然チェックしていなかったもので、ゲストブックで拙稿に対する質問が来ていることに気がつきませんでした。申し訳ございませんでした。遅ればせながらお答えします(それにしても、何故、私の書いた論文が分かったんでしょうね?)
以下はゲストブックに書かれていた「歴史さん」さんの御質問です。
>はじめまして。
>管理人様の論文を読みました。奉納型一揆契状と「一味神水」との関係からの御指摘が非常に興味深
>かったです。
>「一味神水」という行為を、一種のパフォーマンスという意味合いも持ったものであった、
>とする御指摘は従来なされていたものなのかな、と感じます。
>私は一揆に関しては不勉強なので、この点に関する先行研究を知らないので
>教えて頂ければ嬉しいです。
>続きです。新しい指摘であれば、一揆に関する研究がまた一歩前進したものと言えます。
>いずれにせよ、管理人様の研究に対する真摯な態度がブログや論文から伝わってきました。
>今後も論文を発表なさることと思います。
>ブログでは、そうした論文からだけでは窺い知ることの出来ない
>舞台裏的な情報も伝えて頂ければファンとして嬉しく思う次第です。
「一味神水」という行為が、一種のパフォーマンスという意味合いも持ったものであった、という指摘は、少なくとも私の知る範囲では、今までの先行研究ではなされていなかったと思います。指導教官に「本当にそこまで言えるのか!?」と突っ込まれたので、通説になっていないのは確実でしょう。御高覧・御質問、誠にありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。
ところで、舞台裏的な情報も教えてほしいとのことですので、
一言だけ述べておきますと、
そもそも〈「一味神水」という行為が、一種のパフォーマンスという意味合いも持ったものであった〉という着想は、パフォーマンスの天才たる小泉首相(当時)の靖国参拝をめぐる騒動から得たものです。つまり、宗教的行為も時として政治的な意味合いを持つということです。
私は日本中世史を専攻しておりますが、現代社会への関心と無関係なところで研究をしているわけではございません。
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