古今亭日用工夫集

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日本史

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『日本歴史』2007年1月号に上記のタイトルの論文が載っていたので、
驚いた Σ(゚口゚;


だって、日本史の論文ですぜ!?


書かれたのは勝俣鎮夫先生。
日本中世史の大御所で、特に一揆の研究で有名。
一揆を専門テーマとする私にとっては、
越えなければいけないけど越えられない、
屹立する高い壁のような御方である。


勝俣先生の今回の論文は、
戦国時代以前の日本人は、世界の諸民族同様、
未来に背を向けて過去と向き合う形で、後ずさるように進んでいくという時間認識を持っていたことを明らかにしたもの。


先生は、映画“Back to the Future”に想を得た堀田善衛氏のエッセイを手がかりに、「サキ」と「アト」という語彙の意味が180度転換する背景として、戦国時代を境に、日本人が「眼前の過去と現在を見据え、そこから学んだ経験」を頼りに、「神仏の支配領域に属し、人間が知覚できないものと考えていた」未来へとおそるおそる進んでいくという認識から、未来を「知覚可能なものとして、新しく『人間』社会の時間に加え」て、人間が正常な姿勢で進む前方に置くという認識へと転回したことを指摘した。



つまりそれは勝俣先生が前々から主張しているように、世界の一部としての人間から、世界を支配・統御する人間への転換であり、いわば脱宗教、未開から文明への転換なのである。



堀田善衛氏のエッセイ「未来からの挨拶」は知っていたが、それを日本史と結びつける発想は、私には全くなかった。己の視野狭窄と硬直した思考を恥じるばかりである。



日本史学という学問領域に留まらず、文明史的な幅広い視野で歴史を捉える勝俣先生はさすがだ、と改めて思った次第であるが、
感心してばかりもいられない……(;´Д`A ``

出版される溥儀の自伝「わが半生」の完全版


 映画「ラストエンペラー」で知られる中国清朝の最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)の自伝「我的前半生(わが半生)」が、大幅に加筆した完全版として来年1月に出版されることになった。極東国際軍事裁判(東京裁判)での自らの偽証を明確に謝罪し、日本軍と満州国との連絡役を務めた関東軍将校の吉岡安直に罪をなすりつけたと後に反省したことなど、これまでの1964年版では削除・修正されていた部分が盛り込まれ、自己批判色の強い内容となっている。

 溥儀は遼寧省撫順にある戦犯管理所に収容中の57年から自らの罪を語る形で「わが罪悪の半生」の執筆を開始。「わが半生」はこれをもとに、中国当局や専門家が内容を削除・修正し、64年に出版された。すでに187万部近くに上り、日本語訳も出ている。今回出版されるのは、当時削除された16万字近い内容を加えるなどしたものだ。

 東京裁判では、溥儀が日本の傀儡(かいらい)政権「満州国」の執政に就任したことについて、日本人戦犯の弁護側が「自発的だったのではないか」と主張し、その証拠として溥儀が南次郎陸相(当時)にあてた「宣統帝親書」を示した。裁判に証人として出廷した溥儀はこれを「偽造だ」と否定した。

 完全版では、うそをついたために日本の行為の徹底的な解明を妨げたと認めて「私の心は今、彼(キーナン検事)に対するおわびの気持ちでいっぱいだ」と明確に謝罪している。64年版では「証言を思い出すと非常に遺憾」となっていた。

 また45年のソ連軍進攻の際、日本軍への支援を満州国閣僚らに命じたことについて「すべてを関東軍と吉岡のせいであるかのようにしたが、事実はすべて私が自発的に行ったことだった。法令でも命令でも私が自発的にやらなければ、考えられないものだ」と告白している。中国政府による戦後の尋問でも、当初は、「(中国)政府をだました」という。

 64年版でも満州国「皇室御用掛」だった吉岡への責任転嫁について触れていたが、完全版は命令に対する自らの関与を直接認め、強く反省する形になっている。

 中国紙の報道によると、出版元である北京の群衆出版社は資料整理をしていた04年、64年版の削除・修正前の原稿を発見。「(削除や修正は)過去の様々な理由によるものだが、今、その内容は溥儀の真実の生活を理解し、歴史を認識するうえで研究価値が高い」と判断し、出版に踏み切ったとしている。

     ◇

 〈愛新覚羅溥儀〉 1908年に2歳で清朝第12代の最後の皇帝「宣統帝」として即位したが、辛亥革命により12年に退位。31年の満州事変勃発(ぼっぱつ)を受け、32年に建国を宣言した「満州国」の執政に。34年には同国の皇帝になる。日本の敗戦とともに満州国は崩壊し、旧ソ連軍によって抑留された。46年には東京裁判に出廷。50年、中国の撫順戦犯管理所に移送され、59年に特赦で釈放された。67年、病没。

(朝日新聞2006年12月17日朝刊)



こういう記事を目にすると、昭和史はまだまだ塗り変わるなあ、と思いますね。固定的な歴史認識に執着することの愚かしさを思います。

小学館とネットアドバンス、『日本国語大辞典 第2版』を来夏ネット配信へ

2006年11月14日

(株)小学館と(株)ネットアドバンスは14日、東京・一ツ橋の小学館本社にプレス関係者を集め、ネットアドバンスが提供しているインターネット電子辞書配信サービス“ジャパンナレッジ”において小学館の『日本国語大辞典第2版』(通称:日国(ニッコク))を配信開始すると発表した。利用料は、個人ユーザーが月額1575円(ジャパンナレッジ会員は1102円)、法人ユーザー(アカデミック会員)は月額1万5750円(同時1アクセス、ジャパンナレッジ会員は1万1025円)。
冊子版『日本国語大辞典 第2版』
冊子版『日本国語大辞典 第2版』全13巻。この内容を来夏にウェブ配信開始するという

『日本国語大辞典』は1972年に刊行開始され、1976年に全20巻を持って完結した国語辞典。45万項目、75万用例を収録する。その後 2000年11月に5万語の新項目と25万の信用例を増補して50万項目100万用例を収録した『同第2版』(全13巻)が、2005年にはさらに利用者やボランティアからの用語・用例や出典情報などを追補した3巻構成の『精選版日本国語辞典』が刊行され、現在も改定作業を続けている。
“ジャパンナレッジ”のサイト
“ジャパンナレッジ”のサイト。2001年4月に『ニッポニカ』『大辞泉』など4冊の辞書配信を開始しており、現在は他社を含む21冊の辞典・事典や、記事/コラム、音楽・ビデオライブラリーなどを配信している

今回ネット配信されるのは書籍版の第2版の内容全体で、見出し語検索、全文検索、用例検索のほか、品詞や季語、方言などの条件を指定した検索システムを現在開発している。一方、精選版に集約されている用語は“日国友の会”で誰でも無料で投稿・参照できるウェブサービスで、今回のネット配信に先立って提供されているもの。これは編集者が内容を確認後にすぐ公開されるため、投稿を見てより古い出典や正しい意味などを知る人が訂正・再投稿できる“Web 2.0”的手法で、ジャパンナレッジの日国と合わせて利用することで新語などの補完が期待できるという。ただし、ジャパンナレッジの“日国”と“日国友の会”を串刺し検索する機能は提供されず、個別に検索する必要がある。
“日国友の会”のサイト
“日国友の会”のサイト。日国に含まれない新語・口語などの意味や出典をユーザーが自由に投稿したり閲覧できるというサービス

この点について、発表会場でデモを行なったネットアドバンスのプロダクトセンタープロデューサーの田中政司氏によると、「日国は編集や著者の手によるもの。対して日国友の会の内容はボランティアによる投稿なので、一緒に扱うことはできない。ただし、日国友の会に投稿された内容は吟味・厳選した上で第 3版への収録も検討しており、第3版の編纂後にウェブ配信する内容にも反映する可能性がある」としている。





日本史や日本文学を研究する人間にとっては、垂涎のサービスですね。
しかし月額1500円はちょっと高い……ともあれデジタル化の流れは歓迎したい。

『国史大辞典』、『日本歴史地名大系』、諸橋『大漢和』もデジタル化してほしいなあ〜

実は進学校に通っていた私も、
必修であるはずの世界史の授業を受けていないのですが(爆)

それにしても、自国の歴史を高校で教えなくていい国とは、いったいどういう国なんでしょうか。ナショナル・ヒステリーの超克という課題とは次元を異にする問題であることは言うまでもありません。

自分の国のことが分かって、初めて他国を理解することができるはず。根無し草がいくら知識を詰め込んでも、身に付きません。世界を股にかけるような国際的日本人は、意外と日本のことを知っているもんなんですよ、これが。


日本史必修=一国史観、ということではなく、
日本史の授業を通じて世界情勢を学ばせることは十分可能だと思います。
それはあくまで日本の立場からの視点になるわけですが、
中心軸を設定しないで世界中の情報をただ詰め込むのでは、
それこそ無駄だと思います。


今はむしろIT社会で情報過多ですから、
情報の垂れ流しよりも、情報を整理・選別する視点を与えた方が、
なんぼか役に立つと思います。


今の日本史教育がともすると一国史観に流れてしまっているのは事実ですが、それは文部科学省なり教える側の問題なのであって、「日本史」という学問じたいの問題ではありません。たとえば研究の世界では、日露戦争は「第0次世界大戦」(プレ・第1次世界大戦)と位置づけられており、国際政治の複雑な動向の中で語られています。日本史教科書に反映されてないだけです。


国際社会に対応するため、という理由で、世界史が必修になったようですが、
自分の国のことも満足に知らない人間が、
外国に出ていって、何を話すのか、
僕には疑問ですね。
『国家の品格』のような保守反動に与するわけではありませんが、
アメリカ人の出来損ないみたいなのを育て上げても仕方ないでしょう。



そもそも世界史って、のっぺりしたイメージがあって、好きじゃないんですよね〜 
何ちゃら○世とか紛らわしいのがいっぱい出てきやがって。
だいたい網羅的に「浅い」知識なんて、何の役に立つのか、と僕は思うんですね。
核となるものがない。


だいたい、世界史といっても、結局は欧米と東アジアが中心でしょ? 
だったら、日本史を教える過程で十分カバーできます。



「美しい国」を目指すらしい安倍内閣には、是非とも日本史の必修復活をお願いしたいです。



http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h9/jog007.htm

「朝鮮についていくらかでもご存じの全ての人々にとって、現在朝鮮が国として存続するには、大なり小なり保護状態におかれることが絶対的に必要であるのは明白であろう。日本の武力によってもたらされた名目上の独立も朝鮮には使いこなせぬ特典で、絶望的に腐敗しきった行政という重荷に朝鮮はあえぎつづけている。かつては清が、どの属国に対しても現地の利害には素知らぬ顔の態度をくずさぬまま、助言者と指導者としての役割を担っていたが、清国軍が朝鮮から撤退後は日本がその役目を請け負った。最も顕著な悪弊を改革する日本の努力は、いくぶん乱暴に行われはしたものの、真摯であったことはまちがいない」(駐朝イギリス総領事ウォルター・C・ヒリアー、1897年)



http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog254.html


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