古今亭日用工夫集

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日本史

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大館

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秋田より、
立席特急券にて大館に。

立席特急券というのは、
寝台特急の空いた席に乗ることができる特急券のことです。

寝台特急に乗ったのは久しぶりです。

日本海3号という列車名が、
どこか哀愁を感じさせます。

延々2時間乗車。

大館駅からタクシーにて、大館市立中央図書館へ。
タクシーの運ちゃんは、客商売だけあって、ちゃんと標準語しゃべれるんですが、
独り言モードになると、何言ってんだか、さっぱり分かりません。
標準語と秋田弁、まさにバイリンガル。
図書館では、
図書館所蔵の「真崎文書」を調査しました。

大館駅には、「東京情報コーナー」という掲示板があって、
東京ウォーカーの切り抜きが貼ってあったのが、
ちょいと微笑ましいo(´▽`*)/

大館から秋田への特急「かもしか4号」の中では爆睡。


夕食に、はたはたのお刺身を食べました。
不思議な味がしました。

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昨日、北区飛鳥山博物館の秋期企画展「北区の板碑−石が語る歴史」を見学してきました。

板碑というのは、鎌倉〜戦国時代にかけて造立された、板状の薄い石塔婆のことです。
一種の供養塔でして、死んだ家族の冥福を祈る追善供養の板碑と、
生前に造立者自身が、死後に備えて自分の供養を行う逆修供養の板碑に大別されます。

関東では、埼玉県秩父郡長瀞町や同県比企郡小川町などで産出される緑泥片岩を使用した
板碑が多く、これらを武蔵型板碑と呼んでいます。

そんなものを見て何が面白いのか、と思うかもしれませんが、
当時の人々の信仰を知る上で非常に貴重な史料でして、
日本中世史の分野でも、千々和到氏らによって研究が進められています。

今回の展示では、初公開の北区田端駅構内・松平頼平邸出土板碑22点(東京国立博物館所蔵)や、
飛鳥山博物館所蔵の西ヶ原遺跡群御殿前遺跡出土板碑17点などが一堂に会し、
なかなかの壮観です。

これだけ保存状態の良い、年代の古い板碑を、
こんなにたくさん、1度に見られる機会はそうそうないです。
企画展は無料ですので、お近くにお住まいの方は是非。

有名な、長禄5年の金箔が張られたゴージャスな板碑も展示されています。



板碑に限らず、供養塔というやつは、その辺のお寺の霊園に、意外とあったりするもので、
我々日本中世史研究者は、旅先でそういったものを見つけると、わらわらと寄り集まります。

墓地で石碑を囲んで、写真を撮ったり、ライトを当てたりして、
興奮した口調で話し合い、盛り上がっている姿は、

傍目からはアブナイ集団にしか見えません。

しかし、それはオカシナ趣味でもアヤシイ宗教でもなく、
研究のための作業なのであります。
ですから、
そういう場面に出くわしたら、
見なかったフリをして、
何も言わずに通り過ぎて下さい。
けして、

警察に通報しないように。


http://www.city.kita.tokyo.jp/history/museum/aind03.htm

茶と金沢貞顕

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遅くなりましたが、
火曜日の神奈川県立金沢文庫開館75周年記念(えらく中途半端)特別展「茶と金沢貞顕」展の感想をば。
(「玉手箱を開けない浦島太郎」http://blogs.yahoo.co.jp/yjisan/17989006.htmlも参照のこと)

さて「金沢貞顕って誰だ?」
と思われた方も中にはいらっしゃるでしょう。

金沢貞顕は北条氏の一族、金沢北条氏最後の当主で、鎌倉幕府の末期の執権でもあります。
北条高時を支えるナンバーツーとして鎌倉幕府の中枢にいたわけでして、
同時代人にとっては、著名な政治家であったと思われますが、
気配りの上手さと敵がいない点を買われて執権に就任したような人でして、
日本中世史を専攻としていない人たちにとっては、マイナーな人物でしょう。

しかし金沢文庫は、もともと貞顕の祖父にあたる実時が造った文庫であり、
金沢文庫には金沢貞顕の書状が大量に残されているため、
(書状の残存数から言えば、鎌倉時代の人物としては日蓮に次いで2位!)
金沢文庫ではしばしば「金沢貞顕」関係の展示が行われます。


マイナーな人物を何度も何度も取りあげるのには、
それなりの理由があるのです(笑)。


で、今回はお茶。
「茶」に関する金沢貞顕関係書状が一堂に会しています。
これは、日本中世史を専攻している我々研究者にとってはたまらない。
もっとも、僕なんかは達筆すぎて良く読めないんですが(^_^;)

もともとは「薬」として入ってきたお茶ですが、
鎌倉後期になると、茶は上流階級のステータスとなっていたようで、
貞顕は京都の高級茶を手に入れるために苦心惨憺しております。
日本仏教による茶の受容の話も面白かったです。

貞顕が集めた茶道具、花瓶、香炉の類もありますので、
一般の方もそれなりに楽しめるのではないでしょうか。


僕らが訪れる前々日に天皇皇后両陛下がいらっしゃったそうで、
御陰様で、普段は見られないようなものも展示されていました。


写真は茶畑です(静岡の)



http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

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昨日、ゼミのメンバーで、横浜市歴史博物館と金沢文庫に行ってきました。

まずは横浜市歴史博物館10周年記念特別展「よこはまの浦島太郎〜中世説話から現代まで〜」について。
http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/kikak/kkk02.html

この展示は、古代から存在した浦島太郎伝説が、
時代を経るにつれて変化・多様化しつつ民間に流布していった過程を追い、
玉手箱・絵巻物・能狂言・竜宮思想・草双紙文化など様々な側面からアプローチすることで、
文学や芸能としての広がりを捉え、
その中に横浜独自の浦島太郎伝説を位置づけるという、
たいへん意欲的なものです。

今回の展示の担当学芸員である阿諏訪さんのご解説を受けつつ見学。
丁寧で分かりやすい解説でした。
貴重な美術品が出品されているわけでもない今回の展示には、
正直、さほど期待していなかったのですが、
非常に面白かったです。

かつて横浜市神奈川区には観福寺(観福寿寺)という寺院が存在し、
俗に浦島寺と呼ばれて、周辺の漁師などから多くの信仰を集めていました。
(残念ながら明治に焼けて、そのまま再建されず)。

一般に知られる浦島太郎の物語は、
竜宮城から持ち帰った玉手箱を開くと老人になってしまうというものですが、
横浜の浦島寺に伝わる江戸時代の数種類の縁起の1つによれば、
横浜の浦島太郎は竜宮城から観音像を持ち帰り、玉手箱は開けずに、
亀から変身した乙姫と共に永遠に人々の守護神になるとされているのです。

ちゃんとハッピーエンドなわけですよ。
これには私もびっくりしてしまいました。

そんなわけで観福寺には観音像・浦島像・乙姫像の三像が安置されていたのです。
(現在は横浜市慶運寺に所蔵)


あと興味深かったのは、我々が知るおとぎ話の「浦島太郎」になるまでの発展の様子、
そして、その後の展開ですね。
もともとのお話は、イケメンの浦島と美女の乙姫のラブロマンスで、
浦島が行くところも竜宮城ではなく蓬莱山だったそうです。
それが民間への普及の過程で、御伽草子の浦島太郎、すなわち、
「助けた亀に連れられて竜宮城へ」という、
道徳的なお話へと変容していくわけですね。

中世に入ると、仏教の影響が色濃く表れり、
仏教の守護者としての竜王、その娘の乙姫というイメージが強調されるようになります。

また江戸時代になると、
近松門左衛門が浦島伝説を基にした歌舞伎『浦島年代記』を作った関係で、
浦島伝説はものすごく有名になり、
浦島伝説を下敷きにした様々な亜種・パロディーが作られました。
老人になった浦島太郎が再び竜宮城に赴く、とか、
江戸時代の町人たちの奔放な想像力には脱帽ですΣ(゚口゚;



観覧料も一般500円とリーズナブル。
説話の生成・展開のあり様を生き生きと伝える好企画、
11月27日で終わってしまうので、御覧になりたい方はお早めに!

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今日、見てきました。

かなり見応えがありました。

源頼朝・範頼、足利尊氏・直義、高師直など、
有名人の文書が目白押しです。
安政大地震の絵なんかもリアルですよ。

見学無料の上、
展示史料のカラー写真が載った図録ももらえるというお得ぶり。

面白いのは足利高氏(のちの尊氏)の元弘3年4月の島津貞久宛ての書状。
ものすごく小さい絹布に書かれているんです。
この時、高氏は北条氏の命を受けて、
鎌倉幕府軍として後醍醐天皇討伐のため伯耆に向けて進軍中だったのですが、
実は高氏は後醍醐方に寝返っており、
後醍醐天皇の名前を出して、島津貞久ら各地の武将に、
自分に味方するよう書状を出しているのです。
そのうちの1つが今回出品されているものなのですが、
こんなに小さい書状なのは密書だからではないか?
と言われているわけです。
ぜひ現物を御覧いただきたい。


明日もやってますので、
興味のある方は是非のぞいてみて下さい。
会場には、ワッペンをつけた史料編纂所の所員もいますので、
分からないことはガンガン質問してみましょう。

http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html


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