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皆さん、はじめまして。Yahoo! JAPAN研究所の研究員の柿原と申します。研究所では、主に経済学や経営学をベースにした社会科学分野の研究を担当しています。 今回のブログエントリーは、私が昨年12月に参加してきました国際会議について書かせていただこうと思います。 参加してきたのはInternational Conference on Information Systems (ICIS)という、情報システム論(Information Systems)の研究分野における世界最大かつ最高峰の国際会議で、毎年12月に開催されています。今回で29回目となるICIS2008の開催場所は、フランスのパリ。12月のパリはとっても寒かったのですが、やはり欧州を代表する大都市のひとつ、クリスマスも近いパリの街はたくさんの人でごったがえしていました。 会場はLe Palais des Congresという名の大きなコンベンション施設で、パリ中心部(ルーヴル美術館あたり)から少し西のほうにありました。この国際会議における久しぶりの欧州大都市開催ということもあってか、例年より参加者が大幅に増えて1500人をこえる参加者となったそうです。 ICISの本セッションは、12月14日のウェルカムレセプションに始まり12月17日までの間に、200本をこえる論文発表やパネルが、最大20のパラレルセッションで同時進行するという大規模なものになりました。 情報システム論という分野では、人間と技術の相互作用、特にそのビジネスの現場や組織内での現象を、理工系・社会科学系両方の研究手法を複合的に用いて研究を進めるのですが、今回のICISでも、その発表テーマは多岐にわたりました。今回は特に、人間の情報技術システム活用の実態を調べる際のデータ収集や分析の手法に工夫を凝らした研究発表が注目を集め、最優秀論文賞(Best Paper Awards)を受賞したマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームの発表(Wu et al. "Mining Face-to-Face Interaction Networks Using Sociometric Badges")も、独自開発したRFIDタグを用いて組織内のコミュニケーション実態のデータを収集して、これまでにない斬新な視点でメンバー間のネットワーク構造を分析したものでした。 私個人としては2002年のバルセロナでの開催に参加して以来の久しぶりの参加となりました。情報システム論分野の世界最大の国際会議であるICISで発表される研究やワークショップに触れることにより、最新の情報を得られる実感を改めて持つことができました。 情報技術やウェブの世界は技術進歩のスピードがとても速く、それに伴ってそれらの技術を活用するビジネスやサービスの発展もものすごいスピードで進んでいきます。Yahoo! JAPAN研究所では、こうした世界の技術研究開発の最新動向をしっかりと押さえておくことも仕事のひとつです。今後もほかの研究員がさまざまな活動の報告をここでしていくことになると思いますが、ぜひご期待ください!! |

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