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仲の良かった親友と 父の転勤で離れ離れになりました
学校から帰って部屋に戻ると その親友に別れ際プレゼントされた人形が床に落ちていました
陶器製の少女の人形
手に取ると顔面が割れていました
嫌な予感がし 胸騒ぎがして 程なく親友の死の報せがあったのです
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夏季限定シリーズ・開かずの間
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私の嫁ぐ日が決まってからからというもの
お母様は泣いてばかり
母一人 子一人
幼い頃に父が逝ってしまい 母は私を育て上げるのにどれ程苦労した事でしょう
「あなたは私を棄てて 行ってしまうのね」
事あるごとに悲しい顔でそう言うのです
私は返す言葉がありません
ある晩
神妙な顔をした母が 掌に桐の小箱を携えて来て私に差し出しました
「これはね 臍の緒よ あなたに持っていて欲しいの お母さんとあなたを繋ぐ証よ」
私は母の手から小箱を受け取りました
その小箱は手にすると意外にも重みを感じました
『臍の緒』がこれ程重みがあるものだろうか・・・・
不穏なものを感じながら 恐る恐る箱を開けてみて 私は言葉にならない声を上げたのです
其処にあったのは干からびた臍の緒ではありませんでした
緒の一部が まるで腫瘍のように膨らんで しかも顔の様なものまで付いているじゃありませんか
母は虚ろな目で しかし微かに笑みを浮かべて言いました
「あなたと私を繋いでいた部分が ただ干からびてミイラの様になってゆく事が耐えられなくて 私は毎日切断された部分から栄養を与え続けていたのよ そうしたらこうして想いが通じて育ってくれたの」
私は母の束縛から逃れる事はできないようです・・・・
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