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患者さんたち。

体が空いたのでもう一個。

ワタシの入院していたのは、大阪府下の某精神病院・閉鎖病棟デス。
諸事情あるんでしょね、その病棟は半分(A棟)が認知症のおばあさまたち、もう半分(B棟)が精神疾患の患者さんたちでした。

ワタシがいたのはもちろんB棟の方で、患者さんの中ではワタシが最年少。
病気の種類はさまざまなんだろうな、だれだれがどういう病気か、なんていちいち聞いたりもしなかったので、よくわかんないけど。
ただ、アルコール依存症の人たちだけは、わかっちゃうんだな。点滴の種類やら主治医が誰先生やら、なによりアルコールの人たちは自分からそう言ってたからな(笑)


いろんな人がいたよ。
ほとんどの人が30代以上、子持ちだとかバツイチだとか、シングルマザーだとか。
ワタシが仲良くしてたのは、ほとんどがアルコール依存の人だったのヨ。
アルコールの人たちは、酒さえ抜けてれば常識人の人が多かったからっていうのもあるかも。
なんの病気かはわからないけど、他の人たちは言葉が通じなかったり、いきなり罵声浴びせてきたり(ワタシは被害には遭わんかったけど)、問題行動の多い人がいっぱいだったから。


アルコールの人たちは、お酒のせいで全てを失った、という人が多かった。
親兄弟全て、元旦那や自分の子どもにまで絶縁状を書かされた人とか。
あとは、自分のどこが問題なのかをもうわかっていて、治療に専念すれば治るかもしれないのに、親とのしがらみ・子どもからの信頼を裏切りたくない気持ち・自分の意地・プライド・世間体、そういう取るに足らないと言えば足らない、でも本人にとってはものすごくでかいものに縛られて、退院しても大丈夫な状況ではないのに退院せざるを得なかった人とか。それでぼろぼろになっちゃった人とか。
子どものように思って育ててきた妹に見捨てられた人とか。


でも、皆が皆そうではなかったにせよ、そこには病気と戦っている人がいて。
皆が不安を抱えていて。
どうにもならない問題を抱えていて。
取り戻せない過去を引きずっていて。
それを断ち切ろうと努力していて。
でも負けて病院にまた帰ってきて。
またイチからやり直そうとして。
負けても前を向くしかないとわかっていて。
もがいて、あがいて、苦しんでいて、不安と戦ってた。

皆、「この先生きていく」ことが大前提で、物事を考えてた。
少なくともワタシが付き合っていた人たちの中には、どんなどん底にいても、「これからどうやって生活していくか」を考えはしても「もう死んでしまおう」とか「諦めよう」とか思っている人は、一人もいなかったんだ。


だからこそ、ワタシの話を聞いて泣いてくれた人がいた。
一番いい時なのに、なんでそんな風にならなきゃいけないんだろうね、って。


そんな人たちと出逢えたことも、ワタシの変化に繋がる一つの要因だったのかもしれないな。

閉じる コメント(2)

読んでて泣けてきた。ごめん、言葉が見付かんないや。

2006/5/4(木) 午後 10:25 [ 紀依奈 ]

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きいちゃん>うん、ワタシも入院中何回か泣いた。自分のこともあったけど、周りの人のことでも。自分と重ね合わせてみて、自分の甘さに気づかせてくれたな…それに、ワタシにもまだまだ可能性があるんだってことにも。

2006/5/4(木) 午後 10:37 エリカ

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