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国鉄〜JR急行形気動車

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2003(平成15)年、九州新幹線新八代−鹿児島中央間の部分開業を翌年に控え、鹿児島本線の宇土−鹿児島間の未乗区間を乗り潰しておこうと、「なは」で西鹿児島を目指し、西鹿児島で一泊した翌日は肥薩線を目指しました。
「日本三大車窓」矢岳越えや大畑ループを堪能し、人吉では長めのインターバルを確保して温泉にも入湯しました。

人吉から八代へ出て八代で宿泊する予定でしたが、八代へは急行「くまがわ」に乗車しました。

急行「くまがわ」、かつては門司港−湯前間を結んでいた「長距離急行」でした。
2003年の時点では熊本−人吉間に短縮されていましたが、熊本と人吉を結ぶ都市間急行の使命を帯び、更に6往復を数えた「急行らしい急行」でした。

1978(昭和53)年8月の時刻表を見ると、当時急行は少なくなったと言われながらも、急行「ときわ」は10往復、「アルプス」は8往復を数えていました。
それを考えると、JR発足後15年くらい経って急行列車の愛称は両手くらいになってしまった当時、「くまがわ」の6往復は本当に際立っていました。

さて、「くまがわ12号」に乗車します。
最初は、先頭の空気ばね台車のキハ65に目が行きましたが、2両目のキハ58の車内を見るとグリーン車の座席です!
キハ58に乗ることにしました。


イメージ 1
1112D 急行 くまがわ12号 キハ65 52+キハ58 1133[熊クマ]
2003.5.1 人吉


グリーン車発生品の座席とは、「つばめ」787系を凌ぐ豪華さです。
787系のインテリアは確かに魅力的ですが、787系普通車のリクライニング角度はグリーン車発生品の座席程深くはありません。

「つばめレディ」は乗っていないし、車内販売もないから「つばめを凌ぐ」とは褒めすぎかも知れませんが、人吉から先の肥薩線の未乗区間に乗る喜びが湧いてきました。

「くまがわ12号」は球磨川に沿って走ります。
2つ目の停車駅、思わずカメラを向けずにはいられませんでした。


イメージ 2
一勝地(くまがわ12号の車窓から)


人吉−八代間は本当に静かな球磨川のほとりで、都市間と言うのも大袈裟かも知れませんが、県都とある程度の人口を有する市域を結ぶのは、急行列車に相応しい役割だと思いました。
「くまがわ12号」に乗った時はワイド・ミニ周遊券は廃止されてしまっていたので、「周遊きっぷ」の九州ゾーンを利用しました。

残念ながら、翌年の九州新幹線部分開業で「くまがわ」はその使命を終えました。
「なは」と共に最後の最後の乗車ではありましたが、急行列車らしい姿を見、乗ることも出来たのは本当に幸せでした。

当時のダイヤ
1112D くまがわ12号 人吉17:42→渡17:48→一勝地17:56→坂本18:29→八代18:41/18:42→熊本19:09
※ダイヤは「コンパス時刻表(交通新聞社刊)」 2003年5月号を参照しました。



イメージ 3
平成28年、昨日はEF66 28をピックアップしましたが、今日は名車キハ28をピックアップしたいと思います。
現在ではいすみ鉄道のキハ28が有名になりましたが、元々は国鉄の非電化区間を縦横無尽に走り、個性的な長距離急行や多層建て列車などで、乗り鉄のスピリットを育てられた方は非常に多いと思います。
 
私のアルバムから、キハ28をピックアップします。
 
 
イメージ 1
903D 急行 丹後5号 キハ28・58☓6連 キハ28 2036[金ツル]
1994.5.8 京都
京都発ジャストタイム、気動車急行全盛期の面影を最後まで残していました。
 
 
 
イメージ 28710D 急行 みやづ キハ28 2386[京ムコ]
1994.5.9 大阪
8000番代の列車番号ながら、大阪−天橋立間を毎日運転していた急行でした。
 
 
 
イメージ 3
1827D〜817D 急行 みよし キハ28 2492[広ヒロ]
1994.8.23 備後落合
「陰陽連絡急行」の面影を残した最後の急行列車でした。
 
 
 
イメージ 4
(左)339D キハ28 2350[金タオ]
(右)DE10 1031[北]
1997.9.26 高岡
 
 
イメージ 51860D キハ28 2003[分オイ]
1992.5.5 大分
1961(昭和36)年製、キハ28の第一期生といえるでしょう。
 
「鉄道ピクトリアル」アーカイブスセレクション7 国鉄ダイヤ改正 43-10の頃(2005年1月刊)の「1968年版 国鉄車両配置表」によると、冷房改造前のキハ28 3が熊本機関区に配置されており、生涯を九州で過ごしたものと思われます。
 
キハ28・58を撮った写真はまだまだあるのですが、キハ28であることが確認出来たもののみピックアップしました。
今度、いすみ鉄道を訪れてみたいところです。
 
 
イメージ 6
また懲りずに日付繋がりです。
キハ66・67、早いもので登場40周年を迎えますが、今尚元気ですね。
 
ノーデッキに転換クロスシートのアコモ、どこかキハ75の原型と言えるのではないかという気がします。
キハ75は3ドアですが、コンセプトはよく似ています。
 
キハ66・67は急行形か一般形か、どちらに分類するか迷いましたが、登場当初は急行にも使用されていたこと、オリジナルは急行塗装だったので急行形に分類しました。
ノーデッキでしたが「遜色急行」と言われた記憶がないのは、転換クロスシートのアコモが当時は斬新だったからでしょう。
 
 
急行塗装時代はインパクトがありましたが、「九州色」になってからは存在感が薄くなった感があります。
 
 
イメージ 1
3624D キハ66+67 キハ67 4[本カタ]
1993.8.25 門司
 
 
イメージ 2
皆さまご承知の通り、キハ28がいすみ鉄道に入線することになりましたね。
10月中旬には入線するとのことで、日帰りでも充分行ける路線なので今から楽しみです。

ところで、国鉄色でキハ28であることがわかる写真を古いアルバムから探してみましたが、キハ28なのか58なのか判然としない写真ばかりでした。

私が敦賀で撮った写真、ひょっとするといすみ鉄道が購入する当該車両かと一瞬色めき立ちましたが、残念ながら違いました。



イメージ 1

イメージ 2
402D 急行 わかさ キハ58 239+キハ28 2035[金フイ]
1997.9.25 敦賀
2両目がキハ28 2035です。

1997(平成9)年当時、既に急行列車は随分と少なくなっていましたが、「はまなす」「きたぐに」以外では、思い出すだけでも「銀河」「かすが」「能登路」「つやま」「みよし」「くまがわ」が存在していました。
私が思い出さないだけで、この他にもまだあるかも知れません。

この頃の急行列車は、「はまなす「銀河」「きたぐに」以外は特急を走らせるほどではない路線での最優等列車でありました。

房総半島は一時期「気動車王国」で、キハ28・58の急行が房総の最優等列車であった時代があり、その歴史を語り継ぐ意味でも実に喜ばしいことだと思います。


鉄道コムに参加しております。
1994(平成6)年8月、念願だった中国地方のローカル線を訪れることが出来ました。
もちろんこの時にも、気動車急行を利用しました。

急行「砂丘」。
当時残っていた急行列車は殆どローカル急行でしたが、「砂丘」は都市間連絡の使命を担い、半車ながらグリーン車も連結し、正しく急行列車としての風格を備えた列車でした。



イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3
606D 急行 砂丘6号 キハ28・58・65・キロハ28×4B キハ58 7209[米トリ]
1994.8.22 岡山


塗装は国鉄時代のものではありませんでしたが、JRになってからはセンスのない塗装が多い中、この塗装はまあよいでしょうと思いました。

ヘッドマークまで付いていたのは、急行列車としての「格」を感じさせます。
普通車もリクライニングシートに改造され、キハ58であることが信じられなくらい快適でした。
平日でしたが、よく乗っていたことはこの列車がそれだけ頼りにされていたことをうかがわせます。

私は津山で「砂丘」を降りましたが、まだ多くの乗客が残っていました。
編成は短かったものの、当時西日本では「丹後」と並んで急行らしさを保っていた昼行急行だったと思います。


当時のダイヤ
606D 砂丘6号 岡山14:40→鳥取17:11


芸備線も、ぜひ一度訪れたい路線でした。
芸備線には、急行「ちどり」「たいしゃく」「みよし」が走っていて、本数は少ないものの愛称だけは賑やかでした。

かつては「砂丘」と共に陰陽連絡の使命を担っていましたが、この時はもう陰陽連絡の使命はなく、主に広島−三次間の輸送の使命を担っていました。


イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6
1827D〜817D 急行 みよし3号
キハ28+キハ58 キハ28 2492[広ヒロ]
1994.8.23 備後落合
跨線橋もなく、好きなアングルから撮り放題だったのが本当に嬉しかった記憶があります。


当時のダイヤ
1827D〜817D みよし3号 備後落合16:19→広島18:43(備後落合→三次間普通)


この塗装はちょっと…という感じでした。
つくづく、国鉄塗装は日本の風土に溶け込んでいたと思います。


三次までは普通列車で、三次までの1時間は完全にローカル列車です。
三次からは急行となり、広島着の時間もよかったのですが、2両でも車内は混雑していませんでした。
昔なら編成も長くて、もう少し乗られていたと思いますが、鉄道を取り巻く環境の変化をうかがわせました。

それにしても特急より敷居が低く、適度に速い急行列車は本当によかったと思います。

12月28日付けの拙記事 新快速は「急行」を名乗ってはどうか?でも述べましたが、「みえ」などは完全に実態は急行だと思います。

ぜひとも、「急行」を「快速の最上位」として位置づけてはどうかと思います。


ダイヤは全て「JTB時刻表」1994(平成6)年3月号を参照しました。



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