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鉄道関係の書籍等々について、わたくしなりに感じたことをこのブログで語らせていただきます。
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宮脇俊三さん十回忌

今日は、故・宮脇俊三さんの十回忌。
宮脇さんは、私達の世代のみならず、あらゆる世代の「乗り鉄」を育てたと言っても過言ではないと思います。

中2の時に出会った「時刻表2万キロ」は、本当に衝撃でした。
宮脇さんの功績は、それまでは鉄の仲間内でだけでひっそりと自慢、あるいは完全に自己満足でしかなかった「乗りつぶし」の「市民権」を確立したこと、そして乗り鉄を「文学」の領域にまで高めたことだと思います。

宮脇さんの名著は数多くありますが、やはり「時刻表2万キロ」と「最長片道切符の旅」が双璧です。
宮脇さん以前にも、国鉄全線完乗と最長片道切符の旅を成し遂げた人はいるでしょうが、これを文章にしたのは、宮脇さん以前には誰もいなかったでしょう。

この2冊は淡々と事実を綴っていますが、各路線や車両の情景など、いつ読んでも新しい発見があるのは何故でしょうか?

国鉄が分割・民営化され、かつては当たり前だった「失われつつある情景」が懐かしさと共に改めて新鮮に映るからかも知れません。

宮脇さんが文筆活動を行なっていた中で留意していたことは、表現者を目指す夢は捨てていない私も「座右の銘」としています。

「読む人より自分の方が面白がっちゃいけない。楽しそうに書いてる旅行記って面白くないんですよ。なるべく押さえて、やさしい文章でできるだけ正確で、なおかつ価値があり面白ければいいんで」(『旅』 2000年9月号 特集 宮脇俊三の世界 JTB)

一献傾けながら、久しぶりに宮脇さんの著作をめくってみようかなと思います。



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時刻表2万キロ(河出書房新社 1978年初版)



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最長片道切符の旅(新潮社 1979年初版)



鉄道コムに参加しております。

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私が出会った、鉄道の書籍等々に関して僭越ながら「書評」として書庫を新設します。


久々に、心から「面白い」と言える鉄道の書籍に出会いました。
「山手線と東海道新幹線では、どちらが儲かっているのか? JR6社鉄道ビジネスのカラクリ」
(中島茂夫著 洋泉社 2010)

山手線と東海道新幹線ではどちらが儲かっているかと聞かれた時に、すぐに答を出せるでしょうか?

国鉄時代は、各線毎の収支係数(収入÷経費=100円の収入を挙げるのに経費がいくらかかるか)が公表されていましたが、JRになってからは「企業秘密」として公表されなくなりました。

私は漠然と山手線だと思っていましたが、この書ではあらゆる数値を挙げて徹底的に解明しています。

そして、「トワイライトエクスプレスのスイートが2部屋しかない理由」「カシオペアがオールA個室で運行できる理由」「スキーのパッケージツアーが新幹線代より安い理由」等々が挙げられ、「利益の少ないオレンジカードを販売し続けるJR北海道」に至っては、ふむふむと思わずにいられませんでした。

正直に言って、「人気列車で行こう」等々のようなエンターテインメントな書籍ではなく、ビジネス書という側面が強いですが、JRの価格設定や利益を最大化する方法という面から鉄道を見るのも面白いと思います。


鉄道コムに参加しております。

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