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 「頭狂人」「044APD」「aXe」「ザンギャ君」「伴道全教授」。
奇妙すぎるニックネームの5人が、日夜チャット上で
「とびきりのトリック」を出題しあう推理合戦!
ただし、このゲームが特殊なのは各々の参加者が
トリックを披露するため、殺人を実行するということ。
究極の推理ゲームが行き着く衝撃の結末とは。

 歌野さんの衝撃作『密室殺人ゲーム王手飛車取り』に
まさかの続編が誕生!ということで興味津々だった1冊です。
基本的な構成は前作と同じですが、続編ということを
逆手に取った構成の話もあれば、敢えて前作を踏襲した
ものもあったりして、全てにおいて飽きさせられない
作品でした。

 『王手飛車取り』を読んだ時には「普通には使えない
一発ネタを集めた作品」という印象でしたが、他の作品を
数多く読んでから改めてこのシリーズを読むと、こちらの方が
ある意味歌野晶午の原点なのだろうな、と思わされます。

 前作に比べると馬鹿馬鹿しさの中にも目を見張るような
部分が随所に表れていて、よりこの世界観が完成に近づいて
いるようにも思えます。そんな馬鹿な、と言ってしまえば
それまでなのですが、個人的には『切り裂きジャック三十分の孤独』の
鮮やかなおぞましさや、『三つの閂』の歪んだ美的感覚などは
かなりツボでした。

 変な表現になってしまうのですが、この作品を見て
「シリーズとしての安定したイカレ方」が確立されたように感じます。
次作も出るならばぜひ読みたいと思える1冊でした。

閉じる コメント(2)

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「逆手に取った構成」とは素晴らしい表現でござるね^^
「切り裂きジャック〜」のアレ、エグかったですよねえ〜^^;;この作品じゃなかったら読めたもんじゃなかったス^^;

2009/9/12(土) 午前 1:16 ゆきあや 返信する

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続編を出しても見劣りしない品質を保っているのはお見事ですよね。
この作品世界だからこそ成り立っているトリックが多かったようにも思います。

2009/9/20(日) 午前 1:14 よも 返信する

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