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家内のチャコが他界してから、明日が百日にあたるので、今日は以前から依頼してあった塔婆を持って菩提寺でお参りを済ませました。倅と2人だけの供養であったが、お参りの後、お昼過ぎまで住職にお目に掛かってお話を伺って故人を偲んできました。
家内の亡き後は何かと色々と雑用があり、なるべく家内のことは考えないようにしてきたのですが、矢張り弱い人間のこと、月日の経過とともに、何ともやりきれない寂しさに襲われることは仕方のないことなのでしょう。
この5年間は、介護に追われて何もできない生活が続いたのですが、その忙しさに紛れて苦労するという感じはなかったのですが、今暇が出来てみると、ただ心の虚しさが残るばかりです。
それでも50年近く一緒に過ごせたことでの幸せに感謝していることだけは確かなことです。
今は先に行かれてしまったことには残念ですが、長いこと一緒に過ごせたことには、ただ有難うと墓石の前で手を合わせることが今できることです。
ただ慰めは、長かったか短かったかわかりませんが、家内が病気で倒れてから、自分としては出来るだけのことはしてきたと、それが出来たこと、今はそれだけを慰めとしています。
「長いこと私の妻であってくれてありがとう」、と言う言葉を贈りたいと思います。
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チャコとの徒然
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チャコは毎年1月になると必ず毎日免許証のことを気にかけました。
「私の免許証はまだ大丈夫か?」と
それ程気になるのであったらと、目に見える所にと下げておきましたが、それでも気になるらしいので、「首にぶら下げたら」と何度も説得しました。その免許証もまだ2年の有効期限があるのに、とうとう使うことなく行ってしまいました。
あれほど気にしていた免許証なので、それだけはと持たせました。
さすがに携帯電話だけは持たせられないので、近いうちにドコモに行って解約してこようと思っています。何事にも興味を示したチャコも今は呼んでも答えることもありません。
寂しさが募ります。
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最も楽しい筈のこの若葉の季節、最も胸の痛む季節になってしまいました。
5年にわたって闘病生活を続けてきた最愛の妻が、去る20日に永眠いたしました。今想うと数えきれない出来事がありました。その一つ一つが心の中に刻まれています。特に病魔に襲われたこの5年間は言葉に言い尽くせない経験をしました。
それでも最後は私と倅の見守るうちに苦しむこともなく息を引き取り、それだけはせめてもの慰めとしています。大動脈瘤破裂と言うのがその病名でした。
これまで何かと励ましていただいた皆さんに心から感謝いたします。
有難うございました。
私もこれから暫くの間は立ち上がれそうもありませんが、また元気になることもできると思っています。
その節には宜しくお願い致します。
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今日は午前中訪問看護が予定されています。
何時もの看護師さんのお話ですと、今日は研修生も同行するとのことです。もう今年も卒業の季節が近くなって看護師の卵も巣立つ季節が近づいてきたのですね。
春もすぐそこです。今が一番寒さの厳しい時でしょう。今年もこの季節を乗り切れば、また明るい季節になって何とか明るい話題も見つかりましょう。
爆弾を抱えての今の生活ですが、このところ何とかそれにも慣れてきました。慣れというものは恐ろしいもので、そんな日が続くと、それなりにこんなものだと思うようになっています。
チャコはいつものように誕生日が近づいたことだけはよく覚えていて、毎日何度も「私の免許証はどうなってる?」と聞きます。本当はその都度丁寧に答えてやるのがよいのでしょうが、ついつい決まりの返答になって後で反省することになっています。
こんな毎日の繰り返しでその日が過ぎてゆきます。
これも人生、あれも人生なのでしょう。
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