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スティーブン・スピルバーグ。いわずと知れた世界映画界の鬼才です。 1947年生まれ。今年の12月で60歳を迎えます。いま、『インディー・ジョーンズ4』の撮影に入っているハリウッドきってのヒット・メーカーです。 『激突!』『ジョーズ』『未知との遭遇』『E.T.』と若くして名作を世に送り出し、『レイダース失われた聖櫃』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『宇宙戦争』『ミュンヘン』などのヒット作を生み出しています。 高校の頃から8ミリカメラを手にしていただけあって、映画好きのツボを押えています。 しかし、最近のスピルバーグ作品を観ると妙にテクニックだけに走りすぎて、正直、『未知との遭遇』『E.T.』のような気持ちの熱さが感じられません。 この二つの作品は、彼が30歳と35歳の時の作品ですが、宇宙の未知なる物への熱い思いというか、願い、もっと言えば祈りのようなものがひしひしと伝わってきます。 それはまさに子供が未知なる物へ抱く純粋な好奇心です。 才能ゆえに若くしてヒット・メーカーとなったハリウッドの彼への嫉妬。自分で興したアンブリンという映画会社も大きくなり、ヒットを生まなければならないという経営者としてのプレッシャー。そして、「人間を描けない」というクリエイターとしての悩みと、アカデミー賞への執着。 こんな抑圧がスピルバーグの心の純粋性を失わせていったのだと思います。
正直、最近の作品にはどれも心がこもっていません。だから観る者を感動させません。 フランソワ・トリュフォーをして、「君は子どもの映画をとるべきだ。」と言わしめたスピルバーグ。 もう一度しがらみを捨てて、純粋な祈りの心で未知なる宇宙への思いを描き出して欲しいものです。 |

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おおっ、彼は僕はsuzushimさんにならって「敬愛するスピルバーグよ!」と叫びたい程尊敬している、僕にとっての「映画の父」です。
この人は「映像で語る」というのが天才的に上手い人だと思うんですよね。音声を消して観ても、全て通じてしまうというか。他の監督はダイアローグや台詞も使い、吟味した上で構成しているところを、彼は映像の「ことば」で、動物的な直感というか本能で撮っているという気がします。逆に、映画全体をシステマチックに理路整然と整理構築するのは苦手な人のようにも感じます。だから特定のシークエンスは秀逸なのに、映画全体としてちぐはぐな印象を与える作品が散見されるのもそのせいかな、などと思っています。
2007/10/5(金) 午後 4:18 [ BARRY ]
仰るように最近は社会的立場、プロデューサーや経営者としてのプレッシャーがその勘をさらに鈍らせているのかも知れませんね。
とはいえ、多作でありながらこれだけの高い水準で作品を発表し続けているのはまさに天才だし大変な偉業だと思うのです。
超大作に隠れがちですが「続・激突!カージャック」「カラー・パープル」「アンブリン」あたりの作品は非常に好きです。
アクターズ・スタジオインタビューでスピルバーグが登場した時の内容は非常に興味深いですよ。
2007/10/5(金) 午後 4:18 [ BARRY ]
>BARRYさん、ボクはスピルバーグの才能は十分評価しています。ただ、夢を追って欲しい、そんな思いが最近するんです。BARRYさんの「動物的な直感というか本能で撮っているという気がします」「映画全体としてちぐはぐな印象を与える作品が散見される」というご意見は鋭い指摘です。アクターズ・スタジオのインタビューはビデオに録ってまだ見てませんが、これを機会に是非見てみますね。
2007/10/5(金) 午後 5:38
大好きな監督です。
確かに、おっしゃる通り、初期(くるみが子供時代)に観た作品の方が
夢がたくさん詰まっていたかも!
でも、やっぱり、才能も夢の与え方も最高にセンスの良い監督だと思うので
これからの映画界をどんどん引っ張っていてほしいと思います!
2007/10/5(金) 午後 10:40
確かにテクニックに走りすぎていると感じます。「映画小僧」だった頃の彼に戻ってもらいたいと願っています。そして子どもの持つ残虐性が映画に出てくると彼の復活のサインではないでしょうか?
2007/10/6(土) 午前 5:34 [ - ]
スピルバーグはJ・フォードのようになってきた気がする。。。。
2007/10/6(土) 午前 7:47 [ esu**i123 ]
考えてみると、僕の映画人生って、中学のときに見た「ジョーズ」から始まり、高校のときに見た「未知との遭遇」、大学時代にみた「ET」や「インディジョーンズ」といった感じで、すべてスピルバーグとともに歩んできてるんですよね。しかもそれぞれに一緒に観に行った人との思い出がある。。。
NEPONさんのおっしゃるとおり最近のスピルバーグには不満が大きいけど、やはり一番気になる監督であることは変わらないですね。
2007/10/6(土) 午前 8:41
若い頃から観る側の呼吸を知っていてアッと言わせる作り方が巧かったですね。ただ、時にはそれがあざとく見える事もありました。映画作りは難しいものです。
2007/10/6(土) 午後 10:46
とくにん最近のは、初期のスピルバーグ作品のような、
ドキドキ感があまり感じれなくなった気はします。
ドラマを描くより、娯楽に徹した作品方が向いてる監督
だと思いますね。
個人的に特に『AI』???な作品でした。
2007/10/7(日) 午前 11:38 [ ティルク ]
>くるみさん、初期の作品は荒っぽさがありますが、夢が詰まっていました。後期の作品は映像、編集、テンポとリズムが非の打ち所がないですね。ただ、『AI』はちょっと・・・。
2007/10/7(日) 午後 3:04
yaskazさん、深いお言葉ですね。「子供のもつ残虐性」、なかなか描ける監督はいないでしょう。ボクも好きだからこそ「映画小僧」に戻って欲しいです。
2007/10/7(日) 午後 3:06
>esupai123さん、J・フォードってあまり見てませんが、テクニック巧みな方だったんですね。確かに「駅馬車」の追っかけのシーンは「レイダース」にも通じるところがありました。
2007/10/7(日) 午後 3:08
>suzushimさん、ボクも「未知との遭遇」や「インディ・ジョーンズ」に熱狂しました。好きな監督だけに気になってしまいます。封印されている「1941」なんかもボクは傑作だと思います。
2007/10/7(日) 午後 3:11
>キングギドラさん、「アッと言わせる」テクニックは、映画監督の才能が出るところですね。「ジョーズ」「未知との遭遇」「ジュラシックパーク」「プライベート・ライアン」「レイダース」どれをとっても視覚的な魅力に満ち溢れていますね。
2007/10/7(日) 午後 3:13
>映画狂さん、ボクも「AI」はひきました。スピルバーグ自身も数年後、何かのインタビューで「キューブリックの呪縛から離れられなかった。」と心の内を語っていました。
2007/10/7(日) 午後 3:16
スピルバーグ監督なのか、映画配給会社なのか・・・、最近、ジブリの宮崎監督も商業主義を意識しすぎて、ラピュタやナウシカのようなワクワクする感じがなくなってしまいました。
2007/10/8(月) 午後 6:44
>そうですね。最近の宮崎作品には躍動感が足りないですね。『ハウル〜』はよく分かりませんでした。
2007/10/13(土) 午後 1:53