ここから本文です
創作BL小説を書いています。

イメージ 1

「その前に、せっかく裕樹が選んでくれた夜食の中の、食べ頃なのを」
愛の交歓とモノを食べるという行為はーー特に二人きりのホテルの部屋ではーー似ているような気がする。
薔薇色の指先が程よく焼けたバゲットを薔薇色の粉を振り撒いて真紅に染まった唇へと運び口移しに裕樹へろ差し出される。
バゲットにはチーズが挟まれていて、その白さは最愛の人の魂の無垢さを象徴しているようだった。
唇を大きく開いてカマンベールチーズごとバゲットを口に入れて、数回咀嚼した後に細い首を優しく誘導して薔薇色の唇へと近付けた。裕樹が何をしたいのか素早く察した最愛の恋人は唇を大きく開けて薔薇色の舌や輝くような白い歯まで裕樹に見せてくれる。
「とても美味しいですよ。聡は?」
半分だけ口の中で何故か甘く感じるカマンベールチーズ入りのバゲットを味わって、最愛の人を満足と愛情に満ちて見下ろした。
「裕樹の……口に入ったモノだと……思うと、更に美味だ。病みつきになりそうなほど……」
コミュニュケーション能力にはいささかコンプレックスを持っている、裕樹の生涯に一人と定めた人は二人だけの時に「殺し文句の達人」になるのも裕樹だけしか知らないのかと思うと下半身の熱が更に煽られる。
「今日購入したオニオンブレッドも、こんがり焼いてバターを付けて二人でこうして味わいましょうね。バターの黄金色も、きっと聡の唇を綺麗に彩ってくれるでしょうから」
薔薇色の唇での愛の行為を待ち焦がれてはいたものの、同じモノを二人で食べる肉体ではなく精神の充足感にも酔いしれてしまっていた。
「さて、唇で愛してくださるのですよね」
ちらりと時計を見て、ライトアップ終了の時間にはまだ余裕があることを確かめる。熱々のバゲットを二人で口移しでーー最後の方は彼の方から裕樹に倣うという健気さだった、そういう無意識の愛の行為がどれだけ裕樹を惹きつけるか未だ分かっていない人の天使のような無垢さと裕樹の丹精で花開いた妖艶な肢体のギャップは眩暈がしそうなほど魅惑的過ぎる。
「ああ、バゲットのせいで、口の中も熱くなっているので……いつも以上に感じて貰えればと思うのだが……」
床に膝をついて薔薇色の唇を大きく開けてベルベットの舌で裕樹の先端部から裏、そして丸い大きな果実にまで舌で辿られる。
後ろ髪を梳きながら、もう片方の指でルビー色に煌めく尖りを親指を起点にして人差し指で下から上をへと弾いた。
本物のルビーよりも綺麗に艶めく尖りが大きく揺れて、瀬戸大橋のライトアップよりも目を奪われる。
「それ……悦いっ……。もう片方もっ……」
裕樹の零した水晶の滴りが薔薇色の唇に宿っていて、朝露に濡れた真紅の薔薇の風情だったが。
「ただ、ルビーの尖り……熱を帯びています、よ」
尖りだけで真珠の雫をネックレスが切れたようにばら撒いてしまう最愛の人の肢体を慮ってしまう。今夜は本能が求めるままに振舞ってしまっていたので、これ以上の行為はさすがに気が咎めた。
薔薇色の唇が更に大きく花開いて、裕樹の灼熱の質量を飲み込んでいく様子も絶品中の絶品だった。そして喉を開いて裕樹の愛情と欲情の象徴が全て最愛の人の口の中に収まった。
上顎のザラついた場所とか、花園の厚く熱いシルクの密着感とは異なった強い締め付けに思わず声が出てしまう。
「とても……悦い……です。幹を舌全体で……愛して……くださるのも……」
喉奥まで許して貰えたということは、もう一度裕樹の熱い楔を花園にも迎えたいという最愛の人の声には出せないーー実際、この状態では話すことは無理だーー欲望の現れだろう。
ルビーの両の尖りを下から上へと人差し指で弾く力を強めた。
「明日の朝は……ゆっくり起きて……見事な庭園を……散歩しましょう、ね。明石海峡大橋が出来る前には……庭園が売りだった……ホテルですから……」
話していないと直ぐに喉奥へと放ってしまいそうなので、必死に違うことを考えて思いついたことを話題にした。
喉の締め付けだけでなく、胸の尖りを強く弾くのに呼応したように頭部を上下に小刻みに動かしながら、真紅に染まった瞼や涙の雫を宿したまつ毛、そして艶やかに濡れる眼差しが裕樹の表情を確かめるように上目遣いで揺れている。
「もうっ……」
喉を開く場所が一際大きくなったのを自覚しながら、限界を訴えた。あまりの快感に汗の雫が全身に宿って、最愛の人の唇や頭の動きに従って転がり堕ちていく。
薔薇色の唇が限界まで開かれて、裕樹の熱い楔をさらに奥へと導かれた。
「ばら撒きます、……よ」
絡んだ視線も熱をはらんでいるようで、揺れる濡れた眼差しが熱く愛のこもった了解の合図を送ってくる。









何だか長くお休みを頂いている間にYahoo!さんにも日本ぶろぐ村にも仕様変更が有ったらしく、メカ音痴な私はサッパリ分かりません(泣)

どのバナーが効くかも分からないのですが(泣)貼っておきます。気が向いたらポチッとお願いします!!

一番下の『ぶろぐ村のランキング表示』はPV専用のようで(泣)せっかくクリックして下さってもポイントは入らないようです。一番確実なのは『文字をクリック』のようですので、ポチっても良いよ!と思われた方はそちらから是非お願い致します!!更新の励みになります!!


リアル生活にちと変化が有りまして、更新時間も日付けが変わる頃が一番投稿しやすいので、その頃に覗いて頂ければと思います。誠に申し訳ありませんが、1日何話かは更新します。iPad更新に泣く泣く切り替えたので、文頭の余白を空けると、レイアウトが崩れます(泣)
◇◇◇
都合により、一日二話しか更新出来ないーーもしくは全く更新出来ないかもーーことをお詫びすると共に、ご理解とご寛恕をお願いいたします。

この記事に

開くトラックバック(0)

イメージ 1

「やはり、普段の聡と異なりますね。
私にしか見せない愛の交歓の時に、直ぐに薔薇色に染まる素肌は今も滑らかな白磁のようですし、その上胸の尖りや花園の中はいつも以上に真紅に艶めいています。
地震のショックでしょうかね?
感じ易い点は相変わらずですが」
足を大切そうに捧げ持たれて足の指の付け根から膝裏の弱点までを指と唇、そして舌で丹念に愛撫されながら、裕樹の熱い視線と掠れた声に背筋がシーツの波の上から跳ね上がった。
「多分……裕樹に……惚れ直したから……だと思う……。
もともと裕樹のことは……魂の底から愛して……いたし……、それは……今でも変わっていないが……今日一日で……もっと…もっと……好きになった……。
それに身体の奥処の疼きとか……胸は……病院に…胸の居る時からで……」
裕樹の右手が脚を大きく開かせただけでなく膝の裏の弱い場所や足の指の付け根を愛しやすいように空中へと掲げられた愛の形にも背筋に蒼く紅く電流が奔って身体がシーツから浮き上がった。
「ああ、なるほど。病院で既に熟していた部分は真紅の濡れた煌めきを湛えて待ち焦がれていらっしゃったのでしょうね。
生涯で一人と決めた最愛の聡に病院内で欲情されるのは、望外の悦びです。プライベートな時間とは異なって、職場では『そういう』スイッチが入らないようになさっていたのも存じていましたから、ね」
膝裏の感じ易い場所に舌全体で愛されて……シーツの波の上を上半身が跳ねてその感触にすら感じた。
裕樹が連れて行ってくれた須磨の海岸で打ち上げ花火を二人きりで楽しんだ時のように背筋から花園へと蒼や紅や、そして裕樹のオーラに似た黄金色の電流が背筋を爆ぜるようで堪らなくて自然と脚が要を失った扇のように更に開いていく。
「ゆ……裕樹……指ではなくて……。裕樹の灼熱の楔が……欲しっ」
焦ったいからなのか、それとも早く繋がりたいのか自分でも分からないが、眼尻から涙の雫が滴っているのをどこか遠いところで感じているようだった。
「花園の奥処をお望みですか?だったら、聡が私の上に乗ってください。その体勢の方がより一層密着感が味わえますよ。
それに、ワイシャツとネクタイだけを身に纏った聡の姿も最高に、そそります。
本当は聡の肢体を抱き上げて更に奥処を味わいたいのですが……この腕では、ね」
今は痛みを感じていないような表情だったが、心臓外科医にとって腕や指はーー裕樹の場合腕の裂傷だけだったがーー後遺症が残ってしまう事態だけは避けたい。日常生活には支障のないレベルなのは分かっているが、精緻かつ大胆な裕樹の手技に支障をきたすことが有ってはならないので。それにNHKのカメラマンが撮影していた裕樹の神懸かり的な手技をアメリカの医学界にーー裕樹には内緒でーー送りつけると必ず反響が有るだろう。その時に左腕とはいえ「今の」手技のレベルを下げるわけにはいかない。
「分かった。私が動くから……裕樹は……何も……しなくていい……」
シーツから身を起こして、裕樹の身体をベッドに横たえさせる。肝心な場所だけを露出しただけの裕樹の姿は昼間というコトも相俟って、ここがホテルの寝室ではなく執務室で束の間の愛の交歓を行なっているような錯覚を覚えた。
「んっ……拓かれる感じが……堪らなく……悦い……」
裕樹の灼熱の愛情と欲情の象徴が花園を更に花開かせて行く。背筋から脳へと花火が青く爆ぜるようで、その底なしの悦楽に背筋が撓って繋がりをより深く求めてしまう。それに裕樹の残してくれた真珠の迸りが潤滑剤代わりになって、繋がるのはいつもよりも簡単だった。
「聡の花園、いつもよりも……更に熱い……です。それに……濡れた厚いシルクの感触も、ね」
裕樹の指が発火しそうな胸の尖りを摘んだ。
「あっ……」
身体の歓喜の震えが止まらなくなってしまう。小さい粒をしたから上へと動かされて、脳が薔薇色に焼き切れそうになってしまう。








何だか長くお休みを頂いている間にYahoo!さんにも日本ぶろぐ村にも仕様変更が有ったらしく、メカ音痴な私はサッパリ分かりません(泣)

どのバナーが効くかも分からないのですが(泣)貼っておきます。気が向いたらポチッとお願いします!!

一番下の『ぶろぐ村のランキング表示』はPV専用のようで(泣)せっかくクリックして下さってもポイントは入らないようです。一番確実なのは『文字をクリック』のようですので、ポチっても良いよ!と思われた方はそちらから是非お願い致します!!更新の励みになります!!


リアル生活にちと変化が有りまして、更新時間も日付けが変わる頃が一番投稿しやすいので、その頃に覗いて頂ければと思います。誠に申し訳ありませんが、1日何話かは更新します。iPad更新に泣く泣く切り替えたので、文頭の余白を空けると、レイアウトが崩れます(泣)
◇◇◇
都合により、一日二話しか更新出来ないーーもしくは全く更新出来ないかもーーことをお詫びすると共に、ご理解とご寛恕をお願いいたします。

この記事に

開くトラックバック(0)

お詫び

イメージ 1

誠に申し訳ありませんが、また風邪が悪化しましてーー年のせいだと思いますがーー発熱と悪寒が酷いので今夜の更新は休ませて頂きます。
勝手を申しましてすみませんが何卒ご容赦ください。
ちょこっとは書いた文章があるので、体調次第で一話分を昼間にでも更新出来ればと思っていますが、確実にお約束出来ないことをお詫びいたします。
楽しみにしてくださっている方がどの程度いらっしゃるか分からないのですが、取り急ぎご連絡まで。







この記事に

開くトラックバック(0)

イメージ 1

膝裏の薄い肌に見た目より弾力のある裕樹の唇と尖らせた舌で愛されて、背筋がシーツの波から跳ねた。
弱い場所だとは自覚していたものの、ここまで感じるのは、心も身体も裕樹に惚れ直して、そして魂全体が欲していたからだろう。
「やっ……そこは……ダメっ…」
両足の膝裏を交互に唇や舌で愛されて、裕樹の指が開いている花園の門がさらにしどけなく開いていく。裕樹の熱い視線で焼き切れそうな花園の門やその少し奥からは真珠の迸りが、シーツから跳ねるたびに素肌を濡らしていく。
「何故駄目なのですか?聡もそのお積もりで靴下まで脱いだのでは?」
足の指の付け根も裕樹に教えられた弱い場所の一つで、確かに触れては欲しかった。ただ、唇となると抵抗感と羞恥心の方が優ってしまう。
「指で……なら……構わないが……唇で……されるのは……シャワーも浴びて……いないし」
裕樹の言葉通りに胸の硬く尖った場所を指で摘んで先端部分は柔らかく小さな円を描いくと、裕樹が与えてくれるほどではないものの、背筋に紅く細い電流が奔るのでやめられない。
「聡を『王妃』に祭り上げる気は毛頭ないのですが、最愛の人の肢体を唇や舌で愛するくらいのことは、私にとって最大の悦びです。
今日の聡は肝心な場所こそ紅く染まっていますが、ああ、こちらは真珠の白も、ですけど。その他の場所は最上の白磁の滑らかさのままで……そのギャップが良いですね」
「王妃」というキーワードにーー違った意味でーー反応してしまう。
「裕樹が……まさかあのワガママな患者に連絡を取るとは思っていなかった……な」
森技官ほどではないにしろ裕樹も「使えるモノは全て使う」タイプではあったが、自分はあの大富豪の秘書兼ボディーカードに裕樹の愛情が移ろい行く絶望感に打ち拉がられていたし、裕樹はザッカーバというワガママ過ぎる患者にーー当時は全く分からなかったがーー嫉妬と怒りの念を密かに燃やしていたことは後から聞いた。そしてクールビューティな秘書に対しては全くの自分の杞憂だったことも。今となっては笑い話だが、当時は文字通り死ぬほど思い詰めたモノだったので。
「聡は指揮官としても優秀なのも存じていましたが、そもそも想定外の事態に若干弱いでしょう?ですから、どんな手段を使っても良いので早く解放して差し上げたかったのです。
3・11の大震災の時はアメリカの動きをテレビで観ていましたし、今の大統領はさらにワンマンなタイプですよね。それに実業界出身なので、あの人とも知り合いであると踏んだのです。個人的に含むところは多々有りますが、そういう意地を張っている場合ではないと判断しました。私に個人ではなく日本政府ーーというか森技官がーーパイプ役を果たしてくれたら、一番早い飛行機の手配も出来る人の心当たりは悔しいことに彼しかいなかったのも事実です。何の接点もない、従って含む点もなどもない大統領がコンコルドを貸してくれればよかったのですが、あいにく持っていなかったようです、ね。アメリカ軍が動くのは分かっていたので……森技官の弁舌の冴えを利用して北教授の素晴らしさについては力説して貰ったのですが、彼は北教授の日本での評価を守りに盛って話してくれたに違いありません。
その結果、予想以上に早い帰国になったらわけです。
ああ、感じているようですね。足の指が丸くなっています、よ。今日は殊更、感じ易いようですね。恋人冥利に尽きますが……。それに足の指の付け根はベビーピンクそのものの清楚な色なので、舌で確かめずにはいられないです」
足の指を唇で強く吸われて、背筋がシーツの波の上で跳ねた。その瞬間を見計らったように裕樹が足の指の付け根に舌全体で愛されて、抵抗感も羞恥心も薔薇色の快楽の前には雲散霧消してしまう。
「ゆ……裕樹……花園の中……もっと……触って……。
それにしても……良く北教授があんなに早く病院到着するのが分かった……な?」
本当は裕樹の熱く確かな楔が欲しかったが、足の指の付け根を丁寧に舌で辿られて、紅の稲妻が足から腰、そして脳内まで焼き切るような悦楽を運んで来て、やめて欲しくはなかった。
なんだか足の指だけで真珠の迸りをばら撒いてしまいそうな感じに必死で理性に縋り付いた。
「奥処まで……ですか?それとも……蕾の方が?」
足の指の付け根に熱い息がかかるだけで背筋がシーツから浮き上がってしまう。
「蕾を避けて……奥まで……欲しいっ……」
弱い部分ではあったものの、足の指の付け根だけの愛の行為でここまで感じるとは思ってもいなくて、裕樹にはせめて既知の愛の行為で真珠の迸りを放ちたかった。
「ああ、北教授の病院到着時間の件、ですか」








何だか長くお休みを頂いている間にYahoo!さんにも日本ぶろぐ村にも仕様変更が有ったらしく、メカ音痴な私はサッパリ分かりません(泣)

どのバナーが効くかも分からないのですが(泣)貼っておきます。気が向いたらポチッとお願いします!!

一番下の『ぶろぐ村のランキング表示』はPV専用のようで(泣)せっかくクリックして下さってもポイントは入らないようです。一番確実なのは『文字をクリック』のようですので、ポチっても良いよ!と思われた方はそちらから是非お願い致します!!更新の励みになります!!


リアル生活にちと変化が有りまして、更新時間も日付けが変わる頃が一番投稿しやすいので、その頃に覗いて頂ければと思います。誠に申し訳ありませんが、1日何話かは更新します。iPad更新に泣く泣く切り替えたので、文頭の余白を空けると、レイアウトが崩れます(泣)
◇◇◇
都合により、一日二話しか更新出来ないーーもしくは全く更新出来ないかもーーことをお詫びすると共に、ご理解とご寛恕をお願いいたします。

この記事に

開くトラックバック(0)

イメージ 1

「……夜勤明けの裕樹に唇での愛の行為をする時は……無意識下で理性が制止して居るのかも……知れないから平気なのだが……。こういう時に喉の奥を……開いて……裕樹の……熱い……迸りを受けたら……花園の……奥処にも……欲しくなる……だから……」
スモークサーモンを薔薇の形に器用に盛り合わせつつ、頬をサーモンよりも艶やかに染めている最愛の人を魅入られたように見つめた。
「だから」喉奥までは挿れない方法でするのか、それとも最後までして欲しいのか綺麗な切れ長の潤んだ瞳からは窺えなかった。
「それは、いつからですか?」
愛する人の肢体の状態ーー裕樹との愛の行為を重ねるにつれ徐々に開花しているのでーーを的確に把握したい想いが込み上げる。
「かなり前から漠然とは自覚していたのだが、確実に、切実にそう感じるようになったのは今夜から、だな」
大阪の二人の常宿になっているホテルで、サーモンが薔薇の形に盛り合わせになっている時に、顔見知りになったらシェフから聞いた方法を忠実過ぎるほどに再現して、サーモンを本物の薔薇よりも綺麗に盛り合わせた小皿を手に持ちながらのいわゆるピロートークというのも新鮮過ぎて、目眩がしそうだった。数えきれないほど愛の交歓はしているものの、やはり「非日常」感が強いし、食事は「日常」に属するので。
薔薇の形を崩さないようにサーモンを細心の注意を払って指で摘んで最愛の人の唇へと運んだ。
違った種類の紅い艶やかさが姸を競っているような感じだった。もちろん唇の薔薇色の方が魅惑的過ぎることは言うまでもない。
サーモンの紅が薔薇色の唇に飲み込まれて行く様子も絶品だった。
「だったら、先ほどの行為でも?」
彼のグラスも空になっていたのでシャンバンを注いで口の中の含んで口付けた。
薔薇色の唇に黄金色のシャンパンを流しこんで口の中を舌で探った。コクリとシャンバンを吞み下す微かな音が寝室の中に泡のように弾けた。
サーモンの塩味が先ほどの海風を彷彿とさせる。そして絡み合った舌を強く強く吸ってシャンパンの甘味と最愛の人の舌ごと裕樹の身体の一部になれば良いとばかりに切実に願った。
薔薇色の染まった指先が紅い粉を撒いたように艶冶な動きでフルートグラスの縁に薔薇色の若干薄い唇を付けて僅かに開いた口からベルベットのような紅い舌が覗いているのもライトアップされた明石海峡大橋よりもさらに綺麗だった明るさでは敵わないが艶やかさとか甘やかに香り立つーーしかも裕樹だけにしか見ることを許されていないーー愛の交歓の後の艶いた風情なのだからなおさらだった。
薔薇色の長い指先でサーモンを器用に取って唇を交わして、黄金色のシャンパンを裕樹の口移しをした後にサーモンを唇に近付けてくれる。
指ごと食べてしまいたいと痛切に思った。
「先ほどのお返しだ……裕樹が気に入ってくれれば良いのだが」
この人は裕樹が別段教え込んだわけでもないのに、律儀に愛の仕草を返そうとしてくれる点も愛おしさを増すことに多分気が付いていないのだろう。
「当然気に入りました、よ。
先ほどの唇とか喉などの行為で……花園の中も私を求めてくださっていたのですか?コチラがそうではないので、迂闊にも気付きませんでしたが」
育ち切って水晶の雫を先端から零している裕樹の愛情と欲情の象徴とは異なって、最愛の人のソコは若干立ち上がっている程度だったので。
ただ、ルビー色に煌めいている胸の慎ましやかな尖りや花園だけの愛の行為で臨界点を迎えてしまうほどに裕樹が丹精した淫らな肢体の持ち主でもあったので聞かなければわからないことも多いのは事実だった。
「そっちは……もう充分愛されたので……大丈夫なのだが……。今日一日の車内で二人きりが多かったデートで……さらに裕樹が欲しくなった……。特に花園のが……。喉奥まで裕樹を感じたいのだが、そうなれば……」
雨に打たれた大輪の真紅の薔薇のように肢体が震えた。
「裕樹を花園の中にでも……求めて……しまうかも……知れない……。なるべく……自粛はする……積もりだが……」
言葉を額面通りに受け取る最愛の人は、裕樹が「花園への愛の交歓を遠慮している」点について「負担がかかりすぎるから」という「配慮」というか明日のことを考えての言葉として受け取っていたに違いない。もちろん一番の理由はそれで、あながち間違いではないものの、最愛の人が望むことは何でもして上げたいのが本音だったが、言葉にしないと分からない不器用さもこの人の美点の一つだった。
「そうですね……聡の素敵な喉の締め付け具合は病み付きになりますから。その後のコトは臨機応変で考えましょう」









何だか長くお休みを頂いている間にYahoo!さんにも日本ぶろぐ村にも仕様変更が有ったらしく、メカ音痴な私はサッパリ分かりません(泣)

どのバナーが効くかも分からないのですが(泣)貼っておきます。気が向いたらポチッとお願いします!!

一番下の『ぶろぐ村のランキング表示』はPV専用のようで(泣)せっかくクリックして下さってもポイントは入らないようです。一番確実なのは『文字をクリック』のようですので、ポチっても良いよ!と思われた方はそちらから是非お願い致します!!更新の励みになります!!


リアル生活にちと変化が有りまして、更新時間も日付けが変わる頃が一番投稿しやすいので、その頃に覗いて頂ければと思います。誠に申し訳ありませんが、1日何話かは更新します。iPad更新に泣く泣く切り替えたので、文頭の余白を空けると、レイアウトが崩れます(泣)
◇◇◇
都合により、一日二話しか更新出来ないーーもしくは全く更新出来ないかもーーことをお詫びすると共に、ご理解とご寛恕をお願いいたします。
当分は一日一話が精一杯です。誠に申し訳ありません。

この記事に

開くトラックバック(0)

[ すべて表示 ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事