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創作BL小説を書いています。

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「……夜勤明けの裕樹に唇での愛の行為をする時は……無意識下で理性が制止して居るのかも……知れないから平気なのだが……。こういう時に喉の奥を……開いて……裕樹の……熱い……迸りを受けたら……花園の……奥処にも……欲しくなる……だから……」
スモークサーモンを薔薇の形に器用に盛り合わせつつ、頬をサーモンよりも艶やかに染めている最愛の人を魅入られたように見つめた。
「だから」喉奥までは挿れない方法でするのか、それとも最後までして欲しいのか綺麗な切れ長の潤んだ瞳からは窺えなかった。
「それは、いつからですか?」
愛する人の肢体の状態ーー裕樹との愛の行為を重ねるにつれ徐々に開花しているのでーーを的確に把握したい想いが込み上げる。
「かなり前から漠然とは自覚していたのだが、確実に、切実にそう感じるようになったのは今夜から、だな」
大阪の二人の常宿になっているホテルで、サーモンが薔薇の形に盛り合わせになっている時に、顔見知りになったらシェフから聞いた方法を忠実過ぎるほどに再現して、サーモンを本物の薔薇よりも綺麗に盛り合わせた小皿を手に持ちながらのいわゆるピロートークというのも新鮮過ぎて、目眩がしそうだった。数えきれないほど愛の交歓はしているものの、やはり「非日常」感が強いし、食事は「日常」に属するので。
薔薇の形を崩さないようにサーモンを細心の注意を払って指で摘んで最愛の人の唇へと運んだ。
違った種類の紅い艶やかさが姸を競っているような感じだった。もちろん唇の薔薇色の方が魅惑的過ぎることは言うまでもない。
サーモンの紅が薔薇色の唇に飲み込まれて行く様子も絶品だった。
「だったら、先ほどの行為でも?」
彼のグラスも空になっていたのでシャンバンを注いで口の中の含んで口付けた。
薔薇色の唇に黄金色のシャンパンを流しこんで口の中を舌で探った。コクリとシャンバンを吞み下す微かな音が寝室の中に泡のように弾けた。
サーモンの塩味が先ほどの海風を彷彿とさせる。そして絡み合った舌を強く強く吸ってシャンパンの甘味と最愛の人の舌ごと裕樹の身体の一部になれば良いとばかりに切実に願った。
薔薇色の染まった指先が紅い粉を撒いたように艶冶な動きでフルートグラスの縁に薔薇色の若干薄い唇を付けて僅かに開いた口からベルベットのような紅い舌が覗いているのもライトアップされた明石海峡大橋よりもさらに綺麗だった明るさでは敵わないが艶やかさとか甘やかに香り立つーーしかも裕樹だけにしか見ることを許されていないーー愛の交歓の後の艶いた風情なのだからなおさらだった。
薔薇色の長い指先でサーモンを器用に取って唇を交わして、黄金色のシャンパンを裕樹の口移しをした後にサーモンを唇に近付けてくれる。
指ごと食べてしまいたいと痛切に思った。
「先ほどのお返しだ……裕樹が気に入ってくれれば良いのだが」
この人は裕樹が別段教え込んだわけでもないのに、律儀に愛の仕草を返そうとしてくれる点も愛おしさを増すことに多分気が付いていないのだろう。
「当然気に入りました、よ。
先ほどの唇とか喉などの行為で……花園の中も私を求めてくださっていたのですか?コチラがそうではないので、迂闊にも気付きませんでしたが」
育ち切って水晶の雫を先端から零している裕樹の愛情と欲情の象徴とは異なって、最愛の人のソコは若干立ち上がっている程度だったので。
ただ、ルビー色に煌めいている胸の慎ましやかな尖りや花園だけの愛の行為で臨界点を迎えてしまうほどに裕樹が丹精した淫らな肢体の持ち主でもあったので聞かなければわからないことも多いのは事実だった。
「そっちは……もう充分愛されたので……大丈夫なのだが……。今日一日の車内で二人きりが多かったデートで……さらに裕樹が欲しくなった……。特に花園のが……。喉奥まで裕樹を感じたいのだが、そうなれば……」
雨に打たれた大輪の真紅の薔薇のように肢体が震えた。
「裕樹を花園の中にでも……求めて……しまうかも……知れない……。なるべく……自粛はする……積もりだが……」
言葉を額面通りに受け取る最愛の人は、裕樹が「花園への愛の交歓を遠慮している」点について「負担がかかりすぎるから」という「配慮」というか明日のことを考えての言葉として受け取っていたに違いない。もちろん一番の理由はそれで、あながち間違いではないものの、最愛の人が望むことは何でもして上げたいのが本音だったが、言葉にしないと分からない不器用さもこの人の美点の一つだった。
「そうですね……聡の素敵な喉の締め付け具合は病み付きになりますから。その後のコトは臨機応変で考えましょう」









何だか長くお休みを頂いている間にYahoo!さんにも日本ぶろぐ村にも仕様変更が有ったらしく、メカ音痴な私はサッパリ分かりません(泣)

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リアル生活にちと変化が有りまして、更新時間も日付けが変わる頃が一番投稿しやすいので、その頃に覗いて頂ければと思います。誠に申し訳ありませんが、1日何話かは更新します。iPad更新に泣く泣く切り替えたので、文頭の余白を空けると、レイアウトが崩れます(泣)
◇◇◇
都合により、一日二話しか更新出来ないーーもしくは全く更新出来ないかもーーことをお詫びすると共に、ご理解とご寛恕をお願いいたします。
当分は一日一話が精一杯です。誠に申し訳ありません。

この記事に

  • こんばんは。更新ありがとうございました!
    お加減が優れないなか、素敵な愛の物語をアップして下さって、本当に感謝しています。

    教授の愛らしさが際立っていて、思わず抱き締めて頭を撫でたくなりますが、祐樹先生に「図々しいですよ」と叱られそうなので我慢します(T^T)
    でも、祐樹先生も教授がいろいろな胸のうちを言葉にするようになって、とても嬉しく思っているのでしょうね。
    幸せな二人を物陰からこっそり覗くのは、私にとって至福の時間です(〃∇〃)

    [ ルナ ]

    2017/6/15(木) 午前 1:09

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