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創作BL小説を書いています。

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「聡からの積極的なお誘いのお言葉もとても嬉しいのですが『入浴介助』も忘れないで下さいね。私の『年上のベッドの上では情熱的な彼女』の逸話の追加で久米先生を心の底から悔しがらせてみせたいのと、病院内を密かに駆け巡っているウワサに信ぴょう性と新鮮さを提供し続けるのも『最愛の恋人』である聡の役割です、よ。最愛の恋人が自分の前だけ限定で……『昼は淑女、夜は娼婦』というのもある意味、男の憧れですので、思いっきり奔放に振る舞って下さい」
 ヨーロッパ風の室内に相応しいダンスのエスコートでもされている気分だったが――ただ二人とも何も身に着けていない点だけが異なっていたが。
 ただ「入浴介助」とか「最愛の恋人」と祐樹が言ってくれるのは胸で揺れて微かに尖りを刺激する宝石よりも身も心も溶けそうなほど気持ちの良い言葉だったが、最後の言葉が引っかかって足を止めてしまった。
「ゆ……祐樹……今は……」
 昼間だが……と続けようとして単なる比喩表現だと思い至って怪訝そうな表情の祐樹に最高の笑みを浮かべた。
「具体的にどう振る舞えば『祐樹だけの娼婦』でいられるか……、教えて欲しい。対価は発生しないのだろう?」
 多分だが。プレゼントは貰ったものの、現金の授受が発生するのが「娼婦」という――あくまで本で読んだだけの知識なので実際のところは知らないが――職業のはずなので自分は多分該当しないだろう。
 寝室のドアを開けて祐樹を招き入れた。薔薇色の悦楽への期待から震える指がもどかしかったが。
 ドアを背にした瞬間に顎をくいっと掴まれて最初は軽く唇を触れ合せるだけの接吻が次第に舌同士を絡ませる濃厚なものへと変わっていく。祐樹の舌で絡み取られた自分の舌が祐樹の熱い口の中を泳いでいるだけで、身体が薔薇色に弾けそうな多幸感に包まれるのに、祐樹に前歯が舌先を甘く噛むと背筋が撓るほどの紅色の電流が奔った。
「ベッドの上でも、先程のカウチのような姿を晒して下さい。
 チェーンの他には何も纏っていない聡の全てを全部露わにして……。
 そして、花園の紅い扉を紅色の指で開いて見せて下さい。そこに早く挿れたくなるように、肢体全部で誘って下されば嬉しいです」
 祐樹の低く甘く掠れた声が唇の温度を上げていく。やや強引にベッドに押し倒されるのもこういう雰囲気には息を更に甘く乱す結果にしかならない。
 シャランという音を立ててチェーンが胸の尖りを甘く強く弾いて微細に動くのも鋭くてそれでいて最高に心地よい悦楽の火種になった。
「こう……か?」
 片方の指で胸の尖りを強く弾いくと、上半身が浮くような甘い陶酔と祐樹の熱い瞳に魅入られてチェーンを最初は弱く、次第に強く左右に揺すると宝石とリングの異なった音色が部屋の愛の密度を上げていくようで……すっかり育ちきった先端部分から水晶の大粒の雫が幹を伝って感じやすい場所を通過して花園の門へと転がり落ちてくる。
 先ほどは祐樹に言われて片足だけを「く」の字に曲げたが、それだけでは何だか芸がないようで両方の足を逆方向に「く」の字に曲げて。しとどに濡れた花園の門を開いて指を深く入れてみた。
「あ……」
 自分の指で蕾を触れてしまって背筋が撓ってベッドから浮き上がってしまうほどの激しい真っ紅な電流が何本も奔りぬける。
「素敵ですね。奔放な姿態なのに、どこか無垢な感じがして……最高に艶っぽいです、よ。挿れても良いですか?」
 指が熱く濡れたベルベットの手触りで優しく包み込まれている。精緻な貪婪さな動きを全て祐樹の目に晒しているのだと思うと、そしてこの場所をいつもどういう風に開かれているのかを考えると熱く甘い期待で黄金色の花火が頭の中を爆ぜた。
「ゆ……祐樹……早く……欲しっ……」

「ええ、そんなに色っぽく誘って下さるのですから、是非ともその期待には応えなくてはなりませんね。
 『年上の情熱的な恋人役』も上手くこなせていますよ。私を煽る術を身に着けて下さって嬉しいです」
 祐樹の先端部分を指でくるりと淫らな水音を立てながら円を描いて熱さと力強さを指で確かめるように動かした。
「そんな指先の繊細な動きまで……加えて下さると……こちらも……余裕が……」
 開かれる充足感に酔い痴れながら腰を高く掲げた。
「んっ……とてもっ……
 恋愛とは……二人して……バカになる……こと、なのだろ……うっ」
 祐樹の左腕だけは理性で庇うことにして、後は祐樹の力強い律動を身体全部で受け止める。
 祐樹の身体から汗の雫が雨のように降ってくるのさえ悦楽に変わって、星が砕けたような爆発が頭の中で絶えず起こった。
「ゆ……祐樹っ……もっうっ」 
 逞しい腹部に擦られた部分でも淫らな水音と丸い大きなうねりを感じて身体が宙に浮きそうになって、祐樹の背中に縋りついた。
「良いですよ……一緒にっ」
 繋がった部分からは更に激しい炎のような悦楽と二人分の素肌が奏でる湿った水音が部屋の中の空気を夜の色に変えていくようだった。
「あっ……」
 祐樹の腹部に真珠の迸りをばら撒いたのと当時に花園の奥処が熱い雫を受けて目くるめく甘い情動と、幸福感に浸ったまま祐樹の身体の重みを心地よく受け止めた。











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相変わらずの体調不良で二話更新出来るかどうか微妙です。
大変申し訳ありません。




最後まで読んで下さって有難う御座います。
                            こうやま みか拝

この記事に

  • なんて可愛らしい娼婦!
    もう、ホントにこんな娼婦がいたら、全財産貢いでしまいます!
    椿姫は【無垢な魂を持った本物の娼婦】でしたが、教授は【娼婦の情熱を秘めた無垢な魂】です!

    教授にとって祐樹先生の存在そのものが幸せの象徴なのでしょうが、祐樹先生にとっても教授は幸せの源なんだと思います。

    [ ルナ ]

    2017/9/1(金) 午前 7:04

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