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創作BL小説を書いています。

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「ゆっ……祐樹っ……花園の奥で……弾ける感じが……とても悦いっ」
 背骨を撓らせて祐樹の指に胸の尖りを強く擦りつけながら熱く甘い声を零す。
 真珠の熱い放埓を弾けさせる薔薇色の解放感に祐樹の腰へとより密着させて跳ねる身体を祐樹の快感に強張った肌に縋るように上下させた。
「聡の……花園の……中は……いつも以上に……貪婪に動いて……とても……」
 低く掠れた熱い声と一つに繋がった場所から甘く淫らな協奏曲が聞こえてきて、目くるめく解放感に酔いしれた。
「愛していますよ、永久に」
 胸の尖りを強く摘ままれながらの愛の言葉に薔薇色の閃光が脳に大きな花火を描いた。
「ゆ……祐樹……私も愛している……永遠に」
 思うさま真珠の放埓を放った後、弛緩しかけた身体を抱きすくめられて愛の言葉を紡がれるのも自分にとっては最高に幸せな時間だった。
「本当はね、背中も同じように洗って貰う積もりだったのですが、余りの気持ちよさに別のことがしたくなってしまって……」
 熱く乱れたお互いの呼吸と身体の回復を待った後に身体の位置を変えて祐樹の身体に背中を合わせた格好で抱きしめられてバスタブにお湯が溜まるのを待っていた。
「そうなのか?まあ『入浴介助』なのだから……背中を洗うのも当然だろうが。何なら今からでも」
 繋がりを解いた後の甘い時間も大好きだったが、祐樹が望むことなら何だってする積もりだった。
「いえ、今回『は』これで充分です。また今度お願いしますね。
 ルビー色に煌めくココを背中に押し付けられたらそれだけでもう一度花園の中を貫きたくなりますので」
 祐樹の指とチェーンが胸の尖りを軽く弾いた。
「あっ……」
 甘い痺れが気怠い身体を蕩けさせるように乳白色のお湯を弾く。
「シャワーブースで念入りに花園の中まで綺麗にしたいのですが……少々私も疲れたので……バスタブで、でも構いませんか?」
 強すぎる悦楽に耽ってしまってうっかりしていたが――しかも予想外の三日間の休暇という神様からの黄金の贈り物のようなゆっくりとした時間まで貰っていたし――地震で目が覚めた自分とは異なって祐樹はその前まで救急救命室勤務だったので疲労はけた違いだろう。
「ああ、もちろん。何だったら中華レストランの予約もキャンセルして少し休むか?」
 別に時間に追われているわけでもないし、特に空腹でもなかった。健康管理も仕事の内なので三食はキチンと摂るようにしていたが、今日は栄養がいささか偏っているような気がしないでもなかったものの三回の食事は済ませていた、祐樹と共に。そういう意味では普段の平日よりは恵まれている。朝食こそ必ず一緒に食べてはいるが、その他は別々なことも多かった。「病院一の激務」とウワサされている祐樹はAiセンター長という役職が付いているので管理職扱いな分だけ他の医師以上に多忙を極めている。それでなくとも医師の仕事は残業が300時間を超えるというブラック企業も真っ青な統計が出されている上に長時間労働が当たり前に要求されるのが現状だった。
「いえ、少し仮眠を取れば大丈夫です。プロの手の込んだ料理も食べたいですし、何より聡がお好きな中華レストランですので、これは外せないかと思いまして」
 祐樹の声がほんの少し眠たそうな感じを滲ませている。祐樹と過ごした日々は長いが、救急救命室勤務のせいか、スイッチが脳の中に埋め込まれているように即座に就寝したり目覚めたりする習慣なので祐樹にしては珍しい。
 ただ、病院のメインロビーを臨時に使った救急救命医療という、病院始まって以来の大惨事に対応した――臨機応変は得意とはいえ、慣れない職務の上にあの神憑り的な手技まで披露している――疲労が溜まっているのだろう。
「中華レストランは逃げないし……それに、祐樹が倒れでもした方が大変なので。
 時間を忘れてゆっくり過ごそう。手の込んだ食事という点ではクラブラウンジで提供されるので、そちらで充分だ。クラブラウンジが閉まっても、ルームサービスが有るのでそちらでも構わない」
 祐樹の身体に凭れかかってお湯に肩まで浸かると自分は疲労がどこかへ飛んで行ってしまった感じがしたが、祐樹がそうだとも限らない。時間に追われる海外の観光旅行のパックツアーは経験したこともなかったが、柏木先生から新婚旅行の大変さについては聞いたこともあったので、大体のことは分かる。
「そうですか?まあ、聡がそう仰って下さるなら、目覚めてから決めましょうか。花園の中は綺麗に洗い流すのが愛する者の務めですから、それはキチンと致しますよ。本当は真紅に咲き誇った花園の中とか、真珠の雫を載せて綺麗な色に照り映える様子もじっくり拝見したかったのですが。
 それはまたの機会に致します」
 祐樹の長い指が花園の門を開いてお湯とともに花びらの中へと挿ってきた。
 砂糖よりも甘い疼きと愛されている証の薔薇色の多幸感に包まれる。ただ、自分の花園は割と――といっても祐樹の迸りしか直接受けたことしかないし、その前に経験したどこか祐樹に似ていた日系アメリカ人とは安全な性の交わりだった――耐性があるようで身体の異常を感じたこともなかった。そういう個体差というか体質なのだろう。
 多分祐樹も――過去を咎める積もりは一切ないものの――口に出してはハッキリと言わないが自分がそういう体質だとは分かっているだろう。
 それでも指で綺麗にしてくれる優しさにも薔薇色の時めきを感じた。










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最後まで読んで下さって有難う御座います。
                          こうやま みか拝

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