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前回の記事からの続きです。
先日のブリーズアップセールで気になったLot62、
3万5千ドル(約330万円)で主取りということで、
本当に自信を持って走ると思える馬ならば、
共有馬として十分購入する価値がある。
調教師免許取得にむけて、
馬を探し続けてここまで、なかなか思った馬が買えずにいるなかで、
この価格で、そしてデビューまでそこまで待つ必要のない2歳馬というのは
自分的にも、共有してもらうオーナーさん的にも
条件的にはぴったり。
父Written Tycoonは仕上がりが早く、
超大物は出さないけれど全く走らない馬もあまり出さないという
良い意味で無難なアベレージヒッターというイメージの種牡馬。
それが先日のセリ会場でこの馬から感じたのは
Written Tycoonの「アベレージ」を上回る筋肉の強さと速さ。
ステークスレベルとは言わないまでも、
オーストラリアで馬主として十分楽しめるメトロポリタンクラスの馬、
というのが私の中での評価でした。
その評価が本当に確かなものかどうか、
購入にむけてこの先進むべきかどうか、
決断をするために、
先週日曜日あらためて馬を見に行ってきました。
メルボルンから南へ約60kmに位置するモーニントン。
そこを拠点にステイヤーを中心に活躍馬を送り出している
パット・ケリー調教師のところで
セリ後は調教を積まれている当馬。
まず第一に感じたのは
「う〜ん、こんな感じだったかなぁ」
ということ。
セリの下見時などで、
同じ馬でも、翌日になれば
多少なりとも印象が変わることはよくあることですが
ここまで違うことに少し驚き。
筋肉を触りその質感をメインファクターとして
その馬の能力を査定する、ということを始めて8年ほど。
毎年1000頭前後をさわり、
多くの走る馬、走らない馬の質感を指先にインプットし、
いろいろと試行錯誤を重ねて、
ようやく手応えを感じることができるようになってきました。
セリの下見時の、日々の指先の感覚の誤差も
かなり精度を上げてきてはいたのですが、
今回のことはある意味とてもいい教訓。
ある程度メジャーなイヤリングセールの場合、
下見期間が2日以上あるため、気になった馬は毎日触ることで
感覚の誤差を減らしていくのですが、
今回のように一度しか触らなかった場合
まだまだこういうことが起こり得るのだな、と。
今回、馬を購入することはなくなりましたが、
そのかわりに、改めて気を引き締めて、
技術を磨いていくためのポイントを発見できたのは
非常に大きかったと思います。
またパット・ケリー師もとても好感の持てる人で
いろいろな話ができ、自分と思わぬ繋がりがあることも知れて
とても有意義な訪問になりました。
こういう繋がりを大事にしていきたいですね。
そして今後も、焦らずに
本当に欲しい馬が現れた時にそのチャンスをモノにするためにも
今は辛抱して馬探しを続けたいと思います。
馬の視察の後は、
予想以上に時間に余裕があったことから
“モーニントンと言えばワイナリー”
ということで近くにあるパットおすすめのワイナリーにも行ってきました。
やることもやったので、の〜んびりと
美味しい食事を堪能。
今回ワインは買いませんでしたが
とても美味しいワインを作っているところでしたよ。
パットだけでなく、私もおすすめします!
行ける方はぜひどうぞ^^
Stumpy Gully Winery
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