過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

戦後、空前規模の大衝突
実弾発砲の雨と、妖怪小僧の戦い
全5話-その5 最終章 完結編

   翌日の朝、朝食へしっかり食べてから
   再び、縁日の2日目へ出向いた。(爆)
  
  現場に到着すると、東電の兄ちゃんは
  既に来ていて、さっそく準備に取り掛かっててくれた。

  その少し横で、警察官たちと顔見知りの刑事さんとが
  なにやら地面を、あちこち調べていたので、声を掛けた。

私、「おはよう、刑事さん、落し物でもしちゃったの??」(笑)
刑事「おお、お前か、落し物じゃなくて、昨日の夕刻ごろ
   「ここで、中学生が襲われて、乱闘があったと署に通報が
   あってな、お前は何か知ってないか。」

私、「それって、おいらのことだよ。」
刑事「なにおーー!!、ああ、お前は中学生になったんか。
   ワシは、もうろくしたんか。まだ小学生だとばかり思ってた。」
   「灯台下暗しじゃった。」と笑いながら、
   「歳月が経つのは、光陰矢の如しじゃ、あっという間だなぁ!!
   お前と知り合ったときは、まだこんなに背が小さかったのに、
   ワシはあと半年で、定年退職じゃ、いろいろなことが、
   走馬灯の如く、いろいろ思い出されてくる。
   感慨無量じゃ・・」と、ちょっと涙目!!

   そこへ調書を持った警官が来て
警官「中学生って、この子のことですか。」
刑事「お前、どこも怪我しとらんか。ぐるり回ってみろ!!」
私、「おいらは、どこも何ともないよ、この通り!!」
警官「信じられませんなぁ、こんなことってあるんでしょうか?」
刑事「事実は小説より、奇異なりじゃ、
    お前、昨日のこと説明できるか。」

私、「うん、いいよ、刑事さん、そこの石段の一番上の、
   大石に、ちょっと用心して、近付いて観てよ。」
刑事「この大きな石のことか。」と近付く
私、「その近辺に、まだ血のりが沢山、残ってるでしょ!!」
刑事「うむ、残っておるな!!」
私、「そしたら、その血のりを踏まないようにして、
   そっと、大石の上に、足を乗せてみてよ。」

刑事「よし、こうか。」と身を乗せた途端に、
   大石がグラり揺れて、刑事が石段から転げ落ちそうに
   なったので、瞬時に支えて、落ちずに済んだ。
刑事「こりゃ、危ない、縁日で誰かが乗ったら、転げ落ちて
   大怪我するぞ、和尚に言って、直させなきゃいかん」

私、「今日は、取り合えず、ロープを張って立ち入り禁止にしてよ。」
刑事「良し、そうしょう。・・で、この大石と、乱闘とどう関わりがあるのか。」

私、「おいらは、昨日、この石段を、刀を持った奴らに追われて
   和尚のところへ、逃げようと駆け上がってきたのさ。
   刑事さんも知っての通り、子供の体重は軽いので、
   この大石に乗っかっても、転げ落ちずにすんだけどさ。
   追っ手の、親分は大人だから、この大石に乗った途端に
   重さでバランス崩して、後ろへ倒れ掛かったのさ。」

この時、傍で、話を聞いてた、縁日の屋台の仕度をしてた
   的屋衆の古参格が
古参格「デカの旦那、あっしらとて、本当は真っ当になりてぇんでさぁ!!」
    「でも、あっしらは、生まれつきなのか、育つ途中でなのかは
     分からねぇんですが、とにかく、祭りの太鼓の音を聞くと、
     体が浮かれちゃって、興奮しちまうタチなんでさぁ!!」
    「うちの親分も兄いも、その点は同じだけど、親分は人一倍、
    半月前から、やたら張り切っちまって、あっしらが傍から観てても
    そんな前から、張り切っちまえば、イザ、本番の時にまで
    疲れちまうのに、いくら止めても興奮しちまって、眠れねぇもんだから
    アルコールに手を出して、祭りの前日には、浴びるほど兄いと
    2人で、飲んじまってたんでさぁ。」

    「そこへ、祭りの日に、この子が現れたもんだから、
    駅前の一件での敵討ちとばかりに、追いかけ回して、
    そこの石段を、駆け足で親分と兄いが続いて、
    駆け上がったんでさぁ。」
    「そしたら、足場が悪りぃもんだから、ぐらっとなったら
    刀を振り上げたまま、後ろ向きに、兄いのほうへ
    振り下ろすように、倒れちまったんでさぁ。
    兄いも、居合いの達人だから、とっさに防戦して
    気付いた時には、同士討ちでさぁ!!」

刑事「・・ということは、仲間同士での、偶発的な、相打ちなんだな!!」
古参格「へい、その通りでさぁ!!」
刑事が、調書を持つ警官に
   「これで、どう処理したら良いか、判るな!!」
警官「ハイ、私も警官の端くれですから、その位のことは、直ぐに判ります。
   事件調書ではなくて、被害者と加害者が、同じと言うことで、
   空発的な事故として、事故調書で、一件落着ということで宜しいでしょうか。」

   本当の真実と、裁判での真実とは

刑事「その通りじゃ、この一件は、仮に、ありのままの本当のことを
   包み隠さず、事件調書にして、書類送検したとしよう。」
   「そしたら、本訴で、裁判官、検察ともに、我々の警察の調書の
    内容を、信じられると思うか。」
刑事「戦中の陸軍精鋭部隊が、銃剣所持して、丸腰の中学生に
    総力戦で挑んで、丸腰の子供に、壊滅しただなんて、
    誰が、そんな、ありのままの調書だろうが、信じられるのか。」
警官「信じられませんねぇ〜」
刑事「裁判所は、国の威信を背負った公の裁判所だ。
   そして報道するマスコミもまた、公の威信を背負った、
   報道機関であることを考えると、素人の国民大衆とて、
   陸軍精鋭部隊が、たった1人の丸腰の子に、壊滅しただ
   なんてことは、歴史上、誰も信じないだろう。」

刑事「世の中は、事実とは小説よりも奇異なりを、地で行くことも
   良くあることだが、人間という生き物は、学問や、見識を身に付けた者達ほど、
   理論の理詰めで筋道を立てようとするあまり、本当の真実が、通らないことは
   常に起ることを、承知しておく必要がある。」
   「それよりも、この子の説明の通り、誰にも分かり易く、筋が通ることのほうが
   世の中には通るのだと、いうことも、心得ておく必要がある。」
   「本当の事実は、決して唯一つでは無い。ということも
   こうして、この子は学びながら、育つように天が仕組んだとしか
   言いようが無い。なぜそうなのかは、今は知る良しも無いが
   後世の歴史上では、役立つ時が来るのかも知れん。」

警官「世の中の真実とは、まさに、公の側からのものと
    現実に、我々が観ているものと、二つあるということですね。
刑事「それをどう判断するのかによって、もっと無数通りの真実が、
    この世にはあるのかも知れん。
    我々は、今の法規に照らして、役目を果すのみじゃ!!」
    「後のことは、この子の世代に託すとしよう。」
警官「全く、その通りですな!!」

私、「んじゃ、おいらは、和尚さんにご挨拶して、兄ちゃんのことを手伝って
   その後、一旦、お昼を食べに帰って、また夕方、ここに来るから
   祭りに、またもめ事が起らないように、警察官たちに、ところどころに
   立って、女衆や子供達が、安心して楽しめるように、見張り番と
   誘導係りやってよ。」
刑事「良し、そうさせよう。」

 これで、和尚さんと、東電の兄ちゃんところへ、挨拶と手伝いをしに行き
  その後、一旦、お昼を食べに帰って、夕方、再びやって来た。

 縁日の賑やかさは、照明が一段と明るくなったことで、女衆と子供達も
 口コミで、大勢集まって来てた。

   そこで、昨日の姉妹と、無事に再会した。
姉妹「昨日は、お寺の外に連れ出された直後は、
   もうダメだ、助からない。涙顔だった。」と語りました。
   「でも、10分経っても、まだ発砲音が続いてて、
   周りの大人達は、『まだ、音がしてる』
   15分経っても『まだ銃声が鳴ってるってことは、生きて戦ってるんだ。』
   20分経ると、続々と担架で、外へ運ばれて来たのは、
   『ヤクザ達ばかりだ。子供はどうした。』
   『まだ銃声は、続いてる。まだ、生きてるって証しだ。』」
姉妹は、「ならば、絶対に生きてる。」と祈り続けて
   30分しても、まだ銃声は続いてて、
   「そのうち、漸く、音がしなくなったと思ったら、
   担架で、担がれて来たのは、親分達のほうだった。」
   「これなら、きっと無事だから、明日会えると確信持てた。」
   と語ってくれました。

私、「心配掛けちゃって、御免ね。」
  「お侘びに、綿菓子をご馳走しよう。」
  的屋のオヤジに、
  「綿菓子、三本、タダにしてよ。
  「三人で、賑やかしの呼び込みやるからさ!!」
  これで、昨晩、頭に負傷させた、的屋のオヤジから
  タダで、戦利品の綿菓子をゲットして、
姉妹と三人で、
  「格別に(タダは)美味しいね。」「うん、とても美味しい。」と、爆笑!!

そこへ、昨晩の一般衆の男たちがやって来て
 A「おい、あの子だ、なんともねぇじゃねぇか。」
 B「なんでたよ、俺は、襲われてんのを確かに、この目で見たぜ。」
 C「なんで、子供が無事で、あいつら玄人のほうが、
  担架で担ぎ出され続けたんだ。」
 A「それによ、包帯巻いてる目の敵が、傍に居るのに、
  今日は、なんにも起きてねぇぞ!!」
 B「不思議なこともあるもんだ。俺たちはきっと
  縁日のおキツネ様に、化かされて夢を観てたんじゃねぇか。」
 C「俺たち三人とも、同じ夢で化かされたのかも、行いが悪いんか」
  「世の中は、信じられねぇことが、起るもんだなぁ。」

私、「おいらは、キツネよりも、尻尾はタヌキかも」と振り返って
 姉妹に「シッポは、見えてるかい。」
 姉妹「今は見えないけど、そのうち、生えてくるかもよ。
 爆笑でした。  

盆踊りの準備が始まったので、
  そこへ三人で移動したら
姉御と女衆が、仕度をしてたので、
  「昨日、お騒がせしちゃったので、手伝いに来ました。」と挨拶したら
姉御
  「アンタ達なんだ。丁度いい、盆踊りの、子供用の浴衣が余ってるから
  それを羽織って、一緒に踊ってよ。」と、姉妹とお揃いの浴衣を着て
  女衆の踊りの輪に参加!!

   この頃の時代は、美空ひばりの全盛期なので、
   ひばりの花笠音頭などで、踊ってました。
そして、帰りは、その浴衣姿に化粧顔のまま、家に帰りました。(爆)

その翌々日、岡村元大将と落ち合って、縁日の稼ぎがどうだったのかを
尋ねたら、
大将「全く、お前ってやつは、信じられネェ、とんでもねぇ化け物野郎だ!!」
   「最後の1日だけで、前年の稼ぎの3倍を越えちまったよ。」
私、「やっぱり、『ニセのイザリ』(戦後に、戦犯級の上級将校達
   傷痍軍人のフリして、街角の傷病兵を装って生活するしか立つ瀬が
   無い敗戦の将であったので、『ニセのイザリ』の異名がついてました。)
   と、『坂下の薮医者(手荒な荒療治の外科医の元軍医の異名)』と、
   『クソ坊主』(寺の和尚で、闇の顔を持つ、代々公儀密偵を支援の大僧正
   に、妖怪小僧の役者が揃ろうと、そういうことになるんだねぇ!!」
   と、豪快笑いをしてました。

  この稼ぎは、恵まれない戦争孤児、貧しい子供達への生活費の支援と
  学費支援に使われていました。
  そのお金を、届ける役目も、私は担ってたので、民生委員達と共に
  戦後の底辺の建て直しに使われてたのです。
  ワ〜イ!\(^^\)(/^^)/ワ〜イ!

  戦後、空前規模の大衝突」の5話は、これで完結です。
戦後、空前規模の大衝突
実弾発砲の雨と、妖怪小僧の戦い
全5話-その4

 私は姉御へ
   「今までは、お祭りにしても、灯りが暗すぎて、
   子供の目から見ても、お化けが出てきそうな、そんな暗さだから、
   女子供の一人歩きすら許されない、大人の男衆が威張ってられる、
   男尊女卑の世の中でも、仕方が無かったけど、   
   明日からは、照明の明るさを、倍以上に明るく出来ると思うので、
   ちょっと東電の兄ちゃん宅へ、祭りの明るさの件を頼んで見るから、
   10分ほど電話を切って、その間に相談して、また電話を掛けなおすので、
   少し、そのまま電話の傍で待機しててよ。」

    そういって、一旦電話を切って、ズボンの後ろポケットから手帳を取り出して
  メモしている、東電の福祉課担当の若い担当者へ電話を入れました

   (この頃、電話は交換手の時代から、直通に切り替わった時だったので、
  あちこちから、電話での頼まれ事も多くなっていたので、
  常にメモを持ち歩いてたのです)

  でも、この時は、すでに仕事場は、閉まってる夜だったので、
   メモしてある自宅へ、更に電話を入れました。
   直ぐに、若い担当者が電話口に出てくれて、
私、「あ、おいらだけどさ、夜分に電話入れちゃって、失礼かもしれないけど
   明日の祭りのことで、頼みごとがあるので、ちょっと相談していいかな。」

担当者「おおいいよ。どういう相談だ。」
私、「祭りの照明電球が暗すぎちゃってさ。電球の口金がE26ならば、
   兄ちゃんは、60ワットまでOKだと言ってたよね。
   今のは、10ワットしか使ってないようなので、同じ口金ならば、
   60ワット球へ、交換して貰えないかな。」
 (E26の口金とは、ねじ込み式照明電球や、今日のLED家庭用照明電球で
  使われてる、ねじ込みソケットの差込み直径の表記号のことで
  60ワットまでの、適合規格のことです。)

担当者「そんなことなら、お安い御用だ、明日の朝一番で、夕方の祭りの時刻までに
     間に合うようにしてやるよ。ついでに、雨が降っても大丈夫な、屋外用の
     もっと明るい奴も、福祉予算が余ってるので、それで取り付けてやるよ。
     お前、明日は何時にそこに居る??」
私、「さすが兄ちゃんだけのことはあるね。みんな、明日はびっくりして大喜びだよ!!
   その明るさなら、女の子まで足元が明るくなるので、安心して祭りが楽しめるように
   なるから、みんなの分まで、ありがとうだよ。
   明日は、おいらも、お腹すかないように、朝食をしっかり食べてから、    
   行くので、9時半までに、和尚さんのところで落ち合おうよ。」

担当者「よし、分かった、俺は職場に寄って、道具を持って行くので、その時間なら
    OKだ、明日、また会おう。」
私、「イザってときは、兄ちゃんは、頼りになるな〜♪、じゃあ、また明日、おやすみなさい」
 
  これで、直ぐに姉御に、再び電話を入れた。
私、「おいらだけど、東電の兄ちゃんが、明日の祭りは、何倍も明るくしてやるからって
   夜の祭りの時間までに、全部の照明電球を取り替えてくれるそうなんだ。
   そうすれば、女衆も、子供達の足元も明るくなって、お盆の盆踊りまで
   盛大に踊れるじゃん。そういって、町中に呼びかければ、じゃんじゃん
   女衆の口込みで、どんどん人が集まって来て、きっと稼ぎもずっと増えると
   思うよ。」
姉御「そんなら、女衆の口コミの威力で、じゃんじゃん集められるわ。
    歌も踊りも、歌えるのなら、ノド自慢の女たちはいくらでも
    かき集められるから、女の底力が、どんだけ凄いか、見せてやろうじゃん。」
   「すごく明日が、楽しみだわ!!」
私、「そんなら、おいらも景気付けに、客寄せやるよ。任しといて・・じゃ祭りの場で
   落ち合うことにするから、今日は電話を切りま〜す。失礼しました。」

 ・・こう言って電話を切った後、
  幹事親分と実弟に
私、「明日は、祭りの照明をずっと明るく出来るので、女衆の口コミで
   盆踊りへの参加を呼びかけてくれるので、じゃんじゃん人が集まるから
   大船に乗ったつもりで、ベッドの上で、上がりの達成を祈っててよ。」
幹事親分
   「今まで俺は、女なんて、便りにならねぇとばかり思ってきたけど、
    今日ばかりは、本当に救いの神、弁天様に思えてきた。
    心を入れ替えて、今は祈るしかねぇ。」
 私、「じゃ、話は着いたね。子供達が、きちんと食べてかれるように
    してやっから、明日は任しとして。」
    「じゃあ、院長先生、看護師さん、これで、おいとまします。
    夜分、お騒がせして申し訳ありませんでした。失礼します。」

    めでたしの、最終章へ続く ワイッ(^^*))((*^^)ワイッ
戦後、空前規模の大衝突
実弾発砲の雨と、妖怪小僧の戦い
全5話-その3

    この戦いの後、私は時間を見計らって、夜の7時半頃に
   坂下の外科医の病院へ、斬られた親分と実弟に対して
   走って、見舞いに行きました。
   外科医の入り口で
私、「こんばんは、おいらだけど、手術終わったかな!!」
看護師「なにー、今の騒ぎは、アンタだったの!!」
私、「そう。おいらだよ。」
外科医「お前のほうは、怪我しとらんのか。」
私、「全然、どこもなんとも無いよ。」
看護師「ちょっと、あんたの手を見せなさい。」
   「えーっ、ヤケドの後が無い、消えてる。」
   「先生、これ観てください。
   あれだけの大ヤケドして、5本の指が
   全部、くっついてしまったのに、
   治らない大ヤケドが、跡形も無いほど
   消えて治っちゃってます。」
   「どういうことなの、こんなことって
   あるのかしら。」
外科医「信じられんことだが、
   ワシの目が老化して、おかしくなったんじゃなければ
   この子は、そういう子なのだろう。
   お前、どうやって治ったのか、説明できるか。」

私、「うん、いいよ。半年間、火事を防ぐ為に、
   ベンジンが燃えた瓶を持って、砂場まで高熱に
   耐えて運んでさ、指の皮膚まで溶けて、五本の指が
   全部くっ付いちゃって、先生の手当てを受けた後、
   子供は遊ぶのが職業だからと、先生が遊ぶの
   禁止したのを無視して、帰って、遊んでたら、
   汗で、ヤケドの手当てした包帯が、臭くって
   家の風呂場で、包帯の上から、石鹸で洗ったけど
   臭いのが落ちなくってさ」
   「腐敗菌を、お風呂(木製の風呂)の子風呂で
   滅菌すれば、臭いのが取れるかと思って、
   包帯巻いてて、皮膚は死んでるから
   熱さはあんまり感じないだろうと、
   熱湯の中に、腕ごと突っ込んで、
   時計で、15分ほど我慢して様子見たら
   皮膚が、ぶよぶよなっちゃって、臭いのは余計に
   臭くなっちゃった。」
    「こりゃ、汗が皮膚の下に、溜まってるんだと、
   包帯を解いて見たら、黄色い汗がたっぷり溜まってたので、
   死んだ皮膚を、ハサミで切り裂いたら
   臭いのは、やっと取り除けたけど、
   その下に、綺麗な皮膚が、ちゃんと出来てるじゃん。
   それじゃ、もっと子風呂でふやかして、
   全部、剥いてしまえと、熱湯にまたつけて
   十分にふやかして、手の皮を野球のグローブのように、    
   硬く引っ付いたのを、丸ごとすッポ抜いたら、
   五本の指が、全部、元に戻っちゃったんだ。」(爆)
   「外科医の、薮医者の手術なんか受けるよりも、
   自分で、ふやかしたほうが、治るってことを学んだよ〜♪」
看護師
   「あんたって子は、どうしてそう我慢強いの!!」

地元衆で、負傷した診療ベッドで寝ている、担ぎ込まれたヤクザ達に
看護師「大の男が、そのぐらいの怪我で、痛てえだの
   麻酔を多く打ってくれだのと、泣きわめいてたけど
   あんたたちよりも、よほど大ヤケドの重症だった
   この子は、一言も泣き叫ばず、他の軽症な患者さんに
   先に診察までゆずって、じっと我慢してた子なのよ。」
外科医
   「全く、この子には、麻酔も手術も必要ない、
   ほったらかしておいても、自然に元通りに
   治ってしまう、そういう子なんだ。」

 幹事親分
   「信じられねぇ、大親分(大将)も、命を救われたって
   いってやしたけど、そりゃ本当ですけぇ。」
外科医 
   「本当じゃ、ワシが手術を担当したが、
   運ばれてきた時は、首から腹まで斬られて、
   瀕死の血だらけだったので、出来る限り
   大急ぎで、縫い合わせたが、本来ならば
   助かるまいと思ってた。」
   「しかし、この子が、2日2晩、徹夜で看病に張り付いて
   ノドの乾きや、水枕の取替えも、手を抜かずに
   きちんと、やり通してくれたことで、
   命の危機から脱することが出来たんじゃ。」
看護師
   「アタシも、他の患者さん達の世話もあって、手が
    抜けないので、手が足りず困ってたけど
   その間、この子がちゃんと手当てを欠かさなかった
   ので、命が救えたのよ。」
幹事親分
    「なんてことだ、そんな子に、俺はヤイバ(刃)を向けて
    切りつけちまったんか、そんで、バチが当たったんだ。」
    「俺は、人間の屑だ、もう生きていく価値もねぇ、
    情けねぇけど、産んでくれたお袋に合わす顔がねぇ!」と号泣!
     
私、「ところで、明日の祭りは、もう1日あるけど、どうすんのさ!!」
  「皆が、楽しみしてた祭りなんだから、潰す訳には行かないじゃん」
幹事親分
  「それを言ってくれるな。俺たちは、上がりが達成できねぇと
   更なる仕置きを受けなきゃ、ならねぇのが掟なんでぇ!
   どの道にせよ、俺たち兄弟には、生きられる道はもうねぇ。」

私、「奥さんや、子供だっているんだろ!!」
幹事親分
  「俺は人間の屑だ、何もしてやれねぇ、ダメな野郎だ。」
実弟
  「俺もだ、ノルマが達成できネェと、俺たちの業界じゃ、
   どこへ行っても、屑扱いで、首を斬られて死ぬか、
   逃げたところで、追われて、のたれ死ぬしかねぇ」

私、「んじゃ、腕を切り落としちゃった侘びに、おいらが代わって
   明日で挽回してやっから、姉さんとこの陣屋の電話番号を
   教えなよ。」
幹事親分
   「いくらお前が凄くても、そればっかりは無理難題だ。
   明日1日で、2日分の祭りの上がりを回復させることなんぞ
   玄人の俺たちだって、出来たことはねえ。」

私、「そう悲観しなさんな、名案があるから、姉さんとこの
   電話番号を教えなよ。お寺の和尚さんだって、縁日の稼ぎが
   入らなきゃ、大いに困っちゃうだろうから、その分まで
   取り返してやるから、任せときなってば。」
幹事親分
  「そこまでいうなら、教えてやるわ。」
私は、それを聞きながら、
  病院の電話の受話器を取って、陣屋へ電話をかけた。
  呼び出し音が鳴って、直ぐに、女性の声で
姉御「もしもし、どなた。」
私、「今しがた大喧嘩しちゃって、親分の利き腕を切り落としちゃったんだけど
   御免なさい。」
姉御「あんた、その声は、子供なの。

私、「そう、中一の11歳、半年前まで小学生です。」
姉御「エーっ、半年前の一件も、あんたなの。」
私、「そう、おいらだよ。」
姉御「あんたのほうは、怪我して無いの。」
私、「全く、どこも怪我無しで、無事です。」
姉御「ふーっ、でも、子供のあんたが無事なら、そのほうが良かったわ。」
  「アイツも、腕を失ったのなら、これでアタシを殴ることも、
  もうできやしない。アタシにとってもアンタは恩人だわ。」

姉御「アイツは、若いときは、さんざ頼りなさそうで、
  アタシを慕ってくれたから、気を許して一緒になったけど、
  子供が出来たら、途端に豹変して、水商売に出ろだとか、
  他の男の相手をしろとか、生まれた子供を人質にとって
  女を金儲けの道具扱いするばかりで
  逃げようとしたら、殴る蹴るの暴力ばっかりで、
  毎日が子供抱えて、生きた心地が無かったのよ。」

注)戦後の日本は、精神まで荒廃してた時代でした。
  的屋やヤクザに限らず、一般社会の男達まで、
  食べて行くのに困ると、女の癖によけいなこというな・・
  と、殴る蹴るは、当たり前に横行してた、男尊女卑の弊害が
  色濃かった時代でした。
  子供が、みかねて口答えしようものなら、 
  食事は抜きが当たり前で、張り倒されるのも当たり前で
  無理に罪を着せられて、売り飛ばされたり、
  親が食べて行く為には、子供が犠牲になるのが
  日常茶飯事の、歪みきった時代でした。

  国が敗戦で、
  経済不況に陥り、貧乏になるということは、大人達すら、栄養欠乏症に
  陥って、理性が働かなくなり、力ずくの暴力支配と、利権の損得だけで
  物事の是非を判断するようになります。
  武力を握る者達が蔓延って、麻薬やアヘン、ヒロポン中毒へと、
  精神を病んだ者達が、苦痛の緩和を求めて、薬物依存に陥り
  社会全体までもが、正常に機能しなくなるのが、不況が続いた、
  どん底社会の特徴であるのです。
  今日の長く続いた不況下でも、これに近い状況が指摘できます。

  要するに、「理性が無い」「判断力が足りない」と即断するだけでは
  何の解決策にもならず、重罰と体罰を強化すれば、尚更に栄養欠乏症
  が進行して行く、男尊女卑の武力依存に陥り、
  腕力支配が、社会全体に蔓延りだし
  イタチゴッコの悪循環社会に、行き着くことになります。

  病理医学、精神医学、人体のバランス栄養学までを心得た、社会修復の
  目で、こういう状況悪化を、切り抜けさせる実践力が培われて行か無いと、
  過保護で育った、満たされた日本国であったほど、繁栄の時代から転落へ
  転がり始めたら、もう大半の大人達は、自分たちでは止められなくなり
  生活苦が続出し、子供たちのイジメ犯罪、無差別の市民テロまで
  多発し続ける、悪循環の連鎖に陥ります。
  
  今の日本社会、中国社会、中東やアフリカ社会は、こういう精神荒廃の
  悪循環の連鎖にあり、重罰と体罰強化では、解決できず、
  更に栄養バランスが欠けた
  悪循環の連鎖に陥ることになります。
 
  では、私は、どうやって、一気に挽回させてしまったのか。
  それを、次頁に記して行くことにします。 

戦後、空前規模の大衝突
実弾発砲の雨と、妖怪小僧の戦い
全5頁-その2 

客人衆「地元衆、この際に及んで、俺たちまで、殺す気か、
   応戦するぞ、応戦するぞ・・」と、口々に言った。
地元衆の幹事親分
   「すまねぇ、誤射だ、侘びは、いかようにもするが、
    今は、このカギを片付けるほうが先決だ。
    協力してくれ。頼む。」 

   私は、そんなことお構いなしに、既に地元衆、客人衆に向って
   忍法のサスケの術で、空中を飛び交いながら、
   飛礫を放ち続けてました。

サスケの術とは
  飛び上ったら、地面に一切下りないで、土塀から土塀や石垣を
  高速で蹴って、空中移動しながら左右、八方向に飛礫を放ち続けて、
  空中で、宙返りしながら、方向を変えながら、飛礫を四方に放ち、
  一瞬で地面の小砂利を掬い補給しながら、
  兵隊ヤクザの真後ろに降り立って、瞬間に一撃しながら、
  次へ飛んでしまう、一種の瞬間移動と同じ技の連続技のことです。

  目の前の味方が、一瞬で倒されたヤクザ達や青年将校達は、
  反射的に抜刀を振り回したり、小銃を発射するので、味方を斬るか、
  味方を撃ってしまう状況に陥る、能率の良い戦い方が忍法術の極意です。

  なぜ、私が撃ち殺されないのかは、
  人間の目で見て、小銃の引き金を引くまでに
  鍛練された射撃手や、兵隊達でも0.1〜0.2秒を要します。
  百メートルを10秒で移動すると、0.1秒で10m移動できます。
  ところがサスケの術は、その2倍〜4倍の峻速で動き続けられる技です。
  しかも30分経ても、疲れないのが忍法の上忍技なので、
  人間の目で見て脳に伝わった位置には、
  私は、常に居無いのです。
  従って、そこを幾ら狙っても、同士討ち、同士撃ちになって、
  バタバタと、共倒れが続出することになります。

  見た目では、瞬間移動してることになるので、分身の術と言われて、
  どこが本物か、見分けられない間に、次々と倒されてしまうことになります。
  しかも、闇夜の如く薄暗い中で、この俊敏さでは、忍者のほうが断然に目が
  有利なので、青年将校達は、小銃発砲は、30分ほど長く続いたけど、
  私に全員倒されて、壊滅でした。

  この間、私は物陰に隠れたり、静止したりは、一切ありません。
  銃撃で包囲されてる状態で、静止状態は、即座に死を意味する為です。
  地元衆も、客人衆の青年将校達は、的屋の屋台に隠れながら撃ってきます。
  でも、私は、戦いの最中に、時間の経過とともに、敵を倒せる弱点の
  観察もしながらであったので、的屋の屋台のおでんの湯が、煮立つタイミングを
  見計らって、左右の屋台を相次いで、猛スピードで屋台ごと蹴り倒して、
  隠れてる兵隊ヤクザ達の背中へ、屋台の重量と熱湯を浴びせたのです。
  「ぎゃー」の悲鳴が沸き起こり、周囲の連中が助けに動き
  中門の警護らが、それに気を取られた一瞬に、中門の警備兵を倒して 
  突破し、やれやれと駆け抜けて、和尚の住まいまで行こうと近付いた時に
 
  戦いが去って、更に次なる、上級将校達との遭遇へ  

   前方に、上級将校の一団が、「何奴だ!!」の一言で
  用心棒の青年将校達とは、比較にならない、雲泥の差の見事さで    
  一瞬にして、専守防衛の陣構えを整えました。
  両側には、灯りを確保する為の、松明(たいまつ)が燃やされてました。

  これも、戦った者で無いと、上級将校達のもの凄い、見事な一瞬の早業は
  知ることは出来無かったでしょう。

  それすらも「突破すっかな」と思った瞬間に、必要無しと判断しました。
  そして「おいらだよ」と、叫んで、両手で、バンバンと叩いて合図しました。

  指揮刀で、陣頭指揮してたのが、私の危機管理の師匠の元少将殿だった為で、
  「お前か」と驚いた表情で、大将殿「どうされますか。」      

  私の後ろから、地元衆が負傷しながらも、追いかけて来たので、
  両脇でガードしてた、元中将の2人が「止まれ、止らぬと撃つぞ」の大声で
  護身用の銃で、たじろがせると
大将「テメェら、ガタガタ騒ぐな!静かにせんか。」と大声で一喝!!
  さすが、大将の貫禄でした。

大将は、私に向って
  「よーう、お前か、半年間、見ねぇ間に見違える様になったなぁ!!」
  「今日は、賑やかなお供を、ぎょうさん連れてきて、祭り好きのお前らしいや。」
  私は、テレ顔で、頭を掻いてました。 
大将「今日は、どういうこった。」
私、「ちょいと、自分からは、言い憎いので、地元衆の親分に聞いてよ。」
大将、地元衆の親分に
   「おい、どういうこった、訳を話せ。」

地元衆の親分、即座にヤクザの仁義に従って正座して、抜刀を腰の後ろに回して、
両手を地面に着いて、頭をひれ伏しながら、
  「この小僧でさぁ、半年前の駅前の一件で、アッシをあっさり倒しやがったので
  くやしくて眠れない日が続いてたら、今日、また丁度、見かけやがったので、
  飛んで火に入る夏の虫だと、仇討ちしようとしたら、またやられちまって、
  この様でさぁ、面目ねぇ」と、頭の傷を指して言った。
  更に続けて
  「おねげーがあります。今一度、仇討ちをさしてくだせぇ」
  地元衆一同、ひれ伏して、「おねげーしやす」「おねげーしやす」
      
大将「それだけは、ならねぇ、許さん。」
  地元衆の親分の表情が、ガラリ豹変して
  上体を起こして、抜刀を抜く構えしながら
  「いくら大将だからとて、聞き捨てならねぇ、仇討ちは、俺たちの渡世じゃ
  たとえ大将でも止めることはできねぇ。それでも止めると言うのなら
  力ずくで、戦ってでも、容赦しねぇ。」

戦中は、こういうことが、さんざ多くて、兵隊ヤクザのほうが、殺人慣れしてたので
上官といえども、上級将校といえども「きにくわねえ」で、暗殺された例は多々あるのです。

  国民や遺族向けには、名誉の戦死扱いでも、実態は、この戦中の日本語教育で
  軍事訓練までマスターした報奨金欲しさで、金持ちの日本軍にはせ参じた、
  朝鮮ヤクザ達が実態であったので、恩を仇で切り殺されり、嵌め手の寝返りの罠で
  殺されたりしたケースは、戦局が後半になるほど、多々あったのです。
   
大将「ならば、今一度、手合わせさせても良いが、仇討ちの仕来り通りに、
   この子に刀を持たせたら、お前、勝ち目があるのか。」
   幹事親分、押し黙ってしまった。
大将「三年前、このワシが、めっぽう強い、腕利きの刺客に襲われて斬られて
   瀕死に陥った時に、飛び込んで来て一戦交えて、救ってくれたのがこの子だった。
   2度目に襲われた時も、この子が救ってくれたんだ。
   お前らが戦後、路頭に迷わずに済むように、縁日の屋台を手配してくれたのも
   この子のお陰だ。その大恩人に刃を向けて、切り殺そうなんてことすれば、
   お前ら、よってたかって、傷だらけの目じゃねぇか。
   そういう天罰の目に遭うことになってるんだ。分かったか。」
    
   この後、幹事親分と実弟は、二度と悪いことが出来ないようにと、
   利き腕を、大将に斬り落とされました。
大将、「利き腕を失えば、身にしみて、産みの母親に合わす顔が無いことも
  分かるだろうよ。それすらまだ分からねぇのなら、クビを跳ねるまでだ!!」
親分と実弟、「勘弁してくれ、首だけは困る!!」と、泣き叫んだ!!

私、「直ぐに、坂下の外科の先生のところで、切り落とされた腕を繋いでもらうように」と
   言いました。
大将「さすがに、物分りが早いや、命の大切さが、どれほど大事なことか
   手下どもに支えられて、急いで外科医へ向え、もっと早くだ!!」と命令!!
  
   手下の1人が、切り落とされた腕を、逆さにぶら下げて走って行こうとしたので
大将「バカモーン、産みの母親から授かった血を無駄にする奴があるか。
    きちんと、こぼさぬように、抱えて大切に持って行け!!
    まごまごせず、全力疾走で一秒でも早く届けろ。急げ、命令だ!!」   

  この大将とは
  岡村寧次・支那派遣軍・元総司令官であり、中国大陸の日本陸軍400万余を、
  自決させることなく、戦後まで、生還を可能に導いた人物であり、
  非戦闘員に対しての非礼、無礼を固く禁じてた人格者だったので、
  支那人からも人望が得られて、東京裁判を免れる計らいを得て、
  南京で、国民党軍の形式的な軍事裁判に掛けられ、
  国際司法の一事不再理の大原則で
  「東京裁判」に掛けられる事無く、戦後まで生き残れた唯一の総司令官でした。

  歴史上では、昭和天皇から直々に任命された総司令官であったので、
  非戦闘員に対しての非礼、無礼を固く禁じてた人格者であり、
  日本陸軍400万余を、自決させることなく、戦後まで、生還を可能に導いたことで
  「自決特攻の玉砕賛美主義」とは、毅然と一線を画しており、その点で、
  「昭和天皇の戦争責任、戦争法違反なし」を証明できる人物であったことで、
  日本陸軍の復活を恐れる者達は、日本国の政官界にもいて、
  この人物の存在を、命まで抹殺せんと、歴史教科書に、真実を載せさせず、
  暗殺者を送り込んで来て居たのが実態です。

   しかし、この人物が居たからこそ、
  戦後の日本国の帰還兵たちが、路頭に迷わず、食べてかれるように、
  戦後の国力回復の基礎と、日米間の安全保障の基礎を築けることなり、
  陸軍400万余の技術力を温存させ、兵隊ヤクザ達にも睨みを利かせていた
  影の国の守り神でした。駐留米軍ともパイプを持って、自衛隊の創立へ
  戦後の自民党よりも、影響力は絶大であったのが事実なのです。

  その岡村寧次元総大将をつけ狙った、腕利きの2人組みにも、私は4戦4勝していて、
  どこの誰かも熟知してたので、逃がさず、ついに捕らえてました。
  サスケの忍法が無かったら、この人物も暗殺されて、日本の戦後は、
  もっと治安は悪く、酷くなっていたのです。

  だから、この戦いの後、日本の兵隊ヤクザの親分衆で、
  私の存在を知らぬ者は居なかったほど
  全国の刑務所の中にまで、妖怪小僧の異彩は轟いて理由でした。

  (戦い終わって、更にその後の、祭りの準備の出来事へ、次頁へ続く)
戦後、空前規模の大衝突
実弾発砲の雨と、妖怪小僧の戦い
全5頁-その1

  中1になって、夏休みのお盆の日になった。
  地元の名寺(明治天皇ゆかりのお寺)の縁日でもありました。
  祭り好きでもあったので、とんでもないことになるとは、全く思わず
  無用心の丸腰で、のこのこと、夕刻に掛けて、出かけて行ったのです。
  当時は、薄暗い中でも、まだ10ワットくらいの薄明かりの電球でやるのが
  戦後の電力不足の時代の、縁日の慣例でした。

  今日の時代の、夏祭りや縁日の明るさとは、当然、比較にならない薄暗さで、
  人の顔さえ、少し距離が離れてると、判別できないほどでした。
  でも私は小さい時から、それに慣れてたので、気にせず出掛けて行ったのです。
 
  縁日の入り口を過ぎて、やや坂の中腹の門を、過ぎたところで
  様子が、変な事に気付いたのですが、時、遅しでした。
  私が、中腹の門を通り過ぎた直後に、来た道が、的屋衆の手で塞がれたのです。
  つまり、後戻りが出来ないので、仕方無く、何食わぬ顔して
  本堂の方向へ近付くと、前方も塞がれたのです。
  前にも進めず、後ろにも戻れなくなりました。
  
  こうなると、単なる勘違いではなさそうなので、
  とっさに、縁日で、ヨーヨー釣りしてた女の子の姉妹と向き合う形で座り込み、
  小声で
私、「後ろから変な奴、近付いて来てるのか、見てくれない。」と頼みました。
姉妹「うん、来てる。気をつけたほうがいい。」
私、「何人」
姉妹「五人いるわ。」
私、「棒もってる。」(居合いの抜刀のこと)
姉妹「うん、変な構えしてる。」
私、「距離どのくらい」
姉妹「あと、5メートル位よ」
私、「喧嘩になるから、2mになったら
   頭を低く屈んでよ。飛び越えて逃げるから」
姉妹「うん、早く逃げたほうがいい。」   

私は、既に袋のネズミ状態に、的屋衆の手で包囲されてるので、
後ろを振り向かず、右手でヨーヨー掬いして遊ぶ振りをしながら、
左手で、素早く地面の小砂利を掬って
砂を奮い落としながら、胸のポケットとズボンのポケットに
  一掴みずつ閉まいました。
姉妹はこの間に
  「後4Mよ、3Mよ」と、小声で教えてくれました。
私は中腰になって、自分の動き読まれぬように、
右手でヨーヨー掬いを高く振り上げた途端に
姉妹「2Mよ」と頭を下げて、パッと屈んでくれました。

私は、初めて振り向いた瞬間に、居合い斬りの構えに入った姿が
 ボヤっと見えた瞬間に、
 反射的に地面を強く蹴って、姉妹の頭上を飛び越えながら
 空中で、居合いの抜刀の必殺技を、間一髪で交わしながら、
 身を水平に半回転しながら、飛礫を放って着地した。
 
 その着地した足音で
 姉妹が振り向いて
  「あっ、生きてる。」と言った直後に
 姉妹の後方でバタッと音がして
 姉妹が後ろを振り向いた途端に
  「キャー」と叫んだ!!
居合いの抜刀を握ったまま、的屋衆の親分が、額から2筋の血が吹き出て
地面に倒れ伏して居たのです。

  この的屋衆の頭は、戦後、兵隊ヤクザ達の組織が再編する為に、
  的屋衆だけとは限らず、旧陸軍の精鋭部隊の中核を為してた、
  血気盛んな、突撃部隊を担ってた、元兵隊のヤクザ達が
  全国各地から親分衆と用心棒(戦中の青年将校達)ごと、大集結した日で
  その大人数に、招待状を出した、中心的、幹事親分だったのです。
  戦中の実戦で、米軍とも戦って生き延びた、居合い道の4段格の使い手の
  幹事親分が、私に、その得意の居合いの抜刀で斬り付けて、
  なす術も無いほどに、私の一瞬の早業で、あっさり倒されてしまった
  出来事でした。
  
  当然、そのままで済む訳が無く、兵隊ヤクザの腕に覚えありの
  使い手達が、総力して、私を倒しに襲ってくることになりました。(爆)

  私が早く逃げなかったのは、既に周囲を、完全に包囲されている状況の中で、
  地面の小砂利が小さい粒ばかりであったので、敵をギリギリに引きつけないと
  効き目が弱ったでした。
  しかし、一撃で倒さないと、抜刀は強く踏み込んで斬って来るので
  刃先が姉妹の顔まで、斬ってしまう恐れがあったので、
  それを避けるには、私がが中腰になって、ヤクザの抜刀に
  私の首を狙い易く差し出すことで、その束の間に、
  姉妹が、小さく頭を屈んでくれれば、姉妹の顔上だけを、
  刀が空を斬ることになるので、それで中腰の姿勢を身構えたのです。

  無論、抜刀の一撃よりも、一瞬素早く、中腰の方が宙に飛び上がれるので
  抜刀に空を斬らせてる間に、飛礫を至近で放って、一撃で倒してしまえば、
  姉妹たちに怪我させずに、それ以上、無用な戦闘に巻き込ませずに済むので
  それで、一瞬の即断で、気付かれないようにやったのでした。
  
  私の俊敏さは、小1の時から、陸軍元少将の柔剣道6段の最高範士で、
  戦中の、全国武道・柔剣道大会で、他流試合ありの総合優勝した、
  最高範士を相手に、複数の禁じ手を封印されても、それでも楽に勝ててた
  真田忍法の、上忍者の、サスケの術そのものを、鍛練で会得してた為でした。

  だから、兵隊ヤクザ達に、ぐるり取り囲まれて、このまま勝負が済む筈が無く、
  大集結してる兵隊ヤクザ達の、銃と剣で完全武装の大勢の元兵隊達と
  元青年将校達を相手に、中一になった11歳の一人きりで、
  軍事衝突の実戦が待ってました。

  世界中を驚愕させてた、旧陸軍の精鋭部隊の兵隊たちを相手に、
  戦前、戦中、戦後を通して、
  これだけの大乱闘をやった、子供は、未だに世界中でも例は無く、
  大衝突して、どうなってしまったのか、・・記して行きます。
   
  幹事親分が倒されたので、実弟と若頭が走りより
  「兄じゃ、大丈夫か」「親分、大丈夫ですか」と抱え起こしたら
  額が2筋の血が吹き出てるので、2人が驚いた時に
  私は、既に次の飛礫を身構えてたので、
  2人の顔が、恐怖で引きつりました。
私、「手荒な事はしない、その出血ならちゃんと手当てすれば
  5分で止まるので、休戦協定だ、その間に手拭いでちゃんと手当てしろ」
姉妹
  「今のうちに逃げて、死なないで!」
私、「周りは、既に取り囲まれてるので
  今更に、逃げ場は無いけど、大丈夫だよ
  明日、またここで落ち合って、遊ぼうよ。」(笑・・かなりのんきでした。)
 
   近くにいた見物客の中から、女の子の親たちが
   駆けつけてきて、二人を連れて去ろうとしたら
姉妹「逃げてよ、生きてて」と叫んだので
私、「明日の朝刊見て、死んでなきゃ、無事だから!!(笑、まだのんき)」に言って
  姉妹と別れを告げて、姉妹は「逃げてよ〜」と泣き叫びながら
  親たちに連れられて、寺の外に立ち去って行きました。

  幹事親分が応急手当てをし終わり、休戦協定が終るまでの5分間に
  手下衆は、地元の陣屋に駆け込んで、手下衆が総動員して
  寺を更に、厳重に包囲しました。
  幹事親分が、意識を取り戻して
幹事親分、「テメェ、何を寝言をいってやがる、キサマには、
  明日のお天道様は拝めねぇ!!
  今夜限りで、命は貰いだ、覚悟しろ !!」

  しかし、頭に手拭い巻いた状態なので、体は直ぐに動けないので
  実弟が、小銃を上に挙げて、二発発砲して
実弟、「一般の衆、直ぐにここから立ち去れ、3つ数える間に
  鳥居の外まで立ち去れ、でないと、流れ弾を食らって
  蜂の巣になっても、責任もてねぇぞ、これは遊びじゃねぇ、
  本物の殺しだ、直ぐに鳥居の外に立ち去れ、いいな!!」

  若頭も、少し離れたところで、小銃を取り出して、
  同じく、2発上空に発砲して、縁日の一般客を蹴散らしました。
    
  私は、こうなると、小銃発砲が相手だから、蜂の巣じゃ困るので、
  一般者の見物人の中に、素早く紛れ込んで逃げるべく、
  まだ現場に居残ってる、縁日の浴衣姿の一団に近付いたとき
  いきなり、左右から、刃物の合口(あいくち=短刀)を突き出されたのです。

  反射的に忍法で、2人を同時に倒したけれども、
  即座に、その後ろから間髪入れずに、2人一組で合口(あいくち)が
  見事な鍛練された腕で、左右から、必殺技で飛んできました。

  その一つは、私の腹の服に触れる寸前で左手で叩き落とし
  右手側の相手には、合口を持つ利き腕をひねって、ねじ伏せました。
  それでも、即座に、刺客達は切れ目無く
  2人一組で、間髪入れずに襲って来ました。

  忍法を心得てなければ、旧日本軍の訓練された、要人の暗殺隊に、
  なす術も無く、あっさりと防ぎきれずに、殺されてしまうほど、しつこかったです。

  それらを倒し続けて、漸く、切り抜けたと思って
  横道に逃げ込んだら、扉のある館の中に逃げ込むよう、
  手招きしてくれる、日本髪姿の芸者がいました。
  逃げられるのかと思って、その芸者が扉をくぐる後ろに続こうとした瞬間に
  着物のたもとから、忍び槍が音も無く、一瞬で真後ろに突き出て来ました。
 
  瞬時に身を交しながら、「この野郎」と首と頭の毛を掴んで
  ぐいっと姿勢を起こしたら、カツラが取れて振り向いた顔はオカマだった。
  この顔が、どの兵隊ヤクザ達より、一番にキモかった。(爆、ミ((ノ_ω_)ノドタッ)
  
  キモ悪すぎて、思い切り尻を蹴飛ばして、扉の中に押し込めたけど、
  後に続く気はせず
  諦めて、更に横道の奥へ逃げようとしたら、
  青年将校の一団が、軍服と軍用小銃を握って
  腰にサーベルや指揮刀を所持したまま、
  25人ほどが「助太刀いたす、敵はどこだ」と叫んで
  近寄ってくるのが目に飛び込んで来ました。

  まだ私の方を見て無いので、
  敵は大人だと思ってるうちに逃げるが勝ちと
  来た道を引き返して、走り出しました。
  そしたら、「この小僧だ」という声と同時に、
  また、暗殺の刺客が2人して、襲って来ました。
  しかし、これは有り難ったです。
  直ぐさま、一撃を交しながら、一人を倒して、
  1人の首根っこを捕らえて、人質の盾にして
  「同士撃ちになるぞ。こっちは子供だ。」
  「うつなら撃て、子供の体は柔らかいから
  弾は貫通して、こいつらだけでなく、
  地元衆の親分と、若頭、客人衆の用心棒たち
  お前らも、同士撃ちで道連れにしてやる。」
  「明日のお天道様を拝めないのは、お前らも
  同じだ。遠慮はいらねぇ、さっさと撃ちな!!」(爆)

  「撃たなきゃ、こっちから撃たせるまでだ。」

  この時、地元衆の幹事親分が
  「客人衆、下手に、こいつに近付くな、
  ただの子供じゃねえ、身のこなしと言い
  人間業を超えて、並外れてる。
  うかつに近付くと、俺や手下どものように
  一撃で、倒されちまうぞ。」
     
  これで客人衆の用心棒たちも、私から
  5Mほど遠ざかってくれました。(笑)
   
  真横の中門の傍から、小銃で、同士撃ちを避けるべく、
  私の下半身を狙って、銃口が下がりかけた。
  一瞬早く、空中へ飛び上がりながらそいつへ飛礫を放った。

  血相変えて、引き金を引いた最初の実弾の一発が、
  私の足元の地面に当たり、その流れ弾が
  寺の石垣に当たって、跳ね返った流れ弾で、
  客人衆の後方の青年将校の1人が、
  バタッと腹部を抑えて倒れた。
  最初の同士撃ちの犠牲者発生でした。

  (ヤフーの字数制限の関係で、次頁へ続く)

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事