妖怪予知ダス幼少編

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   子供の頃、5才児(昭和29年)の時に
 本物の観光バス50台を発注して実現させてた!!
(度が過ぎるにも、程がある・・度を超えてた、痛快爆笑流の巻)

幼稚園児の時に、友たちの家に泊まりに行って、そこの兄弟と仲良しになった。
だんごの三兄弟みたいに、親しくなり、たまたま、そこの母親と子供たちが、
実家に泊まりにいく用事ができたので、そこのご主人と私とで、留守晩をすることになった。

ご主人は、地元の電鉄の駅長をしていた人でした。
奥さんは産後のホルモンの異常で、肥満気味になって活発に動くのが苦手な方でした。
親友の息子( 長男)は、健康優良児だけど、同じ肥満気味で走るのが大の苦手なので、
私が代わって、奥さんの手作りの愛情弁当を走って、ご主人の駅長の職場へ、
届けるのが日課になってました。
そうして、電鉄会社の駅長のことや、線路の保線工達にも、弁当の配達を頼まれる
ようになって、夏場には、氷のカチワリとお弁当を積んで、線路の上を人力で足で
蹴って走れる、時速30キロぐらいまでは出せる、運搬用のカート(線路の片方の
レールの上で安定走行できる)を走らせて、良く届けていました。
当然、電車走行の間隔とダイヤまで、しっかり頭に入れてしまう子だったので、
単線の線路で、昼間は1時間に2本程度だから、事故を起こしたことは
ありませんでした。
そんな中、駅長宅(社宅)で、一緒に留守番を頼まれた晩のことでした。

駅長の傍で、寝てたら、夜中に、凄い苦しそうなうなり声を出しているので、
目が覚めて様子みてたら、やはり、うなり声と寝汗までかいているので、
心配して、声を掛けて、どうしちゃったのか・・と尋ねました。
そしたら、いや、たいしたことないと言って、また寝るのだけど、
少しすると、またうなり声を上げてしまうので、これじゃ、奥さんと子供たちは
眠れ無いで実家に帰ったんだと気付いて、
駅長に、「わけをちゃんと話なよ。気が楽になるからさ〜」と再三説得したら、
「実は、お前も観て知ってるだろうけど、ウチの電車は中古のポンコツで、会社にも
お金が無いから、線路もオンボロの木の枕木しか使えなくて、戦前のままの奴だから
ガタも来てるし、のろのろでしかし走れ無いのに、乗客の皆さんからは、せっかく
湘南の地に引っ越して来たのに、もっと速く走れないのかと、苦情が毎日殺到して
困ってるんだ。」
「会社の上のほうにも、国や県のほうからも、朝夕の通勤地獄を緩和する為に、
まった無しで、輸送力を増強してくれと、強い要請が来ていて、板ばさみで
どうしようもなくて、それで寝付けないで、眠れずに困ってるんだ。
お前なら、なにか妙案が浮かぶかもしれないな、なんか方法はあるか!!

私は至って単純明快に「そんなオンボロの線路なんて、さっそく売っちゃえ!」(爆)
「持ってても、厄介を抱え込むだけ損だし、困るだけじゃん!!」ヾ(o^ω^o)ノ゚
  駅長「お前、そんなこと言ったって、電車が走れなくなったらどうするんだよ。
それに、あんなうなぎの寝床のように、やたら長い単線の線路を誰が買うんだよ。」
「うちの線路は海岸の傍を走ってるから、高波が来ると線路まで海水を被って
線路は錆びちまうし、売り物にならんのだよ。」
私「だったら、一段高いところにある、蒸気機関車の線路を使えはいいじゃんさ。」
駅長「そんなこと言ったって、あの線路は軍隊が使ってた、戦中のままだから、
枕木も線路も、もっと古いし、電化してないから、莫大なおカネがなきゃ、よけい
どうにもならん。」
私「だったら任しといてよ、おいらの母さんに一肌脱いで貰って、上手くやるからさ」
駅長「そんなの無理だ、どんなお偉方でも、採算が取れないものにはカネは出せん。」
私「心配ないよ。海岸の線路は、有料の観光道路にして、東京の渋谷から新婚さん達を
前日のツアーで乗せて運んで来させて、三浦半島、厨子、葉山を廻って、湘南の海を楽しませて、折り返しのバスの早朝便に通勤客を乗車させて、渋谷まで直通運転させたら、どっちも満席で黒字になるじゃん」
駅長「そんなに上手く行くかよ~~」
私「何もしないで、困ってるだけじゃ、余計にどうしようも無いだけじゃん。
当たって砕けて元々、上手く行けば大助りになるから、朝になったら母さんに
話に行って、駅長と打ち合わせをして貰うよ、それで道が開けたら御の字じゃん。」

朝になって、育ての母親の家に飛んで返り、訳を話して、駅長への助太刀を頼みました。
母さん「地域の皆さんが困ってることで、駅長さんも助かるのから、それは良いことだから、アタシにも出きることがあれば、お手伝いさせて貰うわ。」
「駅長さんと会って、話してみましょう。」と快諾して貰えました。

そして、駅長とのころへ出向いてくれて、なにやら話を聞いて、帰って来て電話で、
誰かと話をしてくれて「土曜日に、渋谷駅で待ち合わせすることにしたから、
あんたも一緒に行って、自分の口で、自分で考えたことを話してごらんなさい。」
でした。
それで土曜日になって、お昼は渋谷で食べることにして、東横線回りで
渋谷駅へ、育ての母親とふたりして到着。

私は、育ての母親と一緒に、地元以外へ遠出したのは、生涯にこの時だけでした。
英国式なのだろうけど、6才過ぎたら、後は、すべて自分で考えて、自己責任で
やりなさい。式であったから、口当たりは優しいけど、甘やかしは一切無しの、
非情なスパルタ式だったのかもしれません。

良い面とマイナスの面があることも事実です。

この時に、渋谷駅で、待ち合わせてたお相手は、年配の紳士で、東急財閥のトップに
就任することになる、五島昇氏でした。
母親が「あなたの口から、ちゃんと説明しないさ。」と
台本無し、打ち合わせ無しの、ぶっつけ本番で説明しました。
五島昇氏「そりゃあ、名案だ、行きも帰りも、十分採算性は成り立つだろう。
さっそく、重役会議に図って、実現させよう。」
「実はなぁ、この渋谷の東急百貨店も、戦前からのオンボロで痛みは激しいし
維持費がバカ高くして、こんなのばっかしオヤジの遺産を継がされても、
たまったもんじゃあないので、いい加減、整理しないと、時代に合わなすぎて
困ってたんだ。渋谷のイメージを若返らせるのには、格好の名案だ、
さっそく採用させてもらうように、重役会議に取り図ってみる。」
五島昇氏は、この時、強引な手法で知られた父親の五島慶太氏の莫大な遺産を
父親の反対を押し切ってまで、どんどん整理し処分し、元の持ち主に返還したり
しています。

「結果がでるまでに、数日は要するが、その方向で、そちらのほうも
話を着けておいてください。」ということで、
子供ながら、私はゴーサインだと確信したのです。
それでお昼を、当然、お子様ランチを食べて、トンボ帰りして
育ての母親に、駅長のところへ報告に行って貰ってる間に
子供の私は、地元のバス会社の修理工場を絵本を持参して尋ねたのです。

私「おじさーん、バスって、この絵本みたいに、改造できるのかな~~」
おじさん「なになに、どんな絵本だい。」
私「こんな奴で~す。」
おじさん「こりゃ凄い、英国の二階建てバスじゃん、日本には未だこんなの
走ってねぇよ。俺だって、一度はこの目で観たいけど、夢のまた夢だ〜」
私「んじゃ、その二階建ての隣の観光バスはどう・・」
おじさん「そりゃ、お前、部品や道具がありゃ、俺たちだって造れるだけの
自信はあるさ。」
私「いいこと聞いちゃった、それじゃあさ、取りあえず、50台発注しま〜す。」
おじさん「お前、大人をからかうもんじゃない。悪い冗談はよせよ。」
「俺たちだって、戦中は米英に負けないつもりで、歯をくいしばって
物造りをしてたつもりだったけど、如何せん、物量と大金の差は
どうにもならねぇ、敗戦国じゃあ、道具も物も無さ過ぎて、
まともな観光バスだって、どこにも走っちゃういねぇ時代だよ。」
「夢だけでも、楽しませてくれて、ありがとうよ。」
私「夢じゃないよ。一週間もしたら、上のほうから、本当に50台発注が
入ってくるから、道具も物も心配しなくて良くなるから、楽しみにして待っててよ」
おじさん「悪い冗談だ、でも希望だけは、俺だって持ちたいからな・・
願いが叶えば、神様がいるってことになる・・信じてぇけどよ〜・・」
私「んじゃ、一週間したら、また来ますね・・今日はこれで失礼します。」
   
飛んで帰って、母親に「バス会社のほうは、脈ありだよ。仕事を請けられたら
夢が叶うって、そういってたよ。」
母親「皆さんが、協力し合えば、だんだん夢が実現できそうね・・」
数日して、東急のほうから、重役会で承認されたとの知らせが電話で届いた。
母親が、駅長へ電話で連絡を入れてくれて、次の打ち合わせに動いてくれた。
私のほうは、独りでバスの修理工場へ飛んだ。
私「おじさーん、おいらだけど、バスの発注の話、入って来てますか。」
おじさん「おお入って来たとも、本当になっちまったな、信じられねぇけど
弱ったなぁ、俺んとこ敷地が見ての通り、バスだと五台置けば満杯になっちまうから、
場所の確保に困ってんだ。」
私「そんなら、あそこの国鉄の線路の反対側が、まだ広く空いてるから、そこを
押さえて貰いますから、そっちでやれるように話をつけときます。
詳しいことは、上のほうで
話しあってもらってください。」
おじさん「そりゃ助かる、ありがてぇ、でもよ、夢って、いきなり叶うことも
あるんだなぁ~~、神様ってぇのは、どういう風の吹き回しで、そんなことが
実現しちまうのか、俺たち下っ葉には、皆目、見当がつかねぇ・・
これからは、すげぇ時代になりそうだなぁ・・また次の夢が観れるといいけどなぁ〜」

私「おいらにも、この先のことは、さっぱり分らないけど、みんなの願いが
合わさると、叶うのかもよ・・おいらも帰って、おじさんが造るバスに乗れる
夢でも観ようかな・・」
おじさん「おーそうしてくれ、俺も元気が出そうだ・・楽しみに待ってろよ」

夢は、こうして実現されて行くことになりました。
湘南の海が、大勢の混雑で、芋洗いの場と化すほど、賑わう時代となりました。
駅長も、老朽化した線路を、東急に売って、そのカネで、一段高い軍用線路を
電化するコンクリ製の枕木を採用することが可能になって、頭痛の火種を解決
していかれる道が開けたのでした。
この後、前々記事に記してある、海岸で人が賑わう、花火大会の夜に、
悪党の親分を、前記事と二度に及んで、ぶっ倒してしまった、妖怪小僧の
おまけ事件まで引き起こしてしまいました〜♪ (爆)

記事は、後先になってしまいましたが、妖怪小僧の魔界編とともに
根深いケースは、魔界編で、痛快に退治することとして
妖怪予知ダス伝では、短篇の痛快爆笑劇場にして行きますので、
ご贔屓に、お楽しみください。・・むろん、実際の出来事の実録版です。
妖怪小僧、龍の口の悪党退治 その2
   大悪党の親分を二度、倒すことになったとき、
  古参格の兄弟のところで、
私「そんじゃ、親分を倒すの引き受けるけど、ちょっと、
  ひょっとこのお面借してよ。」と、祭のお面を借りた。
  そのお面をかぶって、ひょっとこ踊りしながら、親分の背後へ近づいた。

 親分は、まだ美人の巫女さんに、食い下がって、しつこく俺の女になれと
 脅してた。
 
  私「おーい、オヤビーン、聞こえるか、ハゲチャビーンのタコ坊主に、
  耳は付いてるかーい。」
 親分「なんだと、テメェは誰だ。俺の悪口言う奴は、タダじゃ済まねぇ。」と、
   こっちへ振り向いた。
私は、お面を外して
「おいらだよ〜、オヤビーン、あだ名は、海坊主だっけ、
    ハゲタコに変えなよ。」
 親分「テメェ、ここで会ったが百年目だ、生かしちゃおかねぇ、
    おい手下、刀を持って来い。」
 手下「へぇ、只今、もって参り(メイリ)やす。」
 親分は、腰ヒモに手を伸ばして、着物の裾を捲し上げて、
    たすき掛けの喧嘩仕度に入った。
  私「オヤビ〜ン、百年目はいくらなんでも大げさだよ、
    おいらまだ7歳だよ!」
「そのヒモで、自分の手足を間違えて縛っちゃわないの、
   タコの手足は共食いするじゃんさ。」
 親分「バカヤロー、俺たちは玄人だ。誰が間違うか。
    早く、刀を寄こせ。」
手下「ヘイ、どーぞ」

  私「オヤビン、仕度ができたら、おいら、そこの石の手摺りの上に
    立って、待っててあげるからね!」
 親分「よーく首を洗って、待ってろ、絶対、逃げるなよ。」
 
  私は、5m先の境内の石段の脇の石の手摺りの上に飛び乗って、
    親分を待った。
 親分「小僧、半年前のお礼参りだ、今度こそ、死ねー!」
得意の長刀で、真横から一文字斬りの早業で、斬り着けて来た。


この親分、剣豪の巌流、佐々木小次郎の
 ツバメ返しの技の正当継承者で、日常は酒は飲まないので、
確かに腕は見事なのだった。
「ツバメ返しの技」は、相手の刀より長刀で、敵を横から、
 真一文字に斬りつける。
すると、相手の刀は短くて、届かないので、飛び上がって、
 長刀を交わして、中に攻め入ろうとすると
瞬時に刀の返し技の早業で、下から上へ相手の足を切断し、
  勝ててしまうという、早技なので〜す!
 宮本武蔵は、それを知ってたので、
  二天一流の大刀と小刀の長さでは、いずれも勝ち目がないので、
より長い、舟を漕ぐ竿を借りて、舟が着く時間を遅くらせて、
  小次郎が斬り込んで来た瞬間に、
一段高い舟の縁を蹴って、より長い竿で、
  小次郎の長刀より先に頭を一撃して勝ったのです。
  こういう戦法の以外は、小次郎の長刀に勝つ術は無いので、
  無敵の剣とも呼ばれた理由でした。
 
 では、妖怪小僧は、どう戦ったのかは・・
  長刀が真一文字に斬り込んで来た時に、
  一瞬、飛び上がるまでは、一緒だけど、
親分のほうへ攻め入らず、後方の石段の、
  3m下へ後ろ飛びして降りたのだ。
これならば、ツバメ返しの早業も、全く役立たない!(笑
  背後が石段の3m下の所を選んで、手摺りの上に立ってた
  地の利を選択してた理由なので〜す。
   7歳児にして、戦法まで読んでるのは、真田忍者の血統だったのだ!!

  私「オヤビーン、ここまでおいで!」
親分「なんて、逃げ足の早い小僧だ、逃げる気か!」
私「逃げないよ、それより、親分の大事な商売道具のところで、
    鯛焼きをタダで食わしてもらうよ!」
  石段下の、境内の入り口から30mほど入った
  中間地点に置いてる、親分の商売道具のところへ走った。
 
  私「オヤビーン、ここの鯛焼き、全部、ツバつけて、
    お手つきで穴あきにして、食べちゃおう!」
 親分「バカヤロー、俺様の大事な商売道具に、なんてことするのか、
    手を付けるな!」
私「んなこと言ったって、腹減ってるんだから、
    チュウチュウ、タコかいな〜♪
   穴あけてチュウ〜♪、さっそく、いっただきま〜す!」
両手に鯛焼きを握って、親分のほうを向きながら、
  左右の掌で握った鯛焼きの頭をかじり取り、「ウメェ〜!」
今ならば「ごっつ、まいう〜!」
  3個目の鯛焼きも口に銜えて、素早く、境内の横道へ遁走・・
 
  親分は、血相を変えて、石段を駆け下りて来て、
     商売道具の鯛焼きを点検
親分「畜生、どれも穴あけやがった、こうなりゃ、
     おい、そこの菓子職人ども、代わりを持って来い。」
  境内の入り口の真横は、和菓子屋なので、そこで作られてものを、
  親分が脅して分捕ってたのでした。
 
  私は、和菓子屋の裏手を一周して、境内の入り口へ舞い戻って、
親分が後ろを向いて、商売道具を点検中に、素早く
  和菓子屋の脇に置かれてある、親分専用のメリケン粉の大袋に、
傍の防火用水から、手桶で、水を垂らして、小便小僧のふりして、
  大声で
   私「オヤビーン、ここのメリケン粉って、商売道具のだっけ!
     小便して、濡らしちゃったよ!」
  親分「あってめぇ、それは明日使う、正月用の稼ぎの元だ!
     小便垂れがったな〜、もう勘弁ならねぇ!」
「手下ども、小僧を捕らえろ!」
  
しかし、手下衆は、既にこっちの味方に寝返ってるのだ!(〜^^)〜
  ・・知らぬは親分独りなり・・!(ノ^^)ノ
私は、手下衆と、目配せしながら、和菓子屋の前を二軒先まで突っ走り、
再び境内の裏手へ回り込む小路に入り、そこに植えてある植木の小枝に   飛び乗って、
更に、建物の屋根へ飛び乗って、屋根伝いに、巫女さんと神主がいる、
正月用の、お飾りの売り場の前に舞い降りた。
  そして、巫女さんと神主に、声を掛けて、正月用のお飾りを借りて、
親分が見える石段の上に陣取って、親分に向かって大声で、

私「オヤビーン、おいら、こっちだよ。」

  親分「あっ、テメェ、いつの間に、そこに舞い戻りやがったのか!
     今度は、何する気だ!」
   私「このお飾り、お正月用の商売道具だっけ、ちょっと、
     鼻がむずむずしてるんだげと、
鼻、かんじゃっていいかな!」
  親分「バカヤロー、それは神棚用の大事なお飾りだ・・汚すな!」
   私「ムガムガ・・へーックション、鼻をかんで、
     もう一発!ハーックション!」
鼻水ドバーッ!「紙が足りないから、もう1つ使っちゃおう!」
  親分「このバチ当たり小僧メが、てめぇの命は、今夜で終わりだ、
     今、その首を撥ねてやる!」 
親分は走って、石段の下へ、長刀を振り上げて駆け寄って来た。
   私「それ以上、近寄ると、小便ぶっかけるよ!」

   小便の準備に半ズボンのチャックを素早く開けた。
  親分「その手に乗るか、いまそこで小便垂れたばかりじゃねぇか。
テメェの、その武器が使えなきゃ、こっちは怖いもの無しだ、
     覚悟しやがれ!」
   私「バレタカ!!オヤビン、逃げようとしたけど、チャックが上がらねぇ、
皮膚が挟まって、いてぇの、いてぇの、逃げられないから、勘弁してよ、
    タンマだよ〜!」
   親分「うるせぇ、ヤクザにゃ、タンマもマッタも、通用しねえんだ!」
   親分は、そのまま石段を駆け上がって来て、
      絶好の3mの射程圏内に入った。
    瞬時に、目と口へ放水開始!!
   親分「ウワァ、なんでだ〜!」

   私「アハハハ、一杯食っちゃったね〜、なんでって口を開くから、
     たっぷり小便が入っちゃうんだ!
    いつも好きだね〜♪、子供の小便は我慢してるから、
    うんと臭いんだ、たっぷり飲みねぇ!!」
   親分、必死の形相で、長刀を振り回すけど、
    目を開けてられないので、足元がふらついた瞬間に
隠し持ってた小石を、胸に一撃!
(妖怪小僧は、忍者小僧でもあるので、常に戦闘道具は、
   後ろのポッケに隠し持ってるのだ!)

親分は、そっくり返って、石段を1回転半して転げ落ち、
     石畳みで全身強打して、気絶!
   そこへパトカーと、救急車が駆けつけて来て、
刑事さんがパトカーから降りて来て、「また、お前がやったんたか!」
   私「今日は、大晦日だから、除夜の鐘がなる前に、
     街のダニを大掃除しといたよ〜♪」
  刑事「よーし、今度の罪名は、境内へ、不法侵入の現行犯で逮捕だ。
    署へ、しょっ引け!」    
警官達「ハッ、御用だ!」
  親分は担架に乗せられて、救急車で、病院経由で警察署へ、
  連行されて行ったのだ。

   でも、これで終ったのではなかった。
  私、古参格の兄弟に「大掃除が終ったけど、これでいいのかな!」
  古参格の兄弟「おお上出来だ、これで俺たちは、枕を高くして、
    やっと正月を迎えられるぞ!」
「おーい、みんな良く聞け、十歳にも満たない小僧に、
    二度まで倒される親分なんて、
ヤクザの世界じゃ通用しねぇ、回状回せ、さっそく破門だ、
    いいな!」
    手下達「合点だ〜!」
「俺たち全員、二階級特進だ!これで良い正月が迎えられらあ〜!」
「エイエイオー、エイエイオー、バンザーイ!」
 
  私、「見物人の皆の衆、今夜は、大晦日なので、
     もうじき、紅白が始まる前までに、
子供たちへ、ここの鯛焼きを、全部タダで配っちゃうことにするよ〜♪
    子供の居る人達は、さっそく連れてきてくださーい。
    慌てなくても、和菓子職人たちのところでも、景気付けに、
    タダでサービスしてもらうので、
和菓子職人さんたち、お願い出来ますか〜!」
  和菓子職人たち「おー、いいとも〜!俺たちも、これで、
    脅され無くて済むんだ〜!
    うれしくって、じゃんじゃん弾むから、
    子供達やお年寄りの分まで無料奉仕し致しま〜す。
夜道は暗いので、ゆっくり慌てずに、
    いらして戴いて大丈夫ですから、お待ちしてま〜す。」
  私、「ヤッタァ!バンザーイ」

  これで、地域中の子供達からお年寄りたちまで、
  一家全員に、無料で鯛焼きを配ることが出来たのだ〜♪
  この後、古参格の兄弟から、ご褒美に、
  子供用の「捕り物の十手」と、護身用の「模造刀 」を
手に入れたのだ。
  この護身用の「模造刀」が優れ物で、以降、
  何十回の襲撃戦にも耐えて、
わが身を護ってくれることになりま〜す。
まだまだ、妖怪小僧の修行の旅は、続くのだ〜!!

       (龍の口の悪党退治の巻き、完)
妖怪小僧、龍の口の悪党退治 その1
 年末の大晦日の夕方に、私は、湘南江ノ島が見える、龍口寺の裏山で
 一緒に遊んでた野猿の群れと別れて、山から龍口寺の境内に舞い降りた。

  龍口寺は、日蓮宗の本山だが、山号 寂光山
  宗派 日蓮宗  寺格 本山(霊跡寺院)
明治19年まで住職がおらず、近隣の八つの寺が順番に霊場を守ってきた
 (龍口寺輪番八ヶ寺)。
 ↓画面の五重塔が見える、裏山の頂の一帯で、私は野猿の群れと仲良く
 飛び回って遊んでたのでした。
 http://www.ricky-aoyagi.com/fukei-2161.html
 龍口明神社↓
 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/page139ryukomei.htm
龍口寺は、日蓮宗の本山だが、龍口明神社が龍口寺の横に
昭和53年まで在って、祭神は玉依姫命、および五頭龍大明神。
創建は538年と伝わり、鎌倉市に現存する神社では一番古い。

この組合わせの寺と明神社が助け合ってた、昭和31年の12月31日の
大晦日が、妖怪小僧の舞台となりました。
 
 このとき境内では、大晦日と正月の参拝客の殺到に備えて、
 最終準備のチェック作業中でした。
参拝客たちは、ラジオ放送で、NHKの紅白を聴き終わる直後から、
 一斉に押し寄せてくる時代でした。
 
  しかし、龍口寺のような、大きなお寺には、白黒テレビが設置
  されてたで、早めに紅白が始まる前までに準備を済ませて、
  寺の関係者や、檀家衆が紅白を楽しみにして観て、
  年末年始を、心新たにして迎える。・・という時代であった。
 今では、カラーワイドの大画面ハイビジョン液晶で、
 この習慣は続いているようですが、
 当時は、もっと戦時中の一斉行動の慣習が色濃く続いてた時代でした。

 しかし、この年末年始の恒例行事に付け入って
 荒稼ぎを企むのが、ヤクザ稼業の親分の存在でした。
 だから、私が裏山から降りて来た境内にも、
 大悪党の親分が居たのでした。 
 前回の夏休みに、この親分を倒しての大爆笑劇の騒動から、
 半年経て、また第二の大爆笑騒動が、ここで起こることになりました。
 
 でも、この時の発端は、夏休みの時とは、かなり違っていました。
 裏山から降りてきた時には、親分は、おみくじとお札を売っていた係りの
 明神社の美人の巫女さんに目を付けて、言い寄り、横に居た神主に
 目障りだからと、難癖の因縁をつけて居た最中でした。
 私は、それを尻目に様子を眺めながら、気付かれぬ様に、
 境内の反対側に居たヤクザ達の、古参格の兄弟に近寄って、
 「婆さんの容態はどうか。」と尋ねました。
 古参格の兄弟はああ、お前の薬のお陰で、すっかり良くなった、
 喘息も止ったし、熱も収まったし、食事もノドを通るようになった、
 もう薬の心配はいらねぇほど、体のほうは大丈夫だ。」と答えました。
 「それより、お前に頼み事がある、手間掛けて悪りぃが、
 あの目障りな親分を、もう一回、倒しちゃくれまいか。」
私「エッ、どうして!!
 
 古参格の兄弟俺たちは知っての通り、本業は漁師だ、
 先代の親切な網元から網を借りて、海に出で魚を獲って
 生活してきた、先祖代々、鎌倉時代からそれが仕来りだった、
 根っからの漁師だった。」
 「そこへ戦中、あの悪党の親分がやって来て、網元を罠に嵌めて、
 証文を奪った挙句に、身代を乗っ取って、海に投げ込んで
 土左衛門にしやがった。血も涙も無い大悪党だが、
 剣の腕はめっぽう立つので、剣術も銃剣も習ったことがない
 漁師の俺たちじゃ、てんで歯が立たねぇ。」

 
 「それに網元の証文まで奪いやがったので、
 網元に借金のある俺たちは、あの悪党から毎月返済を迫られて、
 払えねぇもんだから、無理やり、手下に組み込まれちまったんだ。」

 「今月も月初めに、なんとか年が越せるように、頑張って
 先払いで、上納済ませたのに、月半ばになって、また払えだと、
 ちゃんと払ったのにというと、覚えちゃいねぇ、つべこべ言わずに、
 もう一回払えだとよ。」
「海が荒れてる12月のこの時期じゃ、舟が出せねえと言ったら、
 小僧のお前(私)が目撃してたように、婆さんまで身ぐるみ剥がされて、
 すっ裸にされて、持病の喘息まで発病させた上に、鍋もヤカンも
 生活道具の一式まで、情け容赦なく、奪いやがった。
 あの親分こそは、人間のクズ、最低の悪党だ。」
 
私「それで、婆さんは、持病の喘息まで起きちゃったのか。」

 このときは目撃してたので、私は直ぐに近所中を走り回って、
 衣類、鍋、ヤカン、布団まで婆さんに届けて、
 薬まで小学校の保健婦さんに頼んで調達して、
 婆さんに届けて、悪党の親分にやり返していたのでした。

 親分誰だ、こんなに直ぐに戻しやがった奴は、これじゃ、
 見せしめにならねぇ・・見つけ出して捕らえろ」
 ・・だったので、この婆さんと同様に、他に仕打ちされた
 数件の元通りと共に、親分と私とで、イタチゴッコの戦争状態に
 なっていたのでした。
 だから、ヤクザ達も、親分の取立ての厳しさに愛そうが尽きて、
 実質は、私の味方になっていたのでした。

 そして、ついに親分と、決着をつける、
大晦日の「大掃除」の時が
 やってきたのでした。
 私にとっては、1年ほど前、小1の一学期最中に
 学校から帰宅したら、親分の襲撃を受けて
 家の中が荒らされて、土地身代の証文まで奪われて
 育ての親の老夫婦と親戚一家が、忽然とこの世から消されてしまった、
 その仇討ちもあった為に、親分を追い回して、観察して
 弱点を見つけ出していたのでした!!
 
 「大晦日の大掃除」とは、大悪党の親分に脅されてたのは、
 ヤクザの手下衆ばかりではなく、商店街のほとんどの人達まで、
 年が越せないほど、金品も身代も奪われてた時代が、
 戦後の混乱期という、悪党達が肥太れた時代でした。
逆らった人達は、幾人もが水死体へ、丸裸で海岸の海辺に
浮いてた時代でもあり、観るに耐えない、暗黒支配の時代でした。

 取り締まる筈の警察力は弱くて、
 「丸裸の水死体」の手口を使う、悪党のヤクザ組織は
 幾つもあったので、そのどの組織の犯行だか、
 特定する物証すら身につけてない
 「丸裸の水死体」では、容疑有りで逮捕し、書類送検しても、
 確たる証拠は不十分となり、「疑わしきは罰せず」で、戦後の物不足も
 重なって、検察も裁判官も警官達も食べて行くには、
 悪党たちの、闇市のお世話になるしかなかった時代なので、
 お互いに黙認しあうのが慣例となって、
 証拠不十分や拘置期間の短縮を理由に、直ぐに実社会に
 舞い戻ってきてしまい、
 お礼参りが頻繁に繰り返されるので、証人の成り手が居無く、
 巨悪が栄え、地下組織とパイプある大物政治家まで出現してた、
 暗黒の腐敗体質の時代が、戦後の混乱期の実態だったのです。
 
 そこで私は妖怪小僧となって、この世に舞い降りて、
 これらを切り崩して大悪党の元締めや、
 ヤクザ界の大親分のところへも、世直しで乗り込んで行くことになります。
 ワイッ(^^*))((*^^)ワイッ・・悪党退治は、楽しいな、楽しいな、
 ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲ〜♪ 次の痛快爆笑の記事へ続きます。
 でも、この時は、のびた親分は、どういう形で、捕まったのか・・もうちょっと、面白かったです。
 交通警官と、パトカーから降りてきた警官たちが、石段を降りて、親分を取り囲んだとき、
 救急隊員のほうは、まだ子供用の担架を取り出してたので、
 私、「それじゃあないよ、大人用だよ。」
 慌てて取替えさせて、石段を駆り降りて担架を運ばせました。

 交通警官が手錠を取り出して、刑事に「逮捕して宜しいでしょうか。」
 刑事「ちょっと待て、罪状が問題だ。」
 警官「刑事殿、銃刀法での逮捕は、可能でしょうか。」
 刑事それかだな、国会で通過して(昭和33年3月10日法律第6号)施行さればの話だが、
 まだそれ以前(約1年半前)の段階で、使えんのだ。残念無念!」
 警官「ならば、とりあえず、酔っ払いで、署へ連行しますか。」 
 刑事「ならん、こんな悪党は、そんな微罪ではダメだ
 留置場を一晩で出て来て、何をしでかすかワカラン!」
 
 私「それに、酔っ払ってなかったもんね。足元がちゃんとしっかりしてたよ〜。」
 交通警官「それは事実です。私も足取りがしっかりしてるのは確認してます。」
 刑事「ならば、なお更に、もっとしっかりした罪名で、書類送検させて、
 お灸をすえんといかんのだ。」
 そこへ、フンドシを奪われた若者夫妻がやって来て
 「刑事さん、協力しますから。こいつを逮捕してください。」 
 刑事「罪名は何だ。」、 若者「フンドシ泥棒です。」
 刑事「なんだと、動かぬ証拠は、示せるのか。」
 若者「私も日本男子です、自分の持ち物には、戦中の頃より、きちんと氏名を記してあります。
 その者のフンドシを、ご確認ください、私の氏名が書かれている筈です。」
 警官「確かに、氏名が記されています。この氏名は、お前であることに相違ないな。」
 若者「相違ございません。」
 刑事「よーし、これで、動かぬ証拠が挙がった。観衆の誰か、フンドシ泥棒の目撃者はおらぬか。
 裁判で証人として、協力して貰えると、この悪党を、今度こそ懲らしめることが出来るのだが・・。」
 
 観衆の中から、「よし、ワシがなろう。この若者の勇気に感動した、
 町のダニ退治だ、他のみんなも、一緒に観ていたのだから、協力してくれないか。」
 「よし、俺も一肌脱ごう。」、「私もなります」(女性の声)
 ・・こうして、次々と、10人ほどが名乗り出て、親分は逮捕されることになった。
 
 刑事が、気絶してる親分に喝を入れて 息をふき返させるコツを、私も学習できた。(笑)
 親分が目を覚まし「あっ旦那、何か御用ですか、何も悪いことは、しちゃいませんぜ。」
 刑事「動かぬ証拠があるのだ。」 
 親分「そんなものは、ありゃしません、一体どこに・・」
 刑事「バカモノ、お前の締めてるフンドシを、良く観ろ、それがお前の名か!」
 親分「あー、あっしとしたことが、シマッタ、一生の不覚だ・・」
 私「オヤビーン、当たりだよ〜♪、フンドシ泥棒で、明日の朝刊に載るんだよ〜♪」
 「いっぱい大勢の人達に、観てもらおうっと!」
 親分「俺様としたことが、情けねぇ!小僧、テメェのお陰だ、こんな恥さらしの罪名で、捕まるとは
 ヤクザの恥晒しだ、なんという無様な悪夢か〜!」
 「小僧、今度出遭ったら、八つ裂きにしても、あきたらねぇ・・斬り刻んでやるからな、覚えとけ!」
 
 救急隊員の担架で、救急車に乗せられるときに、
 私「オヤビーン、あまりカッカッと興奮すると、救急車の中で茹でダコ坊主になっちゃうよ。!」
 「そんなの不味くて誰も喰えねぇっ、三途の川を茹でダコ姿で渡るんだ、おおとおいで、
 バイバ〜イ!!」
 親分「バカヤロー、まだ死ねねぇ、必ず舞い戻るから、首を洗って待ってろ!」
 私「んじゃー、楽しんで、待ってるね!!」
 こうして、救急車は走り去ったので、
 私は、花火大会の最後の、仕掛け花火を眺めなから、
 桟橋横の舟着き場へ向かった。
 
 船頭の兄ちゃんが、待っててくれてたのだ。
 船頭「今の騒ぎは、やっぱりお前だったのか。」
 私「ちょいと、悪党退治しちゃった。」 
 船頭「お前らしいや〜!(大笑)」
 私「シジミは、良く売れのかな!」 
 船頭「おお、良く売れたよ。朝方、お前と一緒に採ったのが、全部、売れたぞ!」
 「でも、お前んとこの分、ちゃんと、二袋残してあるからな!」
 一袋は育ての親宅の分、一袋は世話になってるお宅の分でした。
 私「ありがとう、これで、美味い、味噌汁にありつける。じゃ、お礼に後ろの竿を担当するよ。」
 ・・こうして、川に沿って、上流へ2キロほど、二人して舟を漕いで、シジミを届けて、
 騒動のことは一切喋らず、(翌日の新聞観れば、バレることなので・・)
この日は静かに終わりました。
 (この親分とは、第二ラウンドが→年末の大晦日に発生、爆笑痛快流の悪党退治へ続きます
小学2年の夏休み中に、実に母親と出会う、機会が訪れました。
れまでは、親元で育っていなかったからでした。
それまでは、育ての親と親戚一家丸ごとにヤクザに潰されて、
永遠の悲しい別れを強いられてました。
無論、妖怪小僧だから、気を取り直して怒り爆発し、夏休み中の、花火大会の晩に、
痛烈なあだ討ちを決行!でした。
花火大会の最中に
 「玉屋、鍵屋・・いよーっ」と、大勢の見物客と共に、
 大観衆の中で掛け声を発してた親分の背後に、花火の音に紛れて、
 何気ない顔して、こっそり忍び寄って、
 ネズミ花火と、爆弾花火2個に点火して、親分の越中フンドシの中に突っ込んだのでした。

 素早く、5mほど逃走して、振り返りました〜〜〜〜〜(/ ̄▽)/
 
 親分は背中に、日本刀の長刀を身に着けてた、剣豪の末裔の使い手でした。
 しかしこの時は、親分が異変を感じて、私の方を振り向いた時には、
 既に手遅れで、越中フンドシの中で、ネズミ花火が既に、激しく発火して、
 アッチッチ、アチアチ・・・の連発で、必死の形相が精一杯で、
 火消しに躍起で、猫踊りをし始めたのでした。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
 
 私は、周囲の花火見物の観衆に向かって、「みなさ〜ん、この親分を観てくださーい。
 自分のタバコの火で、フンドシを火事にしちゃってますよ・・じゃんじゃん燃え出してま〜す。」
 ネズミ花火は、煙がもくもくなので、私の呼びかけで、一斉に親分のほうを注目した観衆は、
 大声で笑い出した。
 「なんと、空の花火より、こっちの方がずっと面白れぇぞ!」
 皆で、笑い出した瞬間に、ドッカーン、ドッカーンと、爆弾花火が炸裂!
 私は大声で「イョーッ、玉屋、鍵屋、尻から火を噴いて、親分飛んでけ〜!!」
 親分は、「ギャーッ、前をどいてくれ、どいてくれ」と叫んで、血相変えて海の中へ、
 親分のお尻から、炎を噴きながら、湘南海岸の江ノ島の海へ飛び込んで行きました!
 
 私の傍にいた、20代の若者は、親分に苛められてた1人でしたので、
 「信じられねェ、あの悪党の親分が、こんな惨めな姿になるだなんて、
 一生に一度しか観られない愉快な光景に出遭えて、ざまあみろ、バチ当たりメが・・」と、
 歓喜してました!
 私は、更に親分のほうへ近づいて、
 「オヤビーン、ハゲチャビーン、違った、タコ坊主の親分、死んでるかぁ〜、
 まだ生きてるかぁ〜」
 親分、海の中から「バカヤロー、ちゃんと生きてら〜
 テメェ、そこを逃げるなよ、生かしておかねぇ」
 私、「親分〜アダ名は、海坊主だっのか。すっかり忘れてた、失礼でごさんす〜」
 「おーい、その尻の丸焼けのままで、赤っ恥さらして、ここまでこれるなら、
 鬼さん、こちら・・手の鳴るほうへ、ここまでおいで・・!」
 親分は、海の中で、お尻の火傷を少し冷やしてから、右手で、背中の日本刀を抜きました。
 浜辺に立っている私との距離は、30メートルほど離れていました。
 
 私に向かって、前進してきたが、私は、逃げず、10mほどになるまで、
 仁王立ちして様子を見ていました。
 親分は、浜辺から10mほど前進してきて、真横に振り返ったその瞬間に長刀が光りました。
 傍で見物してた、見物人の若者夫婦の男性の首筋に、
 日本刀がピタリと、首の皮一つの差で、当てられていたのでした。
 相当な使い手でなければ出来ない、瞬間の技でした。

 親分「おい若造、テメェのフンドシ寄こせ、嫌なら首から血が流れるまでのことよ」と脅しました。
 私は、フンドシ泥棒には、思わず、笑ってしまったけど、親分の剣豪の腕は、
 手下衆の首だろうが、気に食わないと瞬時に斬りつけて、血が噴き出す光景は、
 何度も観てたので、相変わらずの凄腕だなぁと・・ちょいと感心してました。

 ・・でも、それが怖いようじゃ、妖怪小僧は、全く勤まりません!
 若者は、凍りつきながら、恐る恐る、自分のフンドシを外して、親分に手渡しました。
 親分「なにも、タダで、奪おうってぇんじゃあない、
 テメェには、この俺様のフンドシをくれてやる、ありがたく受け取れ!」
 チリチリに黒焦げ状態の、タダの紐に成り果てた自分のフンドシを、若者に手渡しました。

 そして一旦、海の中へ引き返して、海の中で、若者から奪ったフンドシを洗濯して、
 固く絞ってから、それを身に付けました。
 当然、次は、私を目掛けて、一気に前進して来ることになります。

 私は素早く、人ごみに紛れて、50メートルほど離れた、江ノ島の桟橋の上を目指して
 階段を駆け上がって、そこにいた交通警官の真横に避難しました。
 交通警官は、「お前、どこも怪我ないか。」
 私、「どこも怪我してないよ、大丈夫だよ。」
 交通警官、「あの大悪党には、気をつけろ、何回逮捕されても、
 直ぐに証拠不十分の扱いになって。舞い戻ってきては、お礼参りを繰り返すから、
 始末に終えない大悪党なんだ。」
 「俺たちの新米警官じゃ、すりこぎみたいな短い警棒だけでは、
 あの日本刀の使い手相手には、どうにも歯が立たない。
 こっちへ来たら、急いで逃げろ。」

 その話を聞いてる間に、親分は、人違いの別の男の子を、見つけてしまいました。
 その男の子も、花火を手に握っていたので、花火大会の晩の暗闇では、見分けが着かず、
 親分は、大声で「テメェ、そこに隠れてやがったな、ぶっ殺す」と、刀を振り回して、
 男の子に近づこうとしました。

 私は大声で、「オヤビーン、こっちだ、その子は別人だよー、
 オヤビンのボケナス、トンマのメッカチ
 どこに目をつけてるのかぁ〜、唐変木のロンパリ野郎!」
  (ロンドン、パリほど、勘違いがヒドイ野郎のこと)
 と最大級に大声で、人違いを気付かせる為に、ののしりました!

 親分が、私に気付いて「テメェ、そこに逃げてたのか、逃げ足が速いこの野郎、
 絶対逃げるなよ。八つ裂きにしてくれる!」と、猛ダッシュして来ました。
  交通警官、「おい、早く逃げろ!」
 私、「大丈夫、逃げなくても平気だよ、それより、急いで懐中電灯を貸してよ。
 それさえあれば、親分を、止められるからさ。」
 懐中電灯を借りて、親分の足元を照らしました。

 私「親分、そこから先のこっちは、ガラスの破片の山だよ、足元を観てごらん!」
 親分は、ハッとして、立ち止まった。
 私「親分、知っての通り、そこから先は、昨日、親分が手下衆を動員して、浜辺のガラス片と、
  ビン蓋や、鉄くクズを拾い集めさせて、一箇所に捨てさせたゴミの収集場所だよ。」

 「おいらの方は靴をはいてるから、平気だったけど、親分は素足でここへ立ち入っちゃった!」
 「この米軍製の払い下げの強力ライトの懐中電灯の威力は、凄いから、
 一面にキラキラしてるのが、観えるだろ。」
 
 親分「おお、凄く観えらぁ!」
 私「今のところ、足に怪我はないか!」
 親分「お前のお陰で、怪我しねぇで済んでる。」
 私「ならば、このライトで、安全地帯の階段のところまで誘導するから、注意して、
  踏まないように右左を見て、ゆっくり前進してよ。」
 こうして、ガラス片の位地を「右斜め前方に注意、左にもあるから、注意してよ」と、
 声で指示し続けて、悪党の親分を、安全地帯の石段のところまで、親切に誘導しました。
 
 親分が石段のところに辿り着いて、大声で見物客達に向かって叫びました。
 「皆の衆、ヤクザの悪党の俺様にだって、人様が受けた恩義には、
 礼を言うぐらいの三分の魂は持ってらぁ!」
 「だかなぁ、小僧、耳の穴をかっぼじって良く訊いてけよ。お前は一生涯で、
 決して間違えちゃならねぇ、命取りを犯したのだ!」
 「それがなんだか、冥土の土産に教えてやろう。それはだなぁ、
 ヤクザには一切情けは、無用の長物だってことなのさ!」 
 「皆の衆、小僧の傍から急いで離れろ、この俺様の長刀の巻き添えを食らうぞ、
 一切、何が起きても責任もたねぇ、小僧、覚悟しろ。」
 
 私「悪党の親分も、たまには、まともな事も言うもんだ!」と、まだのんきに構えてました。
 親分は、石段の真正面の私のところへ来ようとして、駆け上がって来ました!
 交通警官、「みんな、危ない、いそいで逃げろ!」
 
 でも私は、全然、逃げない、小学一年生の妖怪小増でした♪
 親分が、駆け上がってきて、石段の半ばを過ぎた時に、素早く、左側に回り込みました。

 私「オヤビーン、ちょっと頭冷やしてあげるね。」と、小便を顔に向かって、目と口を狙って
 集中攻撃開始!〜〜〜〜〜(/ ̄▽)/
 親分、闇夜の暗さで目口に小便食らったら、気持ち悪さで、「うわっ」と身震いして、
 闇雲に長刀を振り回したものの、
 私の方は高い位置に陣取って、大理石の手摺りが邪魔するのを計算ずくで、
 長方を振り回されても、ちゃんと当たらない位置に陣取って、
 先刻、親分を丁寧に誘導してる間に、時間稼ぎしながら計算ずくの、小便攻撃だったのです。

 だから私は、「海坊主のオヤビーン、じゃんじゃん飲みネェ、遠慮はいらないよ。」
 親分「バ、バカヤロー、誰がこんなもの飲めるかぁ!」
 私「ああ、口を開けて喋ったら、全部入っちゃった・・好きだねぇ・・もっと飲むかい。」
 親分、「バカヤロー!!」で、また口に入ってしまい、泡食って、たまりかねて、
 石段から下の砂浜に飛び降りたのです。
 ズシーン、・・鈍い音が響いて、静寂になりました。
 
 私「交通警官へ向かって、もう片付いたから、心配ないよ、戻ってきて大丈夫!」
 交通警官と観衆は、直ぐに駆け寄ってきました。
 交通警官、「大丈夫か」
 私「のびちゃってるのは、親分のほうだから、懐中電灯で照らして見てよ!」
 直ぐに懐中電灯で、照らしてもらったら、なんと・・
 親分が昨日、手下衆の手で運んで来させてた、
 浜辺に打ち上げられて海水に浸ってた、松の倒木の、丸太の真上に飛び降りて
 足を滑らせて、腰と頭を、砂浜で、上半身を強打する形で、
 二本足のほうを、松の丸太に寄りかからせて、両足を上げて、大股開きの格好で、
 ぶっ倒れて気絶してたのでした。
 そこへパトカーと救急車が、駆けつけて来て、
 地元署のベテラン刑事が、私のところに駆けつけて来て、
 刑事「お前だったのか、署に子供が危ないと、電話が入って、いそいで駆けつけてきたのだが、
 お前だったとは、で・・相手は、どこに居るのだ。」
 私「石段の下の、砂浜のところで、綺麗に伸びちゃってるよ、急いで下へ降りてよ。」
 刑事「なんと、あの大悪党のほうが、伸びているとは!」
 「お前にやられて、泡くった、その時の顔が観たかったな〜!」゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
 
 この刑事とは、これ以降、毎年何回も、妖怪小僧と刑事とで、コンビを組んで、
 爆笑痛快流で、荒くれヤクザ達、元兵隊達の押し込み強盗、窃盗団、葬儀強盗などの、
 日本全国を荒らしまわってた指名手配犯たちを、次々と退治して行くことになりました。
                       (→次の記事に続く
 

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