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オスロ空港に降り立つと外の寒さが感じられる様な小雨。ガーデエモン空港は最近出来た超モダンな建築でガラス張りです。スペインと比べると整理、整頓、清潔だ。自動販売機もエレベータも最新式。やはりお金持ちの国は違う。でもお金で買えない人の暖かさ、食べ物の豊富さ、生活を楽しむ人々の暮らし、そして太陽。これはない。スペインはお金がなくとも楽しいんです。少々床が汚くともいいんです。明日は明日の風が吹く。アスタ・マニャーナ(??Hasta ma??ana!)スペインの挨拶で「またね」、字義的には「また明日(までにはたぶんやるよ)」のお国柄。せかせかしていない。やはり自分たちには南欧が性に合っているのかもしれません。というか周りはみんなそう思っているか。でもだからこそ今の北欧の生活が貴重なんです。それに子供たちにとってノルウェーは天国に一番近い国。両親が働いていてもたいてい午後5時には家に帰ってくる。何せ国是が「イコール」男女平等の国ですから、男だって家事はもちろん子守りだってするし育休だって必ず取る。女性だって閣僚(2007年には18ポストのうち10ポスト、初めて閣僚の過半数が女性になった)になるし会社の重役(株式会社の役員会談所構成比が40%以上にする事が法律により定められている)にもなる。オスロの街を昼間歩くとストローラーに赤ちゃんを乗せている男性に少なくとも1ダースはすぐに出会います。東京では?半日歩き回っても1人も見いだせないでしょ?自然環境も素晴らしい。首都オスロでさえ市内から車で15分もしくは電車でスキーにいけるし、ちょっと車で郊外に行くと森がある。そもそも街全体がここが首都?と思うぐらい緑がいっぱい。海があって山がある。冬は長く厳しいけれど家は暖かいし、ちゃんとした装備をすれば外も寒くない。夏は日が長く柔らかな日差しが心地よい。日が照っているとどこでもひなたぼっこするオスロ人。皆恍惚とした表情です。そんな街にある保育園で元気に毎日泥だらけになって遊ぶW君と花ちゃん。東京でもマドリッドでもこうは行きません。 それにしても子供たちは今回の旅行、とっても良い子でした。泊まりがけで飛行機に乗る海外旅行は初めて(もう一回は日本からオスロに赴任した時)だったのに、花ちゃんもなんとか耐えました。W君の旅行一番の出来事はサラマンカのカジェ(道ばた)でお友達になったアリシアとディエゴと遊んだ事だって。でも今回は6才のディエゴが操るフットボールに全く触れもしなかったよね。さすがスペイン人男子。自分達は10年間溜まっていた澱が綺麗に流された様な心持ち。だって音信不通で会えなかった友人の消息が分かったし、ほとんど会うか電話で話しが出来た。心残りだったおいしい料理もカスティージャ・イ・レオン州に限ってはとりあえず満足。M、自分とも共通した一番の食事はやっぱりロレンソのチュレトン。 怪我も事故も病気もなく、天気も恵まれて、いい旅行でした。もし次ぎにスペインに行くとしたらバスク地方とバルセロナで決定(でもいつ行くかは全く未定)。(2010年5月9日了)
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海外生活5ーーーーーーーー旅行編
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日々の生活から抜け出して、海外に旅行に行こう!
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今日の一日は午前中はウィンドーショッピングで午後は美術館にいこう。でも結構疲れがたまっていたのか朝起きるともう10時過ぎでした。近くのサンドイッチ屋さんロディージャ(Rodilla)スペイン語の意味は「肘」、変な名前、で朝食。10年前初めてこのチェーン店のファストフードに入ったときはそのおいしさに衝撃を受けました。だってサンドイッチと言えばバルで頼むあの固いパンにスペインオムレツもしくは生ハムが挟まっただけの固いサンドイッチ、ボカディージョ(Bocadillo)しかなく、スペイン人にとってアレは日本人のおにぎりなんだろうけど、日本人にあのぼそぼそ、もさもさのパンは辛かった。そこに出てきたロディージャのサンドイッチはそれと打って変わって、耳なし食パン、しっとり、10種類以上あるペースト状の具が挟まってて、食べても口の中がぱさぱさにならず麗しかった。ま、ボカディージョも材料、特にパンを吟味して作るととっても美味しいのですが。サンドイッチ6切れ(食パン6枚分)、カフェ・ソロ2杯、生オレンジジュース2杯、全部で13ユーロ。オスロの相場と比べると夢の様な値段。 その後はゴヤ通りとセラーノ通りのお店を見て回り、Mはカンペール(Camper)で靴を1足新調。他に欲しいものはあまりなかった。 そのまま歩いてティッセン美術館へ。花ちゃんが美術鑑賞に飽きちゃって、展示室で音が反響するのが面白いのか大声ででたらめ歌を歌いだす。ゆっくり鑑賞はもちろん出来ず、そそくさと出る。近くの日本料理店、銀座で昼食。オスロにもこのレベルの日本食屋さんがあれば良いのに。 値段はまあまあだけど味とレベルは日本と変わらず。Mは鮨定食、自分は松花堂弁当、W君はざるそば1人前をぺろり。花ちゃんはMの鮨ネタだけ半分以上ぺろり。Mにはシャリしか残らなかったよ。 観光客でにぎわうソル地区も今はなんかちょっと寂れた雰囲気。デパートのエル・コルテ・イングレスも品揃えが日本のしがない百貨店みたい。ちょっとがっかりしてグラン・ビアからタクシーに乗ってホテルに帰りました。夜は今日のメインイベント、マドリッド在住の日本人旦那とスペイン人妻のナイスな友人夫婦NさんAさん達と5年ぶりに食事。久しぶりに食べる韓国料理で韓国焼酎、眞露のロックが驚くほど進みます。自分は焼酎は飲みませんが韓国料理に合わせる眞露だけは別。4人で500ccの瓶を6本開けたところでお開き。話しも弾んで12時を回って眠いだろうに、W君はとっても大人しく花ちゃんはAさんにだっこされてうっとり。とってもいい子でした。 Mは次の日どうやって帰ってきたか覚えていないんだって。当然、もうそろそろ飲むの止めておいた方が良いよ、と言う自分の忠告も覚えていないよね。(2010年5月8日了)
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レンタカーでマドリッドに移動しゴヤ通りのVincci Somaホテルにチェックイン、荷物とみんなを置いてレンタカーを返しに行きます。市内では車は不便。ホテルに泊めておくだけで1泊20ユーロかかるし、どこに行くときも駐車場の心配をしなければなりません。プラサ・デ・エスパーニャ(Plaza de Espa??a)にあるオフィスに返却し帰りは地下鉄。10年ぶりに乗った地下鉄は路線も増えてるし、ちょっとだけ近代的になったかも。そういえば昔のホームにはさりげなく分と秒の表示があり、オオ次来る電車1分30秒後に来るのか、と勝手に思っていたら、なんと時間は増えていくではありませんか。ははあ、前の列車が出てってからの時間を表示しているのね。グラシアス。なんとスペインっぽい。でも今回ホームにある時間表示を見たら、ちゃんと時間が減ってました。すごい進歩だ。 夜はサラマンカ時代に友人だったインドネシア人の女の子?Iさんと食事の約束をしています。今はもう9年もマドリッド在住。自分と同じ語学学校に通っていたことがあり、なぜかMと意気投合して仲が良かったのです。でもこの6、7年は音信不通でした。ところがスペイン旅行に出発する数日前、Mの職場に彼女から電話があったそうです。インターネットで検索したらMの名前とある新聞記事が出てたそうな。そこからオスロにある企業に電話して、Mを探し当てたんだって。でもなんでスペインに旅行するって分かったの?偶然、いや必然の再会です。ホテルまで迎えにきてくれたIさんは10年前とは打って変わりかなりふくよかになってました。Mが指摘するとだって私ももう40だもの、だって。え、もっと若いと思ってた。自分とあまり変わらないんだね。ホテルで教えてもらったバル・レストラン、マリスケリア・エル・バリル(Marisquer??a El Barril)魚介類レストラン・樽はとっても美味しかった。 新鮮なアルメハス(Almejas)蛤はなんと生で、スカンピに似たエビ、シガーラ(Cigala)はア・ラ・プランチャ(A la plancha)鉄板焼きで。 もちろんワインは白、大好きなガリシア地方の2本。お店は綺麗だし、店員はみな気さくで親切、子供にも寛容だし、言う事なしと思ったけどお勘定がチョト高かったです。地元の人なら怒りだす様な金額だと思うけど、美味しかったし、サービスも過不足無く良かったし、Iさんと昔話も出来たし、まあ良いか。 でもスペインで量り売りの魚介類、特に貝類と甲殻類はレストランでは要注意ですよ。ちゃんと値段を確認しなきゃね。反省。(2010年5月6日了)
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夜は夜でJおじさんと待ち合わせです。12年前サラマンカに住んでいたとき、彼にいろんなところに連れて行ってもらいました。今でも忘れられないのはサクランボの収穫。店で売るサクランボを摘みに行くから一緒に来ないかと誘われ、車で30分ほどの彼の生まれた村にある彼の畑に行きました。山の南側の斜面にちょっとだけ平らな場所があり、車1台通れる道の右側がサクランボ畑。畑と言っても木が6本あるだけですが6月のサクランボの木はこれでもかと言うぐらい真っ赤なつぶがたわわに実ってる。3人でせっせと摘み始めましたが2人かかってもJさんの収穫スピードに追いつかない。1時間後自分たち2人掛かりでたった2箱、Jさんは6箱収穫。この作業を普段は一人で、いつもはこんなに時間をかけずに片付けてしまうそうです。今回自分たちは足を引っ張っていただけって訳ね。お昼ご飯に持ってきたおにぎりを見て海苔を見るのが初めてだったJさんは気持ち悪がって手をつけませんでした。でも日本のお弁当おかずの定番、鶏唐揚げと卵焼きはうまいって。結局自分たちが取った宝石の様なサクランボ2箱は持って行け、と何度断っても聞かず、持て余した自分たちは箱を抱えたまま行きつけのバルへ。いつもの仲間とサクランボをたらふく食べてもう1年分食べた心持ちになったっけ。 そう思いつつ夜10時に待ち合わせの彼の店へ。誰もいません。スペイン人って約束の時間プラス30分から1時間遅れてくる事がまあ普通なので驚かないけど、そろそろ子供達にご飯食べさせないとね。彼の店先を見通せる路上のテラス席がある観光客用レストランでとりあえずの食事を頼み、彼を待ちます。一通り子供たちが食べ終わって10時40分ぐらいになってやっと彼のお父さんんが店前に現れました。駆け寄ってJさんはと訊ねると、村で仕事してて遅くなった彼は今すぐ来るって。間もなく到着したJさんに連れられて行ったのは彼のセカンドハウス。店のすぐ目の前のピソ最上階にあります。いつもは彼のお父さんが住む近所のピソに一緒に暮らしているのだけれど、友人や「女友達」が来た時にこのピソを使うんだそうな。女ッ気がないと思っていたJ氏もやっぱり気の多いスペイン人なんだなあ。 彼のうちでご馳走になったのは生ハムとサラミ、サラマンカのパン。飲み物はビール、コーラ、ファンタ。デザートにお店から持ってきたと思われるメロン。これで夕食はおしまい。質素。いやお客さん用にハモン(生ハム)を特別に切ったのかもしれない。とても美味しい、たぶんギフエロ産でしょう。花ちゃんは元々生ハム好きだし、W君はサラミが大好物。Jおじさんにもなぜかとってもなついていて、見知らぬ場所なのにリラックスしています。 夜も12時。帰り際のお土産に彼お手製のサクランボのアグアルディエンテ漬けを2瓶もらいました。3年ものだって。今度会うときは八百屋さんを引退してるかな。(2010年5月5日了)
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そういえば八百屋のJおじさんは生きているかなあ。良く通ったルア・マジョール(Rua Mayor)マジョール通りにある八百屋さんは、自分たちが慕っていたJおじさん(年齢不詳、独身)とそのお父さん(おそらく80才代だった)が経営する、間口が半間、奥行き5メートルの小さなお店。お店はまだあるのだろうか。Jさんは結婚しただろうか。お父さんは?期待と不安を旨に、いつも通っていたカテドラル横の小道を上り、プラサ・マジョールまで続く歩行者天国の道に出ました。ありました。中を覗くとお客さんの陰に隠れて小柄なJおじさんはちらっとしか見えません。でも全然変わっていない!なんと彼のお父さんも向かいの噴水の周りでひなたぼっこしている。二人とも10年経つのに年を取ったように見えないよ。この人たちは年を取らないの。お客さんがはけると声をかけます。オンブレ!(??Hombre!)文字通りに取ると[男]と言う意味なのですが、スペインでは驚いた時などに思わず口に出ます。子供たちを紹介してから、全然変わってないねーと半ば褒めると、彼も来年65才でそろそろ引退しようかと考えているらしい。彼のお父さんはなんと御年91才。そうだったんだ。見かけよりずっと年だった、と言うか年齢不詳。彼は明日の午後、村に一緒に行こうと誘ってくれたけど、明日はマドリッドに戻るから行かれない。残念。その代わり今夜一緒に飲もうと言うので夜10時に待ち合わせしました。 その足で再びロレンソの店へ。もう彼がパエリアの準備をしています。とっても大きなパエジェラ(Paellera)パエリア鍋。今日は彼の友人も集まって店のみんなと一緒にお昼ご飯。ワインはこれを開けるぞとローレンが持ってきたのは6リットルの大瓶(マチュザレム)。普通のボトル8本分です。こんなに飲むの?彼は10年ぶりに再開した自分たちのために開ける事自体が嬉しいようです。 嬉々とした様子でテイスティング。一瞬渋い顔をして「うまいんじゃない、最高にうまいんだ!」なんて叫んで、集まった全員で盛り上がります。出来上がったパエリアも最高のうまさ。 夕方から午後8時までロレンソの休み時間を利用して彼の自宅にお邪魔しました。どうしても孫の顔を見せたかったみたい。1才のかわいい女の子。10年経って彼もおじいさんになったのね。(2010年5月4日了)
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