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社会科教師の目から見た 世の中 ってこんなかんじ

社会科ひっかかり

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 うちの塾で使っている中学受験用のテキストは,四谷大塚の「予習シリーズ」です。半期で1冊2000円程度と,決して安くはないのですが,非常に良くまとまっているのと,特に社会の場合は最近の流れ(統計データや時事問題,歴史の研究成果など)をいち早く繁栄しているので,参考書としては使いやすいテキストだと感じています。

 すでに中学受験を担当するようになって5年が過ぎようとしていますが,未だにきちんと理解しないまま,テキストに載っていることをなんとなく覚えさせてしまっている,塾講師としてはお恥ずかしい箇所が,まだ結構残されていて,その一つが,今回取り上げた「底引き網」と「トロール漁」なのです。

 「予習シリーズ」では,この二つは区別されていて,
 「底引きあみ」…海底にいるかれいなどをとります
 「トロール漁業」…一隻の船で底引きあみを引いて,魚をとります
 と説明されています。

 この説明を読むと,二隻の船で引くのが「底引きあみ漁」で,一隻の船で引くのが「トロール漁」のように受け取れます。本当にそうなんでしょうか?

 これをwebで一通り調べてみると,そんなに単純なものではなさそうでした。

 特に,トロール漁については,このページによると,

底びき網は大きく分けると、大型船により行われる遠洋底びき網、日本近海で行われる沖合底びき網、ごく沿岸で小型漁船により行われる小型底びき網に分類されます。同じ底びき網でも、規模により操業形態は大きく異なります。

遠洋底びき網 北方トロール、転換トロール、北転船、南方トロール、えびトロール、以西底びき網
沖合底びき網 1そうびき、2そうびき
小型底びき網 15トン未満の漁船による

ということで,「底引き網」という大きなカテゴリーの中に「トロール漁」という漁法が含まれているようです。

 そう考えると,「予習シリーズ」の分類の仕方は,やや不正確なのではないかという気がします。

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底曳網
水底に接着して使用する引寄網又は引廻網をいいます。

トロール漁業
スクリューを備える船舶により、オッターボード、ビーム等の拡網装置を使用して営む漁業をいいます。

沖合底曳網漁業
総トン数15トン以上の動力漁船により底曳網を使用して行う漁業であって北緯25度の線以北、次にあげる線からなる線以東、東経153度の線以西の太平洋の海域で操業するものをいう。
1.北緯33度9分15秒以北の東経128度の線
2.北緯33度9分15秒、東経128度の点から北緯33度9分15秒東経128度30秒の点に至る直線
3.北緯33度9分15秒以南の東経128度30分の線

遠洋底曳網漁業
総トン数15トン以上の動力船により底曳網を使用して行う漁業であって、北緯10度の線以北、次にあげる線からなる線以西の太平洋の海域以外の海域で操業するものをいう。(母船式底曳網漁業を除く)
1.北緯25度以北の東経153度の線
2.北緯25度東経153度の点から北緯25度東経121度の点に至る直線
3.北緯25度以南の東経121度の線

2008/3/28(金) 午後 0:55 [ KONちゃん! ]

詳しい解説ありがとうございます! もしかして、漁業関係の方ですか?

2008/4/3(木) 午後 10:38 [ 用心棒 ]


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